(国内版)コワーケーションはじめます

装いも新たに新コワーキングツアーがスタート

ito tomio
cahootz
9 min readApr 13, 2018

--

のっけから恐縮ですが言い訳しておきますと、今回は告知宣伝です。

まずは、来週16日(月)にこういうイベントをやります。

あれ?どこかで見たような画像とタイトル、とお思いの方もおられるかもしれませんが、そうです、昨年6月、神戸で3日間開催したイベントと同じ趣旨のイベントを、今度は会場を東京に移して3月から月一回で開催しています。で、これはその第2回目。

ちなみに昨年のことは、これを筆頭に都合4本ブログに書いてまして、

このときは、以下の6本のテーマを3日間で、一日2本、90分ずつこなしていくという荒行でしたが、今回はそれを1本ずつ6ヶ月で回す予定です。

「旅」移働とコワーキング ➔ 「移働」の時代のリモートワーカーの拠点として
「働」起業とコワーキング ➔ 起業・創業者の輩出と育成
「育」子育てとコワーキング ➔ 子育て中の女性ワークフォース
「学」学びとコワーキング ➔ 仕事のためイコール生きていくための学び
「食」食とコワーキング ➔ 健康な食生活と仕事、ローカル経済のエコシステム
「創」クリエイティビティとコワーキング ➔ 表現、ものづくりの拠点として

で、その元になりました例のコワーキング曼荼羅もヴァージョン2になっていまして、これなんですが、

これらを実現するエンジンがコワーキングであるという点は基本的には変わっていませんが、その中核をはっきり「リモートワーク」と位置づけていて、要するにコワーキングもコリビングもすべてはリモートワークが大前提であるということを現しています。言ってみれば、これ全体がコワーキングでありコリビングです。

補足しておくと、コワーキングは(ずっと言ってるように)場所ではなくてコトを起こすためのスキームであって、それをリモートワークを前提にすることでその役割がより明確になり、可能性が高まり、飛躍的にその効果が増すと考えています。

もうひとつ補足しておくと、「リモートワーク=移働(※移動ではなく)」であり、イベントタイトルも「移働の時代=リモートワークの時代」という意味です。

第2回めのテーマは「起業とコワーキング」で、「かせぐコワーキング ~リモートワークが実現する事業創生~」と題して、小倉のコワーキング「秘密基地」さんで、延べ1万人受講、40社以上の創業、経済効果20億円以上を叩き出している起業家育成プログラム「創生塾」を動かす中心人物のひとりである渋谷さんにプレゼンターとしてお話しいただきます。

よろしければ、ぜひご参加ください。参加申込みはPeatixのページからお願いします。

さて、話は変わって、新コワーキングツアー、はじめ〼。

コワーキングツアーは昨年までは、特定の地域の複数のコワーキングを順番に訪問していくという(例えば長野県なら8つのコワーキングを8日間で回りきる)「巡回型」でした。ここに、そのツアーリポートを(全部ではありませんが)掲載しています。

それでこれまでに65ヶ所のスペースさんにおじゃましていろいろお話しを聞くことができ、その時にできた各地の人たちとのつながりは何ものにも代えがたい財産になっています。

ですが、正直言っていつの間にかスケジュールをこなすことが目的になってしまい、それこそ「移動する」だけで精一杯で、もっとじっくり情報共有したり、突っ込んだビジネスの話をしたり、ローカルのヒトと交流してコトに参加したり、という強いつながりを作るという本来の目的が満足に果たせていないという反省があり、折り悪く腰を痛めたこともあってしばらく休止していた次第です。

で今回、これを、数日間どこかのスペースさんを拠点とし、そこで仕事もする、イベントもする、地域のアクティビティも愉しむ、地元の方とも交流する、もちろん飲み会も、ついでに近隣のコワーキングとの連携もするという、いわば「滞在型」に衣替えして再開することにしました。

「滞在型」というと思い出すのが、そう、このブログでも散々書いているCoworkation(コワーキング+バケーション=コワーケーション)です。

ぼくがはじめてコワーケーションについて書いたのは、えーと、と思って探したらこれかと。うわー、もう2年前になるんですね…(遠い目)。

ということで、これはいわば「国内版コワーケーション」ですね。わざわざ「国内版」と断るのもナンですが。ま、あえて、今は。

そこかしこでこの計画を話してたら、福井県高浜の若狭和田に4月にコワーキングがオープンするということで、そこから新しいコワーキングツアーをはじめることになりました。ここに5日間滞在して上記のいろんなカツドウをしてみたいと思います。5月下旬に催行予定です。追ってご案内します。

先日、そのロケハンに行ってきました。ちょっとその一部を画像でご紹介しておきます。はい、宣伝です。

これはアジアで初の国際環境認証「BLUE FLAG」を取得した若狭高田のビーチ。当日ちょっとお天気が悪かったのでアレですが。

ここではビーチコワーキングができます。電源、WiFi、チェア、テーブル付き。午前中は浜で仕事しましょうかね。

こっちにはバーベキューサイトが。遠くに青葉山が見えます。

その青葉山には中山寺があります。宝塚のそれと同じ名前。写真はありませんが、座禅を組んで講話も聴ける大成寺というお寺もあります。マインドフルネスしましょうか。

この洞穴をくぐっていくSUPやシーカヤックのツアーもあります。

これは宿泊予定のゲストハウス「カメハウス」さん。まだ工事中ですが泊まってきました。

で、ご近所のカフェバーでお昼ごはん。なんと、若狭ではふぐの養殖(畜養)をやっていて、これはふぐ天丼。とろろ芋も美味しかったです。ツアー滞在中にはふぐちりする予定です。(なんか食レポみたいになってきましたが気にせず進めます)

コワーキング+カフェになるのがここ。オープンは4月29日の予定です。

こっちがカフェで

こっちがコワーキングになるところ。いずれもまだ工事中。

実はここは「PAXCoworking高浜」という名前になります。そうです、先日、クローズした東京経堂のPAXCoworkingの精神を継承するということで、その名前がつきました。経堂で使われていたデスクも到着しておりました。(写真撮るの忘れました)

この海辺の町でしばしのあいだのんびりゆったりするのもいいんじゃないでしょうか。

なお、この新コワーキングツアーでは高浜に続いて、奄美大島、宮古島、沖縄本島国頭村、など南の島シリーズとも言うべき候補地があり、他にも山形酒田、和歌山白浜、北海道富良野など、楽しみなコワーケーション企画が進行中です。奄美大島にはGW開けの5月7日〜9日にロケハンに向かいます。

「ほほー、だったら」と、タイ、ベトナム、台湾、バリも候補にあがってまして、それってもうすでに本格的コワーケーションじゃないかと、もうはやワクワクしています。

ところで、ツアーも結局、「移働」=リモートワークが前提です。ですので、冒頭のイベント「移働の時代〜Bedyond the Coworking」とも密接に絡んできます。ゆくゆくは、ツアーの行き先でこのイベントを開催し、ライブストリーミングするということも考えています。

ということで、今回は終始告知宣伝で失礼しました。でも、ぜひご参加ください。よろしくお願いします!

ということで、最後までお読みいただき有難うございます。このブログは、ブログJelly Vol.85Revengeで書きました。

もし、このブログを愉しんでいただけたなら、左下にある「拍手」のマークをクリックしてやってください。そうすれば、他の方の目にも触れるきっかけになるので。

他にも、「カフーツ式BlogMagazine」に書いていますので、よろしければチェックください。

--

--

ito tomio
cahootz

コワーキング・プロデューサー。メディア企画、執筆、翻訳、編集。2010年、日本で最初のコワーキングスペース「カフーツ」を神戸に開設。2012年、経産省認可法人コワーキング協同組合設立、代表理事就任。2014年、コワーキングマガジン発行。2016年、コワーキングツアー開始。訳書に『グレイトフルデッドのビジネスレッスン』他