どこでも働けるからこそチーム作りが大事。USERGRAM開発合宿レポートin湯河原

Naoya Otani
6 min readMar 3, 2019

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こんにちは。開発チームの大谷です。

2019年は開発チーム初の試みとして、2/4~2/5に湯河原の温泉旅館で合宿をしてきました。

なぜリモートワークOKのチームが合宿をしたのか?

ソフトウェアエンジニアは、インターネットさえあればどこでも働ける職種というイメージがあると思います。それだけに、なぜわざわざ1泊2日かけて集まったのか疑問に思われる方もいるかもしれません。

ビービットの開発チームは、昨年1年間で大きな変化を遂げました。6月に現CTO・西岡を含めた株式会社トライディアのメンバーが参画し、9月以降は採用を強化したことで平均月1人のペースで新しいメンバーが増えています。その結果、チームの人数はこの1年で4名から14名に増え、実に3倍以上となりました。2018年頭には1名だったリモートワークのメンバーも、今では4名となっています。

このようにチームの規模が急速に拡大したことで課題となったのが、情報の共有です。チーム全体の方針やUSERGRAMのアーキテクチャなど、目の前のタスクを超えた長期的・抽象的なトピックについて全員の認識を揃えることが徐々に難しくなっていきました。

そこで、リモートのメンバーも含めた全員が情報の共有やディスカッションを集中的に行う場として企画されたのが、今回の合宿というわけです。

(※もちろん、合宿への参加は強制ではありません。ビデオ通話の形で議論に参加したメンバーもいました。また、各自の往復交通費は会社が負担しました)

快適な開発合宿ができる温泉旅館へ

会場は湯河原にある温泉旅館「おんやど恵」です。

この旅館には「開発合宿プラン」があり、会議室やwifi・充電ケーブルなど、必要な環境が全て揃っています。初日は昼〜夕方、2日目は朝〜昼まで開発チームでのディスカッションに集中できました。

旅館の会議室を貸し切ってディスカッション。電源タップがあるのがありがたいです。

もちろん、温泉旅館を満喫することも忘れませんでした。温泉や足湯は朝まで入り放題。夜と朝には旅館ならではの食事もついており、至れり尽くせりでした。プライベートの旅行だとつい格安ホテルで済ませてしまうので、こういう旅館で楽しむのはとても久しぶりでした。

ふだん絶対出てこないような朝食を見て思わず笑顔に
部屋で個人的に作業をするメンバーも。体操部出身が多いので、開脚は得意。

開発は行わず情報共有に集中。自分たちのこれから進む道をみんなで確認

開発合宿といっても、今回の合宿では個々人のチケット消化は行わず、情報共有とディスカッションに集中しました。

USERGRAMの事業状況

CTOの西岡から、USERGRAMの売上やクライアントの変動、2019年の事業方針などの共有がありました。

普段はつい目の前の設計や開発に没頭してしまいがちなので、自分たちのプロダクトを事業全体の視点から捉えられるとても重要な機会でした。

USERGRAMのアーキテクチャ全体像の共有

USERGRAM全体のアーキテクチャについての共有と、仕様についての質問タイムが設けられました。

各メンバーの担当領域以外の仕様についても、活発に質問が飛び交っていました。

USRGRAMでの大規模アクセスデータ処理についての講義

チーム内の開発ユニットの体制・運営について

これまでの開発チームでは、一機能を1人で開発することがほとんどでした。しかしチームの人数が増えてきたため、メンバーをいくつかのユニットに分割し、さらにその中で2人ずつペアを組んで機能開発にあたることとなりました。

OKRによる目標設定の技術

メンバーのバックグラウンドが多様になってきたことで、目標設定についても新しいやり方を検討しています。

まだトライアル段階ですが、OKRの手法を用いて、ビービット全体・USERGRAM開発チーム・個々のメンバーの目標が同じ方向に揃うことを目指しています。

マネージャの那珂による、新人教育の方針について

チケット・ドキュメンテーションについてのルール整備

合宿2日目はほぼこのトピックに関するディスカッションに費やしました。

新メンバーが早く開発に参画できるようにするためには、適切なタスクアサイン・ドキュメンテーションの体制整備が急務です。これまではいずれも個々人のやり方に任されていたのですが、今後は要件・設計・仕様を分けてドキュメントに落とすこと、そしてそれに基づき必要なタスクを明確にしてからチケットをアサインすること等が決まりました。

このように、どれも普段の定例MTGだけではとても収まらない大きなトピックでした。合宿という場で、全員で集中的に話し合うことができたのは、非常に意義があったと思います。

チーム作りはこれからも続きます!

USERGRAM開発チームは2018年の1年間で3倍以上に増え、過去最大の規模となっています。そのため、2019年はUSERGRAMの機能拡張とともに、それに耐えうるスケーラブルで安定した組織を作ることに力を入れていきます。(良い成果が出れば、来年はさらに豪華な開発合宿になるかも…?)

メンバーはまだまだ足りませんので、変革の真っ只中にいるチームに飛び込んでみたいという方は、ぜひお気軽にご連絡ください!

採用サイト: https://crew.bebit.co.jp/careers/
オフィシャルブログ: https://trillionsmiles.com
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Naoya Otani

サーバサイドエンジニアです。最近はソフトウェアの設計手法に興味があります。