BiiLabs AlfredとTransIOTが開発する利用ベース自動車保険(UBI)

BiiLabs Editor
Jun 11 · 7 min read

今日、自動車保険は車を運転する者にとっては必須であり、どれだけあなた自身が安全に運転していても、事故が起こる可能性はゼロになりません。

従来の自動車保険加入者を評価するシステムは、年齢・性別・車両のタイプ・車両の値段などに基づいて構成されています。そのような自動車保険の売買には、営業から見積もり、補償の条項の確認などを経る必要があり、保険会社と保険加入者の双方で非常に時間がかかってしまいます。よくある事例に、実際に事故を起こして保険金の請求を行うと、その事故が保障対象になっていない事が多々あります。これは、保険加入者である顧客からの評価を落とす原因にもなってしまいます。

Allied Market Researchによると、利用ベース自動車保険(UBI)の市場は2023年までに最大1200億ドルに達すると予測されています。スマートクラウドプラットフォームとIoTテレマティクスに精通しているTransIOTは、運転した分だけ、また運転の仕方によって保険料が決まる自動車保険を提供しています。これはドライバーにカスタマイズされたオートメーションシステムで、安全運転を促し、安全運転をするドライバーにはそのぶんの見返りがあり、すべてのステークホルダーの時間とコストを削減することができます。

TransIOTは大きく2つのプロダクトを提供します。自動車メーカー(AUTO OEM)が、自動車を製造する過程でプレインストールする組み込み型システムと、車両に後付けできる、保険加入者向けのOBD-IIポート小型デバイスの2つです。様々な自動車データを取得することができる車載式故障診断装置(OBD-II)を利用し、運転行動・走行距離・運転時間・速度・ブレーキ・シートベルトの使用状況などの情報を取得して分析し、特定のドライバーや車両の安全性の評価を可能にしています。このOBD-IIからのデータは、車がどのように運転されたか、またはドライバー自身がどれだけ安全か、といった信頼スコアを反映することになり、UBIの評価値として使用できます。しかし、OBD-IIのデータは簡単にアクセスでき、改ざんすることが可能なのです。これは保険会社にとって大きな問題です。

この問題を解決するために、弊社BiiLabsのAlfred APIを活用します。分散型台帳技術(DLT)を用いた暗号化、具体的には車両の記録データに「ハッシュ値」を作成し、データを分散型台帳であるIOTA Tangleに保存することで、データの信頼性を担保します。

このIOTA Tangleは分散型台帳技術を用いたプラットフォームです。スケーラビリティがあり、安全かつ取引手数料ゼロでトランザクションを可能にします。分散型台帳技術は、世界中にある地理的に分散された様々なデバイスにすべてのトランザクションデータを、複製・共有・同期しており、データの改ざんを不可能にする分散型のピアツーピア(P2P)データベースです。弊社BiiLabsが扱うブロックチェーンは、分散型データベースが台帳として機能し、暗号化された状態でアップデートされるIOTA Tangleを採用しています。これにより、UBIのデータの信頼性と存在証明が担保されます。

弊社BiiLabsは、Alfred APIのプロダクトを通じて以下のサービスを提供します。

1. 分散型台帳上での証明-Proof of Existence(PoE):全てのデータ記録において、各データ特有のハッシュ値と呼ばれるデジタルフットプリント(インターネット上での痕跡)が暗号化された状態で作成されています。このハッシュ値は検証が可能なため、証明の際に利用することが出来ます。しかしながら、この証明はそのデータ内容自体の信頼性を担保しているわけではありません。データ本体は外部に保存されているため、データ自体の存在を証明することが出来ます。

2. 分散型台帳上にある生データ-データの信頼性:適切なサイズのデータならば、生データをブロックチェーン上に直接書き込むことが出来ます。したがって、データソース自体が十分に信頼できるものであれば、途中過程でデータの改ざんがなされることはありません。

BiiLabsの分散型台帳技術は、TransIOTのシステムに用いられることで、UBIにおける問題点を解決します。車載デバイスのOBD-IIは、人間の介在なしに分散型台帳へとデータを送信し、この暗号化されたデータには透明性があり、改ざんが不可能です。最も重要なことは、この仕組みがトレーサビリティのコストを大幅に削減するという点です。

以上、分散型台帳技術を用いたUBIで可能になるのは、
(1)保険料評価プロセスの透明性の向上
(2)改ざんのリスクが低く、個人情報セキュリティが高い
(3)保険金詐欺を防ぐため、ハッシュ値を用いたトレーサビリティの向上
(4)機械と機械が直接やりとりを行う、マシンツーマシン(M2M)のシステムによる、保険金請求の効率化
(5)人間の介在をなくすことでコスト削減
(6)安全運転を促し、保険会社の補償金を削減

BiiLabs Alfred × TransIOT UBIを使用するメリット

(1)利便性と効率性の追求:様々な車両を対象にした単一プラットフォーム
BiiLabsのAlfred APIとTransIOTのUBIは、ソフトウェアからデバイス、サービスまで全てがパッケージ化された、分散型台帳技術を用いた利用ベース自動車保険です。この保険は、新車・中古車ともに加入することができ、デバイスも簡単に設置可能です。

(2)革新的で信頼性の高い分散型台帳技術を用いた、クラウドプラットフォーム分散型台帳技術を用いたUBIの発表は、台湾国内で BiiLabs×TransIOTが初となります。このプラットフォームの中核を担う技術は、ハードウェアの実装・モバイル4G・クラウドサービスとなります。UBI、もしくはテレマティクスサービスプロバイダ(TSP)プランのいずれを実装するにしても、最大50%のランニングコスト削減となります。

(3)自社開発技術
TransIOTは、ドライバー行動とリスク分析・走行距離とナビゲーション・損害事故の分析・消耗品の磨耗分析・緊急時の支援に関する統計分析など、様々な情報を正確かつ効率的に分析する技術を持っています。これらの技術によって、ドライバーと自動車の最適な保険を提案することが可能です。

(4)包括的な統計情報とその他様々なデータは、BiiLabs Alfredの分散型台帳技術とTransIOTのUBIによって、運転行動とリスク分析データの信頼性が担保され、利用ベース自動車保険の評価に役立てられます。TransIOTスマートクラウドのビッグデータを用いた、BiiLabsによるデータ認証は、次世代の利用ベース自動車保険を提供します。

判断基準を持たず、深い理解なく自動車保険に加入してしまう保険加入者と、自動車保険業界自体の不透明さによって、毎年、車の所有者と保険会社は数億円もの無駄なコストを出しています。そして、保険加入者が事故による保険金を請求する際のプロセスは、とても非効率なものです。

BiiLabsとTransIOTは、利用ベース自動車保険の契約評価基準として、安全かつ透明性のあるデータを確立することで、保険契約に革命を起こします。これらの技術を応用することで、車の所有者・多くの社用車を持つ企業・保険会社の事故調査と保険金請求プロセスの効率化を図ります。

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BiiLabsについて

BiiLabsはIoEの時代の到来を見据え、スマートシティ・エネルギー管理・マルチアカウント管理システム等における課題に対し、分散型台帳技術を開発しています。私たちの根幹技術は、あらゆる産業のデジタル化をサポートし、顧客が抱える信頼性・セキュリティ・成長性・効率性に関する課題を解決します。BiiLabsは来たるIoE時代を、分散型台帳技術で牽引していきます。

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