Be a MaaS Designer?

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autoblog / bookslope
3 min readJul 30, 2019
A mobility system from Sidewalk Labs

大手自動車メーカーの新設部署に、立ち上げ期から2年間いましたが、組織で担う役割が安定してきたことと、自分がしたいこととのズレが大きくなってきたため、これまでの役割を解き、自動車メーカーではできない新たなチャレンジをすることにしました。

今月末で自動車会社を退職し、某社にてスマートモビリティ(MaaSやスマートシティなど)の部署を新たに立てることにしました。

※MaaS(マース)とは「Mobility as a service」の略で「サービスとしての移動」を意味します。

長らく自動車のデザイン (厳密には、先行開発におけるデジタルコックピットまわりのデザインとそのUXリサーチ) に従事してきましたが、そのデザインの前提となるサービス開発や事業戦略のほうに問題意識を持つようになり、そこから考えないと未来のデザインはできないと考えるようになりました。

そういう意味では、自動車のデザインをしなくなる、というのではなく、サービスや事業にもとづくモビリティデバイスを考えるという視点で今後も自動車には関わっていくと考えています。当面は、鉄道などの公共交通機関を中心にした事業ドメインに関わる予定です。

もちろんキーワードとしては #MaaS ということになりますので、その文脈で関わるものはすべて関係してきます。昨今の流行りからすると、「MaaSデザイナー」という肩書き (なぞ) が生まれてきそうですが、その先駆けとして見てもらえると嬉しいです ;)

それだけ、「MaaS」におけるデザイン分野は急速に注目を集めており、最近出された書籍のタイトルにもそれは表れています。そうした分野に自分は関わるべきだ、この機会に飛び込んでみようという感じです。

クローズドなオンライングループ『カロッツェリア』についても、必然的にそうした情報を広く扱っていますので、そちらの活動にもリンクしたうえでのシフトチェンジです。

しかるべき時に、しかるべき場所にいる、ということだろうね。
―アンディ・ウォーホル

自分の方向性を思いあぐねていた時期に声をかけていただき、機会をつくっていただいた大先輩には感謝しかありません。

多くの方々にご心配をおかけしていた時期がありましたので、この場を借りて近況報告と決意表明をさせていただきます。

今後、時間の使い方や活動のベクトルも (先述したように) 変えていきますので、お時間の合う方は、ぜひ個別にお話しさせてください。

※タイトルイメージは、「Sidewalk Labs」より引用しています。

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Design at TIER IV, designing for Software-Defined Autonomous Mobility.