ailia SDK 1.4.0をリリース

Kazuki Kyakuno
axinc
Published in
Jun 11, 2024

STFTやCol2Imなど新たなレイヤーと、cuDNN9に対応したailia SDK 1.4.0をリリースしました。

新たなレイヤーへの対応

STFT、CenterCropPad、Col2Im、QuantizeLinear、DequantizeLinearに対応しました。これにより、音声系のモデルの対応が強化されます。

cuDNN9に対応

WindowsおよびLinux環境において、cuDNN9に対応しました。

パフォーマンスの改善

LSTMとRandomのGPU対応を行いました。また、Arm SVEへの対応の強化、モデル読み込み速度の改善、LayerNormの速度改善、入力Blobの形状変更を伴う推論の高速化を行いました。

パッケージマネージャへの対応

PythonのpipやUnity Package Managerなどのパッケージマネージャに対応し、より簡単なインストールが可能なフォルダレイアウトに変更しました。

なお、Unity Packageのフォルダ構成に変更がありますが、C APIに互換性があるため、既存のプロジェクトのPluginsフォルダのDLLを上書きすることでもailia SDK 1.4.0に更新可能です。

ailia SDK 1.4.0で新たにサポートするモデル

Reazon Speech(日本語の音声認識)

Reazon Speech 2(日本語の音声認識)

GPT-SoVITS(英語と日本語の音声合成)

ax株式会社はAIを実用化する会社として、クロスプラットフォームでGPUを使用した高速な推論を行うことができるailia SDKを開発しています。ax株式会社ではコンサルティングからモデル作成、SDKの提供、AIを利用したアプリ・システム開発、サポートまで、 AIに関するトータルソリューションを提供していますのでお気軽にお問い合わせください。

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Kazuki Kyakuno
axinc
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CTO — ax Inc. , Managing Director — AXELL