NewsPicksのコメントが採用基準になる未来。日本版LinkedInへの道。

経済の情報がわかりやすく掲載されているプラットフォーム、newspicks。

自分の興味関心に合ったコンテンツにリーチすることができるほか、最近ではプラットフォーム上でスポンサー企業のブランディングも手伝うなど、企業のPRの場にもなっている。

ふとnewspicksを見ていて思ったことがある。それは、newspicksはLinkedInのようなダイレクトリクルーティングのプラットフォームになれるのではないかということだ。

LinkedInは言わずも知れた、世界最大のジョブハンティングSNSである。

だが、日本では独自の労働環境や転職市場の流動性の低さにより、爆発的にユーザー数を伸ばせていない。

newspicksは、経済ニュースを整理し、個人ユーザーにわかりやすく提供するという理念で生まれたと想定されるが、ユーザー数が集まった今、新たな方向性に進むことも考えられる。

そこで、コメント機能の新たな使いみちによって、ダイレクトリクルーティングが実現できないだろうか。

ここでいうダイレクトリクルーティングとは、企業の採用担当者側から、中途や新卒の候補者(newspicksユーザー)に直接エンゲージできることである。現在newspicksがやっているスポンサー企業のPRでは、企業は受け身の状態だと想定される。

newspicksには、ダイレクトリクルーティングする土壌が揃っている。実名が多いこと、コメントによる思考の見える化などだ。

そのためには、コメント欄を自社システムで分析(いいねの数、コメントの質、誰からのいいねか、など)し、採用担当者が探しやすいようなスコア、プロフィールを整理する必要がある。

そういった意味で、コメント欄はデータの宝庫かもしれない。

イメージとしては、LinkedInの採用担当者向けのプランである。

参照: http://www.slideshare.net/linkedinjapan/modern-recruiter-guide-2-sourcing-like-pro-japanese?from_m_app=android

LinkedInはユーザーのプロフィールから、newspicksは経済ニュースからという違いはあるものの、個人の発言や思想が可視化できるようになったいま、日本でも両者ともダイレクトリクルーティングのプラットフォームになっていくのかもしれない。

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