ZetaChain Japanミートアップまとめ
こんにちは、薬学生です。
こちらは2022年12月9日に開催しましたZetaChain ✖️ KudasaiJPの日本ミートアップのスライドをまとめたものになります。
なお、記事にするにあたり、一部のスライドを削除しております。(本当はチームの情報などをお伝えしたかったのですが、削除されました)
ZetaChainについて
ZetaChainは『オムニチェーン』であることをキャッチフレーズとして使ってます。
今後マルチチェーン化が進むことは明白になりつつあります。多くのチェーンには長期的なユースケースがあり、将来的には複数のチェーンをサポートする必要があります。
現在までのマルチチェーンの歩みを表したスライドです。
ブリッジアグリゲーターは、ブリッジを便利にしましたが、ブリッジのセキュリティが変わるわけではなく、依然としてハッキングや集権型管理のリスクにさらされています。最近はチェーン間のメッセージングが導入されています。これは重要ですが、複雑さが増したり、多くの制限を伴います。
現在のツールは、リスクが高く、断片的で、制約も多くあります。より安全、そしてシームレスで統一されたソリューションが必要です。
現状、インターオペラビリティといえば、「基本的なスワップのインターフェース」、「さまざまなチェーンに展開されるアプリケーション」、「新たなラップトークンの生成」などが思い浮かべられます。
実は、インターオペラビリティはより多くのことを実現できます。多くのユーザーは、どのネットワークを使用しているかを知る必要さえなくなるでしょう。これにより、次世代のクリプトユーザーの参入障壁は劇的に下がると考えます。
ZetaChainは、このような未来のアプリケーションを構築するためのツールキットがないことに気づきました。
クロスチェーンメッセージングとオムニチェーンスマートコントラクトを兼ね揃えたツールキットがあれば、開発者がアーキテクチャを選び、何でもオムニチェーンで構築できるのです。
ZetaChainの特徴です。オムニチェーンスマートコントラクトとおよびクロスチェーンメッセージングという2つのコア機能により、真の相互運用が可能になります。
ZetaChainのノードは、外部チェーンのトランザクションの監視・署名/書き込みが可能です。このアーキテクチャは、クロスチェーンメッセージング・スマートコントラクトのベースになります。
TSSと呼ばれる仕組みを使い、ノードネットワークは通常ウォレットのように外部チェーンのトランザクションに署名することができす。これは完全に分散化されており、各ノードは秘密鍵を知り得ません。
外部チェーン上のアセットコントロール機能により、ZetaChainのスマートコントラクトは、あたかも1つのチェーン上に全てのアセットがあるかのように管理できます。またこれにはスマートコントラクトをサポートしていないBitcoinやDogecoinなども含まれます。
これにより、シンプルかつパワフルな開発環境を実現します。あなたのアプリケーションに適したアーキテクチャを選択してください。既存のdAppsとの統合は、送信、受信、手動リバートの3つの機能を実装するだけで、オムニチェーンメッセージングが可能になります。スマートコントラクトについては、既存のEVMスマートコントラクトを使用し、いくつかの関数呼び出しでオムニチェーン機能の追加・拡張が可能です。
これにより開発障壁を大幅に下げ、インターオペーラビリティの新時代を切り開くでしょう。すべてを一箇所で管理できるオムニチェーンスマートコントラクトのセントラルロジックを用意すれば、ガスコストを最小限に抑え、Bitcoinなどの統合も簡単に行えるようになります。
これはオムニチェーンスマートコントラクトがいかに簡単かを示す例です。Uniswapを利用して、約20行のコードによりクロスチェーンスワップを構築することができます。これにより、ネイティブbitcoinをEtherum上のUSDCにスワップすることなどができます。
ZetaChainを既存のL1ブロックチェーンと比較しましょう。CosmosやPolkadotと似ていますが、チェーンの種類や互換性に縛られません。THORChainやブリッジ/メッセージングと比較すると、ZetaChainは特定ペアのアセットやチェーンに縛られず、アプリケーションに依存していないことが分かります。
ZetaChainのエコシステム構築を支援するパートナーや開発者を積極的に探しています。DAO、NFT、DeFi、アイデンティティなど、いろいろな分野での活用が考えられます。
もし私たちと一緒に働くことに興味がある場合、開発者にリソースや技術的な支援などを提供しています。すでに多くの企業が私たちと一緒に仕事をしています。興味のある方は、brandon@zetachain.comまで連絡してください!
あとがき
以上当日のスライドについて紹介いたしました。なお、当日はnekoさんによるソーシャルソーシャルネットワークに関する考察の発表があったり、katoさん、nekoさんとZetaChainチームのBrandonによるパネルディスカッションもあったりと、とても充実した内容となっていました。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!
また、メインネットローンチが2023年第1四半期に予定されておりますので、引き続きZetaChainにご注目ください!
なお、ZetaChainについてはこちらの記事でも紹介しておりますのでご覧ください。