目的地に向かって、ひたすら歩くこと。
6時間かけて16kmを歩き続けた“夜のピクニック”
突然ですが、金曜日の夜から土曜日の朝にかけて、6時間ぐらいかけて15kmを歩きました。ほんとうに、ただ歩き続けるだけ。しかも、初対面の人たちばかり。そんな奇特な人たちが集まった、通称「歩く会」で撮った写真と、そんな奇特なイベントのことを振り返ってみたいと思います。
■ PM 10:20 浜川崎駅に集合
事前にLINEグループ（24名）がつくられていて、一通り自己紹介を済ませた上であつまりました。歳はほぼ24〜27くらいですが、社会人もいれば大学院生もいたり、いろいろ。主催者のスマニュー漆原さんが東大ということもあり、今回来た人は東大出身の人が多いという高学歴に囲まれた一晩でした。
集合はPM10:00だったんですが、この駅に止まる電車がなかなか来ず、バスで向かったけど、場所がよく分からず…で、20分くらい遅れてしまいました。さらに、主催者がなかなか来ないというハプニングもあり、一旦浜川崎駅付近をうろうろ。
かっこいい工場がありました（下記写真）。夜だから映える光景。ライトに照らされたタンクは、すごくかっこよかったです。
■ PM 11:00 扇町駅に到着、歩きはじめる
鶴見線終着駅の、扇町駅。大阪でしかこの名前を聞かなかったくらいマイナーな駅で、降りてから「歩く会」スタート。実は、ねこがたくさんいるらしく、降りたときにも、一匹かわいいねこがいました（撮り忘れ）。
じぶんが遅刻したこともあり、しっかり自己紹介をせずに歩きはじめたので、LINEのアイコンと名前が一致せず、誰が誰なのか分からず歩いていました。Facebookなら多少アイコンで顔と名前が分かるけど、LINEだと本当にわからない…。
なので、共通の話題は、夜の風景に関する感想だけ。でも歩くだけなので、そこまで共通の話題ってそこまでいらなかったりします。夜の川に、夜の踏切り、夜の交差点。iPhoneだけだと頼りないなと思って持ってきたGRは、かなりいい働きをしてくれました。
今回撮った写真は、すべてGRで撮影しています。よくよく見ると多少ぶれているけど、そこまでひどくなく見えるはず。
途中、漆原さんが合流したり、京急新子安駅で2人合流したりと、途中いろいろあったし、数時間一緒に歩いていると、身の上話がはずんで、だんだんと仲良くなりました。
別にこのイベントに参加する前に何か運動をしていたわけではないので、ずっと歩き続けると脚がじーんと痛くなってくるし、まだこれだけしか歩いていないのか…？ と途方に暮れる回数はめっちゃ多かった。でも、夜特有のハイのおかげで楽しかったです。
■ AM 02:00 横浜赤レンガ倉庫あたりに到着
やっと、見たことのある「みなとみらい」の観覧車を見つけて、全員安堵。ただし、まわりにはひとっこひとりいませんでした。
先日取材に行った、「MARINE & WALK YOKOHAMA」もありました。
みなとみらいで、みんなで記念撮影。これも、GRがいい働きをしてくれました。LINEグループには24人もいたのに、今回参加したのは13人。参加率50%のイベントでした…。社会人のドタキャンはんぱなかった。
さすがに、脚がしんどくなってきたので、「くじらのせなか」で一休み。
くじらのせなかから見える景色は、最高でした。
■ AM 04:00 始発まで中華街を少しうろうろ
目的地は「八景島」（合計40km）だったんですが、AM9:00からcake.tokyoの取材があったため、やむなく失礼しました。ただ、こんな時間にいたとしても、どこのお店も空いておらず。せっかくだから肉まんを食べたいなと思ったけどしょうがいないので、コンビニで時間をつぶし、始発に乗り新宿三丁目駅に向かいました。4時でも、辺りは少し明るくなってた。
■ 一晩中ひたすら歩く「夜のピクニック」
取材2本終わったあと、左脚がどんどん痛くなって、帰宅後爆睡して、朝4時ごろ起きて、今もひきずってます（笑）。でも、一晩中歩いたこの経験って、大学のときくらいで、社会人になってからこういうのをしたことがなかったので、13人もあつまってだらだらと歩くのって、なんだか楽しかったです。
別に何を得たわけではないし、むしろ脚が痛いからマイナスなくらいなんだけど、深夜に見たあの静かな景色はなんとも言えないくらいきれいだったし、また参加したいなと思いました。今度こそ、歩き抜きたいな。
