カレーに対する海外の反応

日本カレーは世界的にはマイノリティ

Mai Yamamoto
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Photo by Natural Chef Carolyn Nicholas on Unsplash

夫が出張に出ているので、日本のドラマをよく見ています。それに加えて、はてなブロガーさんたちのブログ記事を見ているうちに、無性に日本のカレーが食べたくなったという話。

昨日実は、日本のカレールーを買いにスーパーに行ったんですけどね。狙いが外れて、そのスーパーには置いてなくて、ああ、がっかり。

すでにそこまで行くのに30分歩いていたので、その日はカレーはあきらめました。代わりに出前一丁のインスタントラーメンを買って...といっても海外産かな?英語と中国語表記のパッケージのやつです。

日本人の方は、カレーと言うと日本のカレーを思い出すと思います。でも、海外ではカレーというと、まず出てくるのはインド風のサラサラカレーです。日本人が専売特許のように考えている日本カレーは、こちらではマイノリティになります。まあ、世界的人口から見ても、インド人には勝てません。

だから、我が家で「今日はカレーよ」というと、トマト缶やココナッツミルクで作ったインド式カレーのことになります。

私もそっちのサラサラカレーに慣れてしまって、日本のドロッとしたカレーを久しぶりに食べると「美味しい」と感じると同時に、けっこう「重い」と思うことがあります。

そもそもあのカレールーは、小麦粉とバターがベースに作られているので、カロリーも高く、脂肪分も多いというわけですね。

しかも、カレールーはこちらではお安くありません。それで、日本式カレールーを自分で作ったこともあります。しかしながら、手間をかけた割に美味しくないというのが印象でして。

いやいや、日本の食品メーカーさんはすごい。りんごとかはちみつとか、コマーシャルでやってますが、確かに、それだけ工夫されているだけあって、おいしいですよね。

ちなみに、日本人同士の会話で「私の得意料理はカレーです」なんてことを言うと、いやそれってあなたが料理上手なんじゃなくてカレールーがいい仕事してくれるだけでしょ、という印象を持たれますが、こちらで「カレーが得意です」というと「おおっ」という顔をされます。カレー=インド式カレーなので、スパイス使いのできる料理上級者というレッテルを貼られます。

―――それにしても、書いているとますます日本カレーが食べたくなってきました。明日あたり、別のスーパーを試してみることにしましょう。

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Mai Yamamoto
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