「新しい価値を生む仕事」を作り出すプラットフォーム

今まであって当たり前だった仕事がなくなり地球上になかった新しい価値を作り出すことについて

※この記事はFacebookグループ「電子国家 エストニアファンクラブ」に寄稿したものの転載です。

こんばんわ、伊藤です。またまた日本語ですみません。中嶋さん、翻訳有難うございます。

先日、”Bullshit Jobs: A Theory”という本のことを知って少し拾い読みしているんですが、これがこれからの仕事の仕方を考える上でなかなか刺激的な内容です。(下記はハードカバー)

著者曰く、

今の世の中には「どうでもいい仕事」がごまんとあって、大した生産性もない役職(役割)についている人が、これまたごまんといる。しかも、やっている本人が一体何の役に立つのか分かっていない。イギリスの調査だが、自分の仕事について「社会に対して意味のある貢献をしている」とは思っていない人が37%、「自分の仕事が有用だ」と思っている人は50%に過ぎず、残りの13%が「分からない」と回答している。例えば、ロビイスト、企業弁護士、テレマーケター、広報、受付係、秘書、ドアマン、パフォーマンスマネジャー、社内広報誌のジャーナリスト、休暇のコーディネーター、中間管理職やリーダーシップの専門家などなど、その他に不具合のあるプログラムを修正するのもそのひとつ。

だとか。

なんとも手当たり次第にありとあらゆる職業が槍玉に挙げられてますが、ただ、いずれそういう社会になるとは誰もが薄々感じていることではないかとふと思ったり。

エストニアの話をする時によく「会計士はいないらしい。AIがするから」というフレーズがお決まりのように出てきますが、そんなことはやっぱりないらしく、ちゃんと人間がする仕事があるんだそうです。まだ、今のところ。

ただ、「会計」というものを今とはぜんぜん違う行為ととらえた時に、ぜんぜん違う役割を担うことになります。「会計」を単に処理作業ではなくて、次の価値を生むためのプロセスとしてどういう目的を与えるか、そこにテクノロジーをうまく活用すると方法が変わり、そうすると制度も変わって、社会のありようも変化する。

もしかすると企業に会計は必要なくなるかもしれないが、要するにそういうものを求める社会制度でなくなるけれども、それに代わる新たな価値を生むシステムが動き出すかもしれない。

エストニアは良くも悪くも歴史が浅いので、そうした制度設計もスピード感をもってできているように見受けます。多くの起業家がエストニアに惹かれる理由のひとつがそこではないでしょうか。

ただ、そう考えると、これから必ず変わるであろう社会のありようを事前に想定して職業を選ぶべき、あるいはビジネスを起ち上げるべきかもしれません。いや、きっとそうでしょう。つまり、今までの社会で共有されてきた価値観とはまた違うものさしで考える、そういう想像力の有無が未来を変えるのは容易に(それこそ)想像されます。

エストニアが起業家のメッカになりつつある、第2のシリコンバレーを巡ってベルリン、パリ、アムステルダム、ロンドンとせめぎ合っている、という話はここ最近良く聞きます。ただし、プログラミングができるからと言って、そう安々と成功する時代ではもはやありませんよね。

起業家にぼくが期待するのは、一見クレイジーで素っ頓狂な人たちが真顔で持論を展開し、「アタマおかしい」と言われながらもホントに実現してしまう、そこに今まで地球上になかった新しい価値を作り出す、ということです。

エストニアのみならず世界中の「第2のシリコンバレー」が、そこを競い合っています。今までになかった価値を生むプラットフォームづくり。日本もそこをやらないといけないと思いますが、さてどうでしょう?

それとそのプラットフォームを支えるのがファンド、それも新しいファンドの仕組みだと思っています。これもエストニアが先んじているかもしれません。そのへんの話は次回、また。


ということで、最後までお読みいただき有難うございます。

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