なぜaWWカンファレンスは平日・有料なのか
今年は頑張ってもう少しaWWでもBlogを書こうと・・・年始に決めて間も無く3週間。Forbesのコラムも頑張るのでぜひお付き合いください。
さて、2月15日の第2回目のカンファレンスまであと1ヶ月。去年よりは決まっていることが多いのですが、まだまだ調整が必要なところも多く、気が抜けない1ヶ月になりそうです。
昨年カンファレンスが終わって、こんなBlogを書きました。
その中でカンファレンスについてこだわった点を3点書きました。
- 単なる情報共有の場にしない
- ちゃんと行動につなげる
- 新しい取り組みを入れる
(よく考えたら1つめはどちらかと言うと“情報収集”かなと思いますが)
今年もこの3つのこだわりを持ってカンファレンスの設計をしています。今種明かししたら面白くないかなーと思いつつ、「先に言ってよ!」と言う声もあるので今年は先に書きたいと思いますが、今日は別のお話。
なぜaWWカンファレンスは「有料」そして「平日開催」なのか、と言うことです。
この数年間で働き方に関するカンファレンスやイベント(ざっくり300人以上規模をカンファレンス、それ以下をイベントと分けて考えています)は劇的に増えたなと思います。私たちのような団体が主催するのも、企業やメディアが主催するもの、そして個人が主催するものもあります。
ただ、特にカンファレンスの多くが無料で実施されるものが多いのです。とても豪華な、海外ゲストもいらっしゃるようなカンファレンスが無料で参加できるって、結構と言うか本当にすごいことなんですよ。
なので、事前登録者もとても多く、カンファレンスによっては事前予約があっという間に埋まり聞きたいセッションが聞けないと言うことも。しかし、一方でよくお聞きするのが「当日は空席が目立った」と言うお話。
そう、登録だけして「やっぱり行けなかった」と言う方が多いそうなんです。急な外せない仕事が入って、でも大規模なカンファレンスで無料だと「ま、みんな行くからいいか」となってしまうんです。
かたや海外のカンファレンス。行ったことがある方はその値段の高さ、そして当日の参加者の熱意にびっくりされた方も多いのでは。ま、それが当たり前なんですけれど。
例えば日本でもすっかりお馴染みになった「働きがいのある会社ランキング」を主催しているGreat Place to Work® Institutは、毎年カンファレンスを実施していますが、そのチケットは3日間ですが2,195ドル(本日1/16のレートで換算すると243,000円)になります。
世界中から多くの人が参加し、そして様々な登壇者が話すセッションを聞き、何よりネットワーキングが盛んに行われるのが海外のカンファレンス。
もちろん言語の壁や、文化の違いもあります。でも、そのかけた金額分しっかり学び、コネクションを作り、自分が今立ち向かっている課題解決のヒントを一つでも多く得て帰ろうと言う姿勢は、日本だろうが世界だろうが変わらないはずです。
私が「カンファレンスをやりたい」とat Will Work 設立の時に話していた時、同時に世界各地で行われているようなカンファレンスを作りたい、とも話していました。
aWWカンファレンスのチケットは1日だけですが、今年は2万円です。高いね、ともよく言われます。もっとスポンサーを募って参加者は参加しやすい価格にすればいいじゃない、とも言われます。もしもっとスポンサードしていただけるなら、その分カンファレンスの中身に費やしたいと思っています。
参加いただく皆さんには、「働き方改革に取り組まれている」方々。どうやって自分の会社の、組織の、個々人の働き方の改善に取り組むのか、単に成功事例を真似するのではなく、背景や哲学から学び、自分ならどうするかを考えてもらう・・そんな場に私たちのカンファレンスはしたいと思っています。
なので、「仕事として」「社費」で来てください、とお伝えするようにしています。そのための「平日開催」そして「金額設定」になっています。海外のカンファレンスだと、最近は「なぜこのカンファレンスに参加すべきか」と言う説明のところに「上司に説明するための資料」が用意されていたりして、私たちもこう言うの用意しなきゃな・・・と思っています。あるとやっぱり便利ですかね・・?
ともかく、前回の1回目の54名の登壇者に続き、なんと今年も54名の登壇者になる見込みです。前回セミナーステージにご登壇いただいた6名、理事2名を除くと46名が新しい登壇者。本当に皆様、ありがとうございます!!まだサイトにアップできていないすごい登壇者もいらっしゃるので、お楽しみに!(準備急ぎます・・)
たくさんの方のご参加をお待ちしています!