ダチョウの卵は楽しいぞ!

Akito Harashima
Bessho-Onsen
Published in
6 min readJul 7, 2019

2019年3月上旬、ラボ合宿で別所温泉を訪問しました。別所温泉の観光、坐禅の体験、別所温泉で面白い取り組みをしている方々にお会いして、お話を伺いました。多くのことを経験でき、価値ある合宿でしたが、この記事では食事について紹介します。

「仲の良い人と食べる食事は楽しくて美味しい。」

こんなことを言う人はたくさんいると思うし私もそう思います。では仲の良い人と食べる食事に、ちょっと変わった面白い食べ物をプラスしたらどうなるでしょうか。今回の合宿ではラボメンバーと宿泊先アースワークゲストハウスのオーナーのルミさんと、ダチョウの卵を食べてみました。

以前、ダチョウファームを訪問しました。その訪問先のツイッターで卵プレゼント企画をやっていたため参加したところ、なんと当選。卵を頂くことができました。これを合宿で楽しくいただくという算段です。

まずはダチョウについて紹介します。

ダチョウは目が大きく可愛らしい動物であるため動物園で人気があります。ダチョウには面白い特徴があります。それは恐ろしくバカだということです。ダチョウの頭の良さはネズミと同じぐらいなのだとか。確かに体の大きさに対して、頭は非常に小さいです。自分の家族がわからなくなる時があるのだとか。ダチョウファームを訪問した時は私に向かって求愛ダンスをしてきました。頭はちょっと悪いのですが、ダチョウは身体の強さには恵まれていました。ダチョウが作る抗体はとても強く、インフルエンザや花粉などをブロックできます。そのためダチョウマスクという商品が販売されています。

「ダチョウの卵は大きくて硬い」

これはほとんどの人が知っていることですが、実際に食べたことはないという人は多いでしょう。今回食べてみて気づいたことですが、ダチョウの卵は、合宿やバーベキューなど大人数の食事に最適な食材です。

ダチョウの卵

ダチョウの卵を持ち寄ると珍しいため写真を撮りたがります。投げようとしてみたり他の卵と比べてみたりと様々な写真が撮れます。

卵を投げようとしてみた、アメフト選手
左からうずらの卵、鶏の卵、ダチョウの卵

他の卵と比べるとやはりダチョウの卵は別格で写真を撮るだけでもとても盛り上がります。しかしダチョウの卵の力はこんなものではありません。

写真を撮った後は卵を割ります。しかしダチョウの卵は割るのも一苦労です。まずは卵を割る準備をします。

最初は気室を見つけます。気室というのは簡単に言えば卵の中にある空気のことです。ライトを近づけて卵を照らすと気室が確認できます。

ライトで照らした気室

気室が確認できたら気室の周りに線を引いて印をつけます。これで、卵を割る準備は終わりです。

ダチョウの卵はとても硬いため、先の尖ったものがないと割れません。今回はドライバーを使いました。最初は本当にドライバーで叩いて大丈夫なのか心配で力を抜いて叩いていましたが心配ありません。弱い力で何回も叩きましたが全く割れませんでした。卵を割るコツは強く叩くことです。何回も叩いてようやく小さな穴を開けることができました。

穴が空いたダチョウの卵

小さい穴が空けばそこから殻を剥がします。中に薄い皮がありますが、それは気室の印まで殻を剥がした後に取ります。

殻と薄皮を取り除いた卵

卵を割る作業だけでもダチョウの卵は場を盛り上げることができます。ラボメンバーもオーナー・ルミ(RUMI W. BAUMAN)さんも卵に興味津々です。今までこんなに注目を集めた卵は見たことありません。

殻が取れたらボウルに中身を出します。今回はボウルがなかったので炊飯器の内釜に出しました。

炊飯器に出した卵

ダチョウの卵は3合分ありました。やはりダチョウの卵は大人数で使う食材です。

今回は目玉焼きにしました。

うずらの卵、鶏の卵、ダチョウの卵の目玉焼き

大きいため、焼き上がるまでに時間がかかりましたが上手く作ることができました。

完成した目玉焼き

大味かと思っていましたがそんなことはありませんでした。白身の弾力や、黄身の食感がやや鶏卵と違うようにも感じますが、言われなければわからない。今回は10人で食べましたが、食べきれないぐらいの量でした。

そしてダチョウの卵は食べて終わりではありません。綺麗に殻が割れればインテリアグッズになります。ダチョウの殻をオーナーのルミさんにプレゼントしたところランプシェードを作ってくれていました。

ランプシェード

他にも加工して貯金箱を作ったり、卵に文字を書くなど様々な使い方があります。誕生日会でメッセージを書いてプレゼントするのも良さそうです。

ダチョウの卵。どう感じてもらえたでしょうか。ダチョウの卵は割っても、食べても、飾っても、楽しめます。ぜひバーベキューなどの大人数のイベントで一度使ってみてください。仲の良い友人たちとただ、ご飯を食べれるだけでも楽しいですが、記憶に残るちょっといつもと違うスペシャルなイベントとして、珍しいダチョウの卵を持っていくことで、今までとは違った、価値ある楽しい食事になるでしょう。

今回の合宿ではダチョウの卵を食べるということが、大きなイベントの一つとなりました。そしてダチョウの話題で会話がはずみ、ラボメンバーとの仲を今まで以上に深めることができました。

ダチョウの卵は、周りにいる人とコミュニケーションを取る一つの道具になります。多くの人がダチョウの卵の楽しさを知ることで、これから先一般的な食材になっていく可能性もあるでしょう。さらに、今後抗体としても、医療の分野で多くの人を救うことができるようになるかもしれません。現在日本ではあまり知られていないですが、多くの可能性を持つ「金の卵=ダチョウの卵」の今後に期待しています。

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