Make Magic Moment

藤本あゆみ(Ayumi Fujimoto)
at Will Work
Published in
3 min readMay 18, 2017

日本に帰る機内で「LION」という映画を見ました。

2016年オーストラリアで製作された映画です。無人の電車で寝てしまって遠く親元から離れてしまって、タスマニアの夫婦に養子として育てられた少年が、25年経ってGoogle Earthを使って家族を探し出す、という映画でニュースなどでも見たことがある方もいるはず。

実話を元に作られた映画ですが、とても忠実に再現されています。(映画の最後でそれを実感するはず!)そして1年間に800人もの子供が失踪しているというのも衝撃でした。

この話、いつかのGoogle の社内カンファレンスで知る機会がありました。当時の合言葉は「Make Magic Moment」で、まさにこの話はそれを象徴する話でした。

当時もとても感動しましたが、改めてテクノロジーがもたらした機会と奇跡に感動しました。そしてもう一度思い出したのがこの「Make Magic Moment」です。

当時はなんだかすごいこと、世界を驚かすこと、それがMomentだと思っていたのですが、改めて考えるとそこには”凄いこと”は必要なくて、その人にとって素晴らしいことであれば、それはMagic Moment になり得るということ。

今回のシリコンバレーの合宿で、再び直面した言葉が「Doing ではなく、Being」。初めてこの言葉を聞いたのは、確か色々迷って何がしたいのかわからなくなった時に受けたコーチングセッションだったと思います。なんとなく言っていることは理解しつつも、あなたの在り方というBeingの訳がしっくりこず、自分の存在意義がさらにわからなくなったという記憶が・・。

シリコンバレーのアクセラレータープログラムで、なぜ「DoingではなくBeing」かを問われるのか、とても不思議でした。でも、「DoingはあくまでもBeingを表現するための手段、だから起業やビジネスアイディアはあくまでDoingでしかない」と言われて『あ、そういうことか』と前にはできなかった理解ができたと思います。

私のBeingをどう言葉で表すか、ちょっとまだしっくりくる言葉が見つかっていないのですが、Make Magic Momentは、私のDoingの一つだなとこの映画を観て思い出しました。多くの人がそれぞれのMagic Moment に出会う瞬間を創る。それはat Will Work かもしれないし、THEOかもしれない。もしかしたら新しいことかもしれない・・。

今回のたくさんのインプットがどう活きてくるか、とても楽しみです。

--

--

藤本あゆみ(Ayumi Fujimoto)
at Will Work

一般社団法人at Will Work 代表理事 / Plug and Play Japan Director, Marketing/Communications/ LifeWorkStyle 代表 「全ての人が働きやすい社会」創りを模索しています。