Open Network Lab 17期の振り返り

Naoki Sato
BLUE DOTS
Published in
Oct 12, 2018

Open Network Lab (以下、Onlab)は「世界に通用するスタートアップの育成」を目的に、Seed Accelerator Programを2010年4月にスタートしました。

活動資金やオフィススペースなどの設備を提供すると共に、事業のブラッシュアップを目的としたコンテンツやスペシャリストによるメンタリングを通じて、これまで90社以上のスタートアップを支援・育成してきました。

今回は、先日Demodayを開催した17期について振り返ります。

採択企業は、もうすぐ100社に

10月9日(火)に17期目となるDemodayを開催しました。Open Network Lab(Onlab)は、今年で8年目を迎え、これまでご支援させて頂いたスタートアップは97社と、100社突破も目前となりました。

医薬品管理ツール「9lione(クリオネ)」が優勝

今期採択させていただいた企業は、うつ病など精神疾患のメンタルの改善をサポートするアプリ「KibunLog」、遠隔地から最短数時間でギフトを届けることができるグローバルオンデマンドギフトサービス「Giftpack」、介護施設向けレクリエーションマッチングサービス「えぶりPLUS」クラフトビール製造者と世界をつなぐマーケットプレイス「Signature」、医薬品管理ツール「9lione」、医療ツーリズムに特化した管理サービス「MEDICTION」。

オーディエンス賞・最優秀賞は、9lione、特別賞にはKibunLogが輝きました。詳しくは、THE BRIDGEさまの記事を御覧ください!

3ヶ月間の濃厚な伴走を終えて

17期は、7月から3ヶ月間のプログラムでした。

今期採択チームの特徴として、自身の経験をきっかけにサービスを着想したチームが多く、業界の知見が豊富で、自分達がこの課題を解決するんだ、という思いが強かったのが印象的でした。

皆さん思いが強く、Onlabでは毎週Office hourとしてメンタリングの場を設けておりますが、初期はメンターのアドバイスを話半分に聞かれていたように思います。(笑)

しかし、実際にユーザーへのヒアリングやMVPの提供を通じ仮説検証をする中で、どのチームもユーザーの声は真摯に受け止めていました。

中には期間中に何度も形を変えるチームもおりましたが、過去16バッチを運営する中で得た知見や、同じ課題を乗り越えてきた卒業生や起業家、投資家の方々のフォローのもと、3ヶ月のプログラムが終わる頃にはどのチームもトラクションを獲得するまでに至りました。

プログラム終盤には、DemoDayに向けたPitch合宿も開催し、事業の中身のみならず伝え方も磨き上げ、結果として、17期は目の肥えた記者の方にも評価いただくDemoDayで幕を閉じることができました。

クリオネさんはじめ、皆さんすごく良かったです。残念ながらこの手のプログラムは増えすぎたからか、何回も同じような人が出てきたりちょっとアレな感じなサービスに出会うことも多くなってたので期待値は以前より低くなってましたがお世辞抜きに良かったです。
-THE BRIGE,Inc. CEO & Blogger 平野氏 — NewsPicks

私自身、過去に起業していた際にシードアクセラレータプログラムへ参加していたことがありますが、Onlabの特徴として、Onlab運営チームと採択チーム、過去卒業生の繋がりが強いことがあげられると改めて思いました。

今回卒業する17期生の方々も嬉しいコメントをSNSに投稿くださっておりました。

17期生がこれから大きく成長し、次期18期以降のチームに対しアドバイスくださる卒業生となって行くと思うと感慨深いです。

そのために卒業後も、投資家視点を持つ”身近な相談者”と思って、Onlabを活用して欲しいと運営チーム一同思っております。

最後に17期の様子をまとめた動画を紹介します。

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Naoki Sato
BLUE DOTS

W fundにて主にtoC領域のスタートアップへご出資 ← Onlab/アクセラ責任者← ウェルスナビ/事業企画 ← グリー/投資・M&A・子会社経営 ← 東工大修士/学生起業。ブログはnoteに引っ越しました!https://note.com/naokisato31