【#DQEveryChild in JAPAN】DQが情報モラルと情報リテラシーにおけるグローバルスタンダードに

2018年9月、デジタルによる教育や文化の向上をめざす国際シンクタンク「DQ Institute(本部:シンガポール)」は、WEF(世界経済会議)・OECD・IEEEとの共同宣言で、DQがデジタルリテラシーとデジタルスキルにおけるグローバルスタンダードになったことを発表した。

OECDの「Education2030」取り組みにも含まれ、日本でも多数のパートナーと公教育への導入を目指す。

■DQとは? DQ(デジタルインテリジェンス)とは、子供たちがデジタル化する未来を生き抜くために必要なスキルセットのことである。DQの第一歩はデジタルシチズンシップであり、デジタルシチズンシップとは、子供たちが安全で、責任を持って、効果的な方法でデジタルテクノロジーやメディアを使用するために必要なスキルセットのことである。

世界で2人に1人の子供たちがネット上の危険に直面するサイバーパンデミック時代

世界では、8–12歳の子供たちの56%がサイバーリスクにさらされており、子供たちが携帯電話やスマートフォンを所有してソーシャルメディアを積極的に利用している場合、このリスクは急激に高まる。そのような場合、携帯電話やスマートフォンを持っていない子供たちに比べ、サイバー・リスクにさらされる可能性は20%も高くなり、スクリーンタイムは週に12時間以上多くなる。

DQ Instituteの創立者であるYuhyun Park氏は次のように語る。

「子供たちは幼い頃から、スマートフォンや携帯電話でソーシャルメディアを過剰に使用しすぎだ。彼らがソーシャルメディアを積極的に利用したり携帯電話を持ったりする前に、私たち大人がすべきなのは、サイバーリスクを軽減してテクノロジーの恩恵を最大化すべく、デジタルシチズンシップスキルを子供たちに身に着けさせることだ。」

サイバーパンデミックのワクチン「#DQEveryChild(#すべての子供たちにDQを)」

IQやEQ以上に大切になってくるDQ(デジタル知能指数)とは、子供たちが安全で、責任を持って、効果的な方法でデジタルテクノロジーやメディアを使用するために必要なスキルだ。

#DQEveryChild(#すべての子供たちにDQを)は、DQ InstituteがWEF(世界経済会議)やOECDと協力して進めているグローバルムーブメントであり、子供たちがデジタル世界に浸かる前にDQを身に着けさせることをミッションとしている。

8〜12歳の子供たちは、DQWorld.netというオンライン学習プラットフォームを利用して、デジタルシチズンシップスキルを学び、フィードバックを受けることができる。DQ World.netはあらゆる学校や国のカリキュラムに簡単に組み込め、すべての子供が無料で利用可能だ。DQWorld.netを完了した子供たちは、DQスコアが10%増加することが実証されており、これはサイバーリスクが15%減少したことに相当する。日本語版はまもなくリリース予定である。

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