トフィーとコーヒーの専門店「BALYET」がつくる、“ここ”でしか味わえない独創的で贅沢なひとカケラ。

Yui Murata
CAKE.TOKYO
Published in
8 min readOct 26, 2016

こんにちは。ムラタユイです。今回は、大阪天王寺駅直結の「天王寺MIO」内にある、トフィーとコーヒーの専門店「BALYET」へ行ってきました。

2015年3月に大阪・梅田のルクアイーレにオープンし、今年2016年4月に、こちら「天王寺MIO」に移転リニューアルオープンしたお店です。

味も見た目も楽しいオリジナルトフィーたち

TOFFEE(トフィー)とは、日本ではまだあまり聞き馴染みのない名前ですが、イギリスやアメリカでは定番のお菓子。バターと糖蜜でつくられた、キャラメルのような少し硬いブロック状のもの。

イギリスでは甘いソースとしてデザートに用いたり、固めたものをキャンディのように一粒一粒包装したものや、量り売りで販売している専門店もあるほど、とても親しまれているお菓子です。

BALYETは、そんな海外の伝統的なお菓子をアレンジし、味も見た目も楽しませてくれるオリジナルトフィーを提供しています。

本場のトフィーはブロック状のものが一般的ですが、BALYETのトフィーはキャラメルとチョコレートが層になった薄い板状のものに、ナッツやドライフルーツなどのトッピングをのせたもの。そのため、サクッとした弾けるような食感が特徴的です。

季節によって入れ替わる味も含め、常時7種類のトフィーがショーケースに並んでいます。

現在のラインナップは、「PISTACHIO N°6 (ピスタチオナンバーシックス)」、「STRASGO(ストラスゴー)」、「BANOFFEE(バノフィー)」、「OSAKA STRUT(オーサカストラット)」、「ALLSPICE&NIBS(オールスパイスアンドニブス)」、「BULBUL’S BERRY(ブルブルズベリー)」、「FIG&WALNUTS(フィグアンドウォルナッツ)」。

今回お話を伺ったスタッフの津村さんによると、人気があるのは、スタンダードな「PISTACHIO N°6」や、彩り鮮やかな「STRASGO」だそう。

関西の人気ロースターのコーヒーをお供に、ほっとひとやすみ

お店にはちょっとしたイートインスペースがあり、今回「PISTACHIO N°6」をいただきました。トフィーの上には、ビターチョコレートの層。さらにピスタチオがトッピングされています。

ピスタチオは浅煎りなのでフレッシュな食感もありながら、香りよくビターチョコとの相性抜群。トフィーと一緒にコーヒーをいただくのがオススメです。

こちらでは、京都「%ARABICA」、大阪「HIROFUMI FUJITA COFFEE」、兵庫「TAOCA COFFEE」と、関西を代表する人気ロースターによる“トフィーに合うオリジナルブレンド”を提供しています。

また、どのブレンドとも一味違ったBALYETのオリジナルブレンド「102BLEND」も用意しています。フルーティーで爽やかな味わいはトフィーによく合います。

全7種のトフィーが入った「ALLSTAR」

イートインで一息ついた後、全7種類のトフィーが入った「ALLSTAR」をお持ち帰り。

まずは、鮮やかな見た目から、女性の方に人気の「STRASGO」。甘いホワイトチョコにフリーズドライの苺が甘酸っぱく爽やかな味わいです。他にもナッツ、ラズベリーやマンゴーのドライ、セミドライが含まれ、異なる食感の甘いアクセントが楽しいひとカケラ。

STRASGO

「OSAKA STRUT」は、ぜひ大阪のお土産としてオススメしたい一品。大阪と言えばのキャンディ、パインキャンディをトッピングした遊び心のある一品。見た目もキラキラとかわいいです◎

OSAKA STRUT

こちらは「BANOFFEE」。ミルクチョコとバナナという、間違いのない組み合わせです。

BANOFFEE

こちらは、「FIG&WALNUTS」。よりザクザクとしたナッツ感のある食感も◎

FIG&WALNUTS

こちらは「BULBUL’S BERRY」。ホワイトチョコに4種のベリーが爽やかです。

BULBUL’S BERRY

最後に「ALLSPICE&NIBS」。ビターチョコにスパイス、ニブス(砕いたカカオ)をのせて。ほろ苦で現在のラインナップでは大人っぽい味に思いました。

ALLSPICE&NIBS

スタッフさんのオススメをお伺いしたところ、人によっても全く意見が分かれるそう。今はこれがすき!など、それぞれにブームもあるそうです。

お話をお伺いした津村さんは、今はビターチョコ系の「PISTACHIO N°6」や「ALLSPICE&NIBS」がお気に入り。販売スタッフさんのおすすめは「FIG&WALNUTS」。私は、「BANOFFEE」と「ALLSPICE&NIBS」がお気入り。どの味が好きかで、わいわいと盛り上がれそうです。

整ったカタチではなく、あえて、砕いたカケラそのままの不揃いな形もなんだかワクワクさせられる要素のひとつ。おうちでカケラをさらに砕いて、みんなでシェアして楽しむのもいいかもしれませんね。

また、天王寺MIOへの移転とともに、パッケージデザインや店舗デザインもシンプルでより洗練されたものになり、どれも秀逸です。

トフィーのカケラやトッピングを使ったアレンジおやつもラインナップ。

さらにBALYETには、トフィーやトフィーを取り巻くトッピング(チョコレートやナッツ)から派生したいくつかのメニューがあります。トフィーを割ったときにできる小さなカケラを生地に練りこんで焼き上げた「BALYET BITS BISCOTTI」。

種類は、「PISTACHIO N°6」「BANOFFEE」「ALLSPICE&NIBS」など、カケラを混ぜ込むというその製法からトフィーのフレーバーともリンクしています。ビスコッティならではのカリカリと歯ごたえのある食感。トフィーと食べ比べるのも楽しいですね。

さらに店頭では、トフィーに添えるナッツを使ったオリジナルのドリンクメニューも頂けます。今回は、月替わりのマンスリースムージーをいただきました。

10月は、「ビーツ&カカオのスムージー」。ぐっと深まる秋を表現したような美しいスムージーです。冬には、トフィーに重ねているチョコレートを使ったホットドリンクも登場するそう。

BALYETのコンセプトは、“日常に寄り添う、ここにしかないもの”

甘いおやつとコーヒー。誰にとってもごくごく身近なものですが、はるか遠いどこかの国を思わせるようなトフィーという少し珍しいお菓子は、日常でありながら少しだけ非日常を感じさせてくれます。

遠い国に実在するトフィーともまた違う、“BALYETのトフィー”は、日本中、いや世界中を探してもここにしかありません。

実はBALYETは、以前お話を聞かせていただいた「カヌレ堂」と同じ会社が運営しています。コンセプトやお菓子の種類は異なりますが、こちらもまた、わざわざ赴いて手に取ってほしいという願いが込められたお菓子たちです。

そんな“ここにしかないもの”を求めて、たくさんのお客さんが今日もBALYETへ足を運んでいます。

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