BFV ベータテスト登場武器紹介+プレイ動画:StG44
自動小銃を初めてヒットさせたドイツ製ライフル
ベータ四日目、そろそろプレイヤーも空気感に慣れて来たのか、いい試合をすることが増えてきたように思えます。
ただ、個人的にグランドオペレーションは1ラウンドが長すぎるので、もう少し短くならないかと密かに願っています・・・
武器紹介二回目はStG44。MP44などの呼称でも有名なドイツのアサルトライフル、もとい世界で初めてポピュラーになった自動小銃でもあります。
映画などではあまり見かけることはありませんが、この時代には珍しくフルオートが可能なアサルトライフルということもあり、ゲームなどでは見かけることも多いちょっと不思議な小銃です。
前回の紹介でもあったように、第二次世界大戦は機動力がものを言う戦争でもありました。そのため兵士一人一人が制圧力の高い装備を持つことが、勝負の大きな分かれ目となった時代です。
その中でドイツが悩まされていたのは、少ない歩兵戦力と一人当たりの火力の小ささでした。MG42に見られるように、機動力は低くとも火力の高い機関銃ありきの戦術では無類の強さを発揮しました。
しかし素早い行動が求められる時代において、そのような重い機関銃ありきの戦略では数や機動力で連合軍に劣ってしまうこともあり、一人一人に連射可能な小銃を携行させることが課題として持ち上がります。
当時のドイツ軍がフルオート銃として採用していたのはMP40という短機関拳銃、つまり近距離戦に特化したマシンピストルのみで、交戦距離の長い戦闘においては火力不足が見られていました。
一方当時主力ライフルとしてドイツ軍に配備されていたKar98kはボルトアクション、つまり射撃を行うごとに手動でのコッキングが必要なライフルであったため、こちらは逆に中近距離の戦闘となる市街戦などでは非常に使いづらいとされていました。
時にはMP40とKar98kの二丁を使い分ける必要もあったというドイツ軍ですが、その煩雑さを解消するために開発されたのがStG44です。
StG44は連射に最適化し、兵士一人当たりの携行弾薬を増加させるため小型化した弾薬を使用するのがポイントです。
ストッピングパワーは重要ではない
従来使用していた7.92x57mmモーゼル弾は威力こそ高いものの、比較的大型でそのパワーを持て余している節も否めない点が挙げられていました。高い威力の弾薬は、大量に携行するには不向きなのです。
そこでStG44には7.92x33mm弾というやや小型化された弾薬が使用され、マガジンも30発装填可能な当時のライフルには珍しいロングタイプのマガジンが採用されることで、継戦能力の高い自動小銃を開発することに成功したのです。
もちろん現代の銃と比較すると、このサイズの弾薬でも十分に大きいのですが、当時はさらにデカイものが主流であったわけです。
機構は現代のアサルトライフルと同様のガスオペレーション方式が用いられ、セミオート・フルオートを切り替えることができます。
実戦配備してみると、性能は非常に高く、前線の兵士からも高い評価を得ており、連合軍兵士にも鹵獲したStG44を使用していた兵士がいたという話もあるほどのものでした。
しかしそれでもメディアに取り上げられないのは、実戦配備が1944~45年と、大戦も末期にさしかかっているという遅さが原因でしょう。
「Sturmgewehr 44(突撃銃)」という名前をつけた親こそヒトラーですが、当初ヒトラーは使用する弾薬への不信からこの銃の重要性を軽視しており、登場が遅れてしまったと言われています。
現代にも通じる世紀の発明が、一人の指導者のエゴで影の多い存在にさせてしまったのもまた、ナチスドイツらしい悲劇と言えるでしょう。
BF5では初期装備として配備されているStG44。連合軍の黒人兵士がこの銃を持って勇ましく戦う姿は、ある意味強烈なナチス否定のメタファーのようにも捉えることができますね。

