複雑なことをより複雑にするのは簡単

Less is More

複雑さは勘違いを起こす

営業を経験して特に思うことは、シンプルを追求することの難しさ。商談で相手にプレゼンをするときは特にです。話は長ければ長いほど、聞き手は飽きるので、どんなに質の高い話をしても届きません。伝えたいことをシンプルに、ひとつひとつ言葉を選び、それを構成しながら、届ける。

複雑に考えることは簡単なことで、その話を深堀したり、違う角度で考えたり、何かと何かを組み合わせたり、と意外と簡単です。そして一番良くないのが、複雑に難しく考えることで間違った達成感を覚えてしまうこと。

これが問題です。頭がいいと頭が勘違いしてしまう。これをやめなければ、結局何も進まない。

ディスカッションでは誰かが意図して、発散と収束を行うので、シンプルにするという作業が強制的に入るわけですが、これが自分だけでとなると、忘れてしまうことが多いです。

シンプルにしていくには

シンプルにするためには、

1、つまり?と考える癖をつける

2、1分で伝えるには?

3、30文字で表現すると?

等のやり方があります。そんなの当たり前じゃん、と思われる方も多いですが、これが意外と難しいですよね。論理だけではほどけないのが複雑さの難点。柔軟な思考が必要です。

シンプルさを求めるときは必ず制限を自分に与えることが大事です。イノベーションが常に制限を与えることで生まれます、と僕は思っています。それと同じで、制限を与えましょう。1分で伝えるには?30文字で表現するなら?このトレーニングで複雑さを解くセンスが磨かれます。

シンプルの秘密

シンプルさはいつも人の心にストレートに伝わる。論理なんてすっ飛ばして。たまに、広告のコピーライトがすっと心に入ってくることがあるじゃないですか、あれです。

シンプルは管理がしやすい。分かりやすいことは頭の中で記憶されやすいですし、印象に残りやすいです。あとから思い返したときに、綺麗にイメージすることができます。

シンプルからよりシンプルに

複雑なことをシンプルにすることができたら、次はシンプルなことをよりシンプルにする。これが本当に難しい。でもこの洗練させていく作業が非常に最後の成果を大きく変えます。ただでさえ、シンプルにすることは大変なのに、よりシンプルにしなければならない。

ここで大事なのが捨てる覚悟。何かを削らなければシンプルさは生まれません。それは言葉を削るのではなく、伝えるべきこと。

本当に必要なのは、誰にでも伝わることを捨てて、ある誰かだけに伝わるようにシンプルにする。

誰か具体的にイメージして、その人だけに伝わるように、洗練させていくと、本当に伝えるべきことと捨てるべきことが明確になってきます。

だからこそ、伝わるんです。これがシンプルの真骨頂。

でも面白いのがそこまでシンプルにすると、なぜか伝える予定がなかった人にまで伝わるんですよね。シンプルにすればするほど、届けたい相手が絞られるのに、届く範囲が広がる。

こんな話をしていますが

この投稿が非常にシンプルでないことは、お察しの通りです。精進します。

最後に伝えたいことは、

届けたい人のことを想いながら、文字を書き、話をすると、気づけばシンプルになっている

そう思ってます。