iPadOSでAR Quick Lookを試してみた

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3 min readJun 25, 2019

iPadOSのBeta Software Programがスタートしたので、iPad Pro (10.5 inch)で試してみた。

iOS 12.3.1

現行iOS(12.3.1)のAR Quick Lookで、Apple推奨の”usdz_converter”で作成したUSDZファイルを表示すると、暗いだけでなく、表示上の不具合(表示が欠けるなど)がある。

iPadOS 13.0

iPadOS 13.0(ベータ版)のAR Quick Lookで同じUSDZファイルを表示させると、適切な明るさで表示の欠けなども見えなくなっている。また、光沢が加わり、影の形や付け方も変わっている。
これは、Xcode11のReality Composerに読み込んだ時と同じと思われる。

iOS 12.3.1とiPadOS 13.0のAR Quick Lookの比較

相違点を以下に列挙する。

・不自然な暗さが是正
・表示の欠けが修正
・光沢が付加
・反射も付加(?)
・影が濃く、モデル形状を強く反映

結論

iPadOS 13のAR Quick Lookでは、ARコンテンツのリアル背景への馴染みよりも、見栄えの良さに重心を移したように感じる。これは、ゲームへのARの適用を意識したものと考えられる。

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