ailia SDK 1.4.0をリリース
STFTやCol2Imなど新たなレイヤーと、cuDNN9に対応したailia SDK 1.4.0をリリースしました。
新たなレイヤーへの対応
STFT、CenterCropPad、Col2Im、QuantizeLinear、DequantizeLinearに対応しました。これにより、音声系のモデルの対応が強化されます。
cuDNN9に対応
WindowsおよびLinux環境において、cuDNN9に対応しました。
パフォーマンスの改善
LSTMとRandomのGPU対応を行いました。また、Arm SVEへの対応の強化、モデル読み込み速度の改善、LayerNormの速度改善、入力Blobの形状変更を伴う推論の高速化を行いました。
パッケージマネージャへの対応
PythonのpipやUnity Package Managerなどのパッケージマネージャに対応し、より簡単なインストールが可能なフォルダレイアウトに変更しました。
なお、Unity Packageのフォルダ構成に変更がありますが、C APIに互換性があるため、既存のプロジェクトのPluginsフォルダのDLLを上書きすることでもailia SDK 1.4.0に更新可能です。
ailia SDK 1.4.0で新たにサポートするモデル
Reazon Speech(日本語の音声認識)
Reazon Speech 2(日本語の音声認識)
GPT-SoVITS(英語と日本語の音声合成)
ax株式会社はAIを実用化する会社として、クロスプラットフォームでGPUを使用した高速な推論を行うことができるailia SDKを開発しています。ax株式会社ではコンサルティングからモデル作成、SDKの提供、AIを利用したアプリ・システム開発、サポートまで、 AIに関するトータルソリューションを提供していますのでお気軽にお問い合わせください。