Web2.0からWeb3.0の世界へ

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canow Group
Published in
Jan 15, 2021

Web2.0の世界を作り上げたPayPal

PayPalが決済サービスでビジネスを一変させた時代は、ソーシャルネットワークを介して作り上げられるWeb2.0と呼ばれる世界です。

インターネットユーザーが情報を受信するだけでなく、情報を発信する側へ移り変わることで、よりインタラクティブに情報の交換や創造が行われるようになりました。そうなると、オンライン上での買い物やサービスの享受によるオンライン決済が行われることは必然的で、これがPayPalがそれまでのWebの世界に台頭する後押しをしました。

訪れたWeb2.5の世界

その後、ブロックチェーン技術を用いた仮想通貨の時代(Web2.5)が訪れました。しかし、分散的思考というブロックチェーンの本来の「個が活きる世界を創ることでできる」という思想の良さが活かされないまま、中央集権的な利得や既得権益から抜け出せなかったのです。さらに、2018年のコインチェック事件のようなデジタル通貨としての穴をついた損害や損失。また、詐欺コイン等が横行するなどの社会的な問題やリスクがあることがフォーカスされてしまい、マスによりネガティブイメージが世間的に先行してしまいました。

「仮想通貨は怪しい」といったように、仮想通貨の裏側で扱われるブロックチェーン技術さえも社会的には非常に批判的に捉えられるようになったのです。もちろんその反面、仮想通貨で利益を得た億り人も多く現れました。こうして一通り、仮想通貨のポジティブな面やネガティブな面の両方が社会的に認知されました。

個が生きる時代

ブロックチェーンとは技術そのものではなく、非中央集権的で「個がより重要視される時代や文化」を創造できる可能性を持ったその思想が非常に重要です。

これがブロックチェーンの本質です。

ようやくこの本質が理解されつつある時代を迎えつつあり、個人情報(の管理)が個人に戻り、その対価として利益が得られる「個が活きる時代」となってきました。このきっかけを創るのが「DID(Decentralized Identity)」です。

BRIDGEでは、DIDとその先のDataBankでビジネスの世界を一変させることができると考えています。

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独自の「canow chain」をベースにDatabank / DIDを開発。ブロックチェーンの技術と思想で、すべての幸せを追求するWell-beingの世界を実現するためゲームチェンジャーとして社会基盤を整える事業を展開中。