ビットコインとブロックチェーンをめぐるロシアのジレンマ

※ブロックチェーン関係の海外記事にコメントを添えて、紹介しています。

ロシア政府は、暗号通過禁止法案を2015年8月に制定し、翌年1月から継続的にビットコイン関連サイトの遮断を行っていた。（しかし、その後1年でこの法案は廃止となっている。）

一方で、同時期にロシア中央銀行は、ロシアの主要銀行、ロシアのペイメントシステム会社のQiwiやカード会社NSPAと共同で、Fintech協会の創設を開始しており、記事内でもある通り、ブロックチェーンを含む先端技術について積極的に調査を行っている。

政府としては、法定通貨の代替という、ある意味国益を侵しかねないビットコインに対しては規制を行いたいが、世界的にも注目を集め活用が進むブロックチェーン技術の活用という面では遅れを取りたくないのであろう。ブロックチェーンを活用したプロジェクトおよび技術については、政府の規制緩和および支援が強化されるのではないかと思われる。

参考：http://www.coindesk.com/central-bank-russia-blockchain-footprint/