他者の考えていることを類推する能力が高いから信用を貯められる

締め切りや待ち合わせの時間に遅れないという信用、誠実に振る舞い他人の時間をムダにしないという信用、周囲を待たせることなく即断即決し、すばやく結果を出してくれるという信用、言ったことは守るという信用。
現代において「貯めるべきはお金ではなく信用である」と言われるようになってもう久しい。
実際、信用を上手く貯めているひとのところに情報や仕事が集まっている様子を見るに、本当に貯めるべきものは「信用」で間違いないと思う。
ところが、信用をせっかく貯められるタイミングなのに貯めようとしない人の方がまだまだ多いのが実際のところだと感じている。
最近もこれを感じることが何度もあったのだが、そういう状況をみるにつけ「どうしてなのだろう」と疑問に思わざるを得ない。
その人が信用を貯めようとしない要因は色々と考えられるが、強く影響を及ぼしているのは「コミュニケーション能力の低さ」なのではないかと僕は考えている。
先日読んだこの記事にも書いてあったのだが、僕はコミュニケーション能力とは「他者の考えていること(人間心理や感情)を類推する能力」だと定義している。この能力が高いから、何を説明しても上手いし、話を聴くのも上手い。学習するのも得意だし、人から協力を得るのも上手い。
逆にこの能力が低いと、他社の考えていることを類推することができないため、締め切りや待ち合わせの時間には遅れ、相手の時間をムダにし、言ったことを守らないといったように、信用が貯まらない行動をついついとってしまいがち。
このような人に「信用を貯めるんだよ」といくら言ってもピンとくるはずがなく、根底にあるコミュニケーション能力の方を強化するなり、チューニングしてあげないとその人が信用を貯めるようにはならないと思う。
全ての取引に「信用」は必要だ。だからこそ、信用形成を根っこから支える「コミュニケーション能力の高さ」をあらゆる企業が欲するのは当然のことなのだとあらためて思う。
時間を守る。言ったことを守るなど。基本的なことをきっちりやっていくことは今自分が思っている以上に大きな価値があるのだろう。

