「それいいね」「わかるわかる」のセンスが合う人と、はたらきたい。

目指すは「いきものがかり」のような男女比バランスで

Taichi Hirano
10 min readJul 16, 2016

前職のWantedlyで、新しいメンバーを募集する記事を公開しました。

募集を書くときに、どんな人がいいかなーと考えながら、「〇〇さん」というようなピッタリな人が思い浮かばなかったので、結構ざっくりな感じになってしまったかな、と思っています。

ただ、あまりにも長く書きすぎると読まれない可能性があるので、できるだけコンパクトにまとめたつもりですが、Mediumではもう少し踏み込んで、「担当するメディアはどんなものなのか」と「今後一緒に働く人はどんな人だとうれしいか」について書いてみようと思います。

◎ どんなメディアなのか

いま、僕が担当している「CAKE.TOKYO」は、おいしさの裏側にある「ストーリー」を取材している、お菓子(スイーツ)専門のウェブメディアです。思わず誰かに言いたくなっちゃうような、そんな「おいしい」話が詰まっています。

専任は僕だけですが、もう一人、井手口さんという男性のデザイナーがいます。8月中に大幅リニューアルをする予定のUIデザインをつくってもらった人。彼は、紙もウェブもできるという本当に頼りになるデザイナーで、感覚も近しいので話しやすいです。井手口さんはデザイン側から、僕はコンテンツ側から、素敵なメディアになるようがんばっています。

コンテンツの内容は、(現時点で)大きく分けて3つあります。

1)取材コンテンツ
2)レシピコンテンツ
3)ニュースコンテンツ

1)取材コンテンツ

「取材コンテンツ」は、言わずもがな、おいしいお菓子を販売しているお店に取材に行き、スタッフの方にこだわりを聞いたり、実際に試食して味わったり、写真を撮ったりしています。足を運ぶことをモットーにしているので、このコンテンツ群がメインコンテンツです。

また、その中で、テーマを決めて取り組んでいる「特集コンテンツ」もあります。これまで、「自由が丘」や「中目黒・代官山」などの場所区切りで特集を組んできましたが、最近は「成城石井」や「無印良品」などの “自分たちがよく行く & 商品に対するこだわりが強い” 企業に取材に行き、商品開発の方に話を聞く特集を、月一ペースで進めています。

2)レシピコンテンツ

「レシピコンテンツ」は、僕がはじめたコンテンツ。Instagramでフォロワーの多い人気の “インスタグラマー” さんにお願いして、華やかで素敵なレシピ記事を書いていただいています。

元々は、彼女たちはどんなふうにして写真を撮っているんだろう?という疑問からはじまったコンテンツで、「どんなカメラアプリを使っているのか」とか「Instagramをはじめたきっかけ」などを聞く特集もやりました。

そこから派生して、インスタグラマーさんがInstagramに投稿している写真って、スタイリングされたアウトプットなので、その過程も見てみたいなと思いお願いして、「インスタ映えするレシピコンテンツ」を作成してもらっています。

このレシピコンテンツがきっかけで、「私も〇〇さんのレシピを参考にしてつくってみました!」というふうにタグ付けしてくださる方も増えて、「こういうのメディアの醍醐味だな〜」なんて思っています。

ちなみに、CAKE.TOKYOのInstagramが、このコンテンツのおかげでフォロワー数が500→4700(2016/07/15時点)まで増えました。

3)ニュースコンテンツ

「ニュースコンテンツ」は、最近テスト的にはじめたコンテンツ。新商品や初上陸、期間限定商品などの時事性の高いニュースを、リライトして公開しています。

CAKE.TOKYOのメインである取材コンテンツは時事性が強くないので、アーカイブ性はあるけど拡散性に乏しいのが悩みのタネでした。SmartNewsで掲載されるコンテンツやこれまでの自分のSNSの感覚から、拡散されやすいコンテンツは、時事性が強いネタでは?と仮説を立てスタートしたのが、このニュースコンテンツです。

最初は、足を運んで記事をつくることをモットーとして運営していたのでやってこなかったんですが、やってみなきゃわからないご時世、まずはやってみよう精神で7月からやってみています。

もちろん、こだわりがありそうなところをピックアップしているものの、軸からは少しずれるので、今後どうするかはわかりません。ただ、ニュース記事の反応がよかったら取材に行くという一連の流れもつくれそうなので、もう少しやってみるつもりです。

◎ どんな人だとうれしいか

一緒に働きたい人の性格は、タイトルにも書いたとおり、「それいいね」とか「わかるわかる」などの好みとセンスが合う人だと思っています(だから応募いただいた方とは実際に会ってみないと分からないのだけど)。

人数が少ない中で一緒にメディアを大きくしていくので、次入る人と話す時間は、すごく長くなるはずです。そこで、感覚が合うということがとても大事なんじゃないか、と思っています。

僕の大好きな「北欧、暮らしの道具店」の2016年度採用サイトで、こんなことが書かれていました。

この仕事において、センスや好みはとても重要です。どれくらい経営陣やマネージャー陣と最初から似たテイストのものを好んでいて、限りなく似たセンスを持っている人であるかを重要視しています。

センスや好みはその人の人生をかけたインプットによって形作られているものなので、入社後に教育によって身につけるのは極めて難しいと考えています。そうやって僕たちが表現したいテイストをできる限り「はいはいそういう感じね」「わかるわかる」という感じで非言語的に共有でき、コミュニケーションコストが限りなくかからない相手と仕事をしたいと考えています。

ホントにこの通りだと思っています。なので、もし応募する人には、自分のことが分かるリンクをぜひ教えてほしいです。逆に、自分と合うかどうかは、TwitterFacebookMediumInstagramなど、いろんなところで何かしらアウトプットしているので判断してもらえたらと思います。

僕の大好きな「ほぼ日」の糸井さんが、著書『インターネット的』でも言っていますが、リンク・フラット・シェアの感覚がある人がいいなぁなんて思っています。

また、自分には持っていないようなスキルを持っている人も、一緒に働きたい人物像だなと思っています。今、僕自身、編集業務をメインでやっていますが、これからはどんどん「お菓子のコミュニティーをつくる」だったり「イベントを開催する」というふうに、メディアを発信媒体にしてオフラインの場づくり的なこともやっていきたいと思っています。

自分がそういうことの経験がないので、できれば、編集経験もあるといいですが、人と話して新しいコラボ企画を立ち上げるみたいな、編集側とは少し違ったメディアづくりをしてくれる人を募集したいです。

また、「CAKE.TOKYO」はお菓子専門のメディアなので、Googleアナリティクスを見ていても、女性の読者が多いです。ただ現時点では、上に書いたように、男2人でメディアの温度感やトンマナをつくっているので、「女性ならでは」みたいな視点が抜け漏れているのでは…? と心配になっているのが実情です。

目指すは、「いきものがかり」のような男女比率2:1のバランス。僕は別に前に出たい人ではないので、新しく入ってもらう人には、どんどん前に出てほしいなと思っています。

◎ いい人と出会えますように

あれこれ書きましたが、第一に「お菓子好きであること」がこのメディア運営において大事なことです。8月にはリニューアルも待っていて、とっても素敵なデザインになります。大変なこともいっぱいだけど、おいしいお菓子をたくさん知れるし食べられる、たのしい仕事です!

応募方法は、上のWantedlyからか、それか、hirano@bake.co.jp 宛に送っていただいても大丈夫です! ただ、メールの返信は結構遅いと思ってください…。

いい人と出会えますように!

2016/09/17 追記

やっと出会うことができました…。詳細はまだ公にはできないですが、10月12日から一緒にはたらいてくれる方が決まりました!素敵な女性の方です!わーい!たのしみです。

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