BLM運動にも引用されたPop Smokeの “Dior”が黒人に届けたもの
夢を与えることも、一つのプロテストである
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5 min readJun 11, 2020
2020年2月、若干20歳という若さでこの世を去ったブルックリンのラッパー、Pop Smoke。
LAで彼を銃撃した犯人は未だわかっておらず、事件は闇の中へと葬られようとしているが、彼が残した功績がこの世から失われることはない。
そんなことを強く思い起こさせたのが、今回のBlack Lives Matterにおいて、彼の楽曲の一節がデモ参加者によって、何度も唱えられている様子を捉えた映像だ。
トランプ・インターナショナル・ホテルの前でデモ活動を行っていた参加者たちは、当初ジョージ・フロイドを悼むメッセージを声高に掲げていた。
しかし突然、それでいてシームレスに、参加者たちのチャントはPop Smokeの “Dior”からの一節、“Christian Dior, Dior/I’m up in all the stores.”へと変貌していったのである。