ぼくらは怪しい(違)…楽しいコワーキングツーリスト

コワーキングツアー道中記(広島編)

まず、コワーキングツアーとは…

日頃、行ったことのない地方のコワーキングスペースに何人かでおじゃまするカツドウです。仕事したり、イベントに参加したり、呑み会開いて、その土地の人ともコワーキング仲間になる、ついでにコワーキングスペースもつなぎたい、というのが趣旨です。原則、現地集合・現地解散。途中参加・離脱OKです。

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コワーキングツアーは3月から続けていて、過去に福岡、愛媛、香川、徳島、福島のコワーキングを訪ねている。おじゃましたスペースについてはトイロハのサイトでルポを連載しているので、そちらをぜひご覧いただきたい。

で、先日行ってきた広島の5ヶ所のコワーキングスペースについてもトイロハに掲載される予定だが、今日はスペース以外のことを少し書き記しておきたい。では、スタート。

6月20日、広島駅に到着。ぼくは神戸なので西明石まで在来線で行ってから新幹線に乗り換えた。これだけで新神戸から乗るより1000円ぐらい安いとはシラナカッタ。姫路からでも同じくらい。西行きはよく調べたほうがいい。

さて、広島は路面電車の街だ。

その昔、神戸にも路面電車が走っていて、神戸まつりの時には花飾りを施したいかにも昭和なちんちん電車が、動物園から駆り出されてゆっくりパレードする象(そう、象さんです)の傍らをガタゴト走っていたものだ。今思えば、シュールな光景だった。

愛媛に行った時にも路面電車のお世話になったが、あのミニマムな箱でのんびり移動するのはなんとも小気味いい。駅間がとても短い。広島で驚いたのは、3両編成があることと、(もしかしたら、ぼくが載った車両だけだったのかもしれないが)車掌が3人もいたことだ。3人!

それにしても地理に疎い乗客(もちろん、ぼくも含まれている)に親切な対応ぶりにソツがない。国内どころか海外からもたくさん人が訪れる広島ならではのことかもしれない。神戸はどうなんだろうか、と少々気になった。ただ、土地の人に言わせると、広島の路面電車は行きたいところへ行けない、らしい。うーむ。

最初におじゃましたコワーキングは、ポートインクさん。ここで伺ったお話はルポに書くので、写真だけどうぞ。

ちなみにぼくはツアーで各地のコワーキングにおじゃまする際、手土産に必ずモロゾフを持参している。

ぼくが神戸だから、ただそれだけの理由だが、さすがに神戸から持参するのは何かと不便。しかし、今や、どの街にもモロゾフの店はあるので、今回も広島駅前の福屋さんで調達した。でも、2〜3日かけて5軒も6軒も廻る間に袋が傷んでくるので、もうやめようかと思っている。これから伺うスペースさん、ごめんなさい。なにか考えます。

さて、ポートインクさんでインタビューが終わったら、このところ痛めている背中がまた痛みだした。「う、う」とか唸ってたら、東京からツアーに参加した村上さんがスポーツ整体に詳しいそうで、くいくい揉んでくれた。ありがたや。

そう、彼はわざわざ東京から参加してくれてる。だが、オドロクのはまだ早い。彼を引き連れてきた魚岸さん(通称、サカナさん)は、なんと、3月からのコワーキングツアーのほぼ全行程に参加してくれている。東京から。

今回も来るなりすぐにスペースに溶け込んでスタッフの方と話し込んだり、ぼくのインタビュー風景を写真に撮ってくれたり(村上さんも撮ってくれた)、なにかと忙しい。気がついたら、領収書をのりで貼り付けるという高尚な作業に勤しんでおられた。今日中に税理士さんに送らないとうんと叱られるらしい。

こうして旅先でもちゃんと自分の仕事(というか、これは作業だけど)をこなせる、ということを実践(実証)するのも実はこのツアーの目的だ。

デジタル・ノマドなどと言われてなんとなく気色悪い思いもしないではないが、移動しながらどこででも誰とでも仕事する「移働」がこの後の社会に欠くべからざる要件となると思っているぼくにとっては、働く環境を自由に選択できるようになるためのウォームアップとして、結構マジにこのツアーをやっているつもりだ。

だから、彼らのような参加者がいてくれると本当にウレシイ。というか、こうしてすぐに行動する人をぼくは心から尊敬する。そして、いつもと違った場所といつもと違った人を体験することが、実にいろんなことを教えてくれる。

それで思い出した、サカナさんの発した過去最高の名言をお教えしよう。

「世界は本当に近くなった。ただし、そう言えるのは行動する者だけだ」

正確にはこうではなかったかもしれないが、まあ、そういうことだ。

そのことに気づくきっかけになる、このツアーにもっとたくさん参加してほしいと思う。

さて、次に移動する前にホテルにチェックインして荷物を軽くした。泊まったのは法華クラブ。大浴場があったのでここにしたのだが、正解だった。

次のShakehandsさんにおじゃまする前に腹ごしらえ。サカナさんがいたので、煮干しのラーメンにした。意外とあっさりで旨かったです。店名は忘れてしまった。スミマセン。

Shakehandsさんもルポに書くので写真だけ。

こちらでもインタビューして、ちょっと仕事したあと、教えてもらった魚の美味しいお店へ。

目当ては、小鰯だったのだが、これはよかった。来た甲斐があった。

じゃこ天もボリュームがあって食べごたえあり。

広島産の日本酒もイケます。

最後にいただいた貝汁のそばがまたよかった。

いかん、こんな写真ばっかりあげてたら前に進まない。

さて、翌日は少し早めにホテルを出て平和記念公園に向かった。資料館は海外から訪れた人でいっぱい、日本人はどこかの高校の修学旅行生が何組か。はじめて来たけれども、ここは絶対に見ておいたほうがいい。

資料館をひとめぐりしてから、外に出た。

ここから原爆ドームが見通せるようになってるんですね。公園を通り抜けて、そのドームの見える川まで出た。

この建物がいつまでも平和の象徴として残っているのが果たして良いのかどうか、地球上に戦争がなくならない限りそうなんだろうな、としばし考えこんでしまった。

さて、広島2日目はまずSO@Rさんに伺った。ここも写真だけ。

しかし、広島のコワーキングはどこもキレイだなぁ。ちなみに、写真奥にむこう向いて座って仕事している(たぶん、しているはず)のは、実は昨日おじゃましたShakehandsの運営者である市川さん。

スペース同士をつなぐ、というコワーキングツアーの趣旨に賛同していただいてこの日参加してくださったわけで、その心意気がとてもウレシイ。今後はスペース同士の連携を推進するコンテンツも、ツアーの中に盛り込んでいく予定。

ここを辞して、次は尾道まで行くのだが、その前に広島に来た限りは、そう、お好み焼きをいただかなくてはバチが当たる。ということで入ったのが横川駅近くの弁兵衛横川店。オドロイタことに、このお店、BMWの代理店さんが経営してるんですって。だから、弁兵衛。べんべー。わかりますね。

これがまた関西のそれとはまた違う味わいで非常に美味しい。特にぼくのいただいたのは(写真右下)ガーリックが効いてて参った。あとで、店の方に「あれはやっぱり粉が特殊なんですか」と訊いたら「いえ、パウダー降ってるだけです」と。あ、あそう。

こうして満腹した我々は一路、尾道へ。伺ったのは、OnomichiShareさん。ここも写真だけ。若干一名、カメラ目線ですが。

ここは、もう目の前が海で、その眺望がいい塩梅にリラックスさせてくれるが、その開放感が彼の野生を呼び覚ましたのか、この海に飛び込んだ人が約一名いる。本人の名誉のためにその名は伏せるが、しかし、その名を聞くと「ああ、やっぱり」とうなずく、えーと、あの人だ。

そんなことは我関せず、しっかり仕事に励む人ももちろんいるわけで。コワーキングツアーですから。

この手前の人は、ぼくがいつもお世話になってるウェブデザイナー、相澤誠氏で神戸からの参加。

で、尾道では市川さんのお導きにより、とあるお店へ。お名前メモしてなかった、スミマセン。

海にハマった人は、足に怪我をしてここへ辿り着く前に薬局でクスリを調達。実は、後日、腕も痛めていることが発覚するが、この時は知る由もない。興奮状態だったのだろう。

それはそうと、ここも魚が旨い。これはあえて甘辛くしないで、醤油味。

で、尾道といえば、尾道ラーメンということで、ここへ。ええ、スナックではありません、ここです。

この佇まいで、入ったらしっかり中華屋さん。ぼくはワンタン入りのラーメンをいただきました。美味しかった。

実は、先の魚のうまい店に行く途中、こんな色紙を掲示しているのを発見。

なんと、我が心の師匠、開高健が亡くなる2年前にここに来てたらしい。入りたかったが、誰もぼくの興奮に注意を払わなかったので泣く泣く次回に。待っててね、絶対行きます。

で、実はラーメンいただいてからが大変だった。知人に教えてもらった、大正からある旅館をリノベーションしたゲストハウスがスバラシイというので、そこに向かったのだが、尾道が坂の町であることをコロッと忘れていた。

それは、「みはらし亭」という名が表すように、ものすごい石段を上がりきらなければ辿りつけないところにあった。

深夜、この階段をえーこら上がっていったわけで。 途中で何度も休憩したのは言うまでもない。

途中、お寺があって、なんとも怪しげな雰囲気だが、体力の限界なのでそんなこともまったく気にならない。疲れというものは何ものも寄せ付けないのだった。

やっとたどり着いて上からパシャリ。

ヘトヘトだったので写真がいまいちだが、ゲストハウスのスタッフさんに聞けば、360段ぐらいあるそう。うへ〜。

ということで、疲れきってます。

ひとっ風呂、じゃなくてシャワー浴びて、やっと人心地得て、ソファでアイスコーヒーを。静か。

翌朝、眺めは最高だが尾道は雨だった。それでもツアーは続く。

そぼ降る中を駅まで急ぎ、とりあえず朝ごはんを。雨は降っても腹は減る。ちなみに、同行者約2名は朝から尾道ラーメンを食べようと店に入ったら(まさかと思ったら、尾道駅のラーメン屋さんは朝からやってる)、券売機が故障でやむなくこちらに合流。

そして一行は、福山のHaLappaさんへ。ここもキレイだなぁ。

これで一応、今回のコワーキングツアー広島編はコンプリートした。お疲れ様でした。トイロハのルポをお楽しみに。

このあと、我々はさらに徳島は脇町のうだつの街へと向かう。それはまた別のカツドウなのだが、それはあらためて書く機会があると思う。

「移働」はあらゆる行動規範を変え、価値観を置き換え、身の置き場と時間の使い方をシンプルにしてくれる。コワーキングツアーは、その意味を確認するために必要な、ある種のゲートウェイだ。ここをくぐり抜ける人とそうでない人は、この2年の間に確実に違う世界にいることになるだろう。キッパリ。

あそうそう、最後にもう一度、掲げておこう。

「世界は本当に近くなった。ただし、そう言えるのは行動する者だけだ」

by 海にハマった人。

行動しよう。

自分世界を広げよう。

そして、移働しよう。

途中、写真ばっかりでアレでしたが、最後までお読みいただき有難うございました。このブログは、BlogジェリーVol.55で書きました。