Engagement Program

「ユース」を取り巻くコミュニティの一つに、定時制高校があります。Betweens Passport Initiativeでは、大学や高校といった教育機関との連携のもと、定時制高校で放課後プログラムを提供しています。

都立一橋定時制高校の多文化交流部「One World」、そして慶應大学国際センターの徳永智子さんの協力を得て、留学生や高校生と一緒にプログラムを作りながら、国内外のアーティストとの出会いや様々な表現活動を通じて、ユースにとって日常の社会経験では得がたい経験やスキルの獲得を目指します。

日々の活動はこちら Sketchbook

6月:言葉を使わずに表現する

留学生とのアクティビティは、英語のみではなく、日本語を話す生徒にも声をかけて、フォローしあいます。

7月、8月:夏休み

9月:地図と自分と。「One Worldにはどんな人がいるの?」をテーマに①誰がいて②どんな活動を③どんな目的でしているのか。世界地図、日本地図を見ながら、普段はあまり語ることのないお互いのバックグランドについて語り合いました。

地図に出身、行ったことがある国、行きたい国をマークする作業を1時間ほどかけてやり終えました。地図に行ったことのある国を記載するワークでは、フィリピンの生徒が言った地名を日本人の生徒たちが日本地図から探し出したり、地名を書くなどサポートしていました。

パートナー

徳永 智子氏(研究者)
慶應義塾大学国際センター特任講師。筑波大学国際総合学類卒業、東京大学大学院教育学研究科修士課程修了、米国メリーランド大学カレッジパーク校より博士号(教育学)取得。日本学術振興会特別研究員(PD)を経て現職。専門は異文化間教育・教育人類学。日本・アメリカ・インドネシアで育った背景を生かし、日本とアメリカで多文化の若者の居場所づくりやエンパワメントの研究・実践を行っている。アメリカでは、NPOと協働し、アジア系移民の高校生を対象としたエンパワメント・プログラムに従事した。複数の文化や言語のはざまを生きる子ども・若者の力や強さが発揮できる教育支援・社会のあり方を模索している。

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Betweens Passport Initiative
Betweens Passport Initiative

『移民』の若者たちを異なる文化をつなぐ社会的資源と捉え、アートプロジェクトを通じた若者たちのエンパワメントを目的とするプロジェクト。※本事業では、多様な国籍・文化を内包し生活する外国人を『移民』と呼んでいます。