説得とヤル気の科学:チームのモチベーションを上げるための科学的なアプローチ

piqcy
chakki
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3 min readApr 28, 2017

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chakkiのチームでは、週に一度私たちのミッションである「すべての人がティータイムに帰れる社会を実現する」ために参考になりそうな本を持ち回りで紹介しあっています。今回は、そんな本紹介を行うきっかけとなった最初の一冊をご紹介したいと思います。

チームで「新規参入メンバの教育」という点を効果的にできないか検討していたころがありました。そのときはあれこれ考えて実際に新人の研修プログラムで試してみて・・・といろいろなアプローチをとっていたのですが、なかなかうまくいかず困っていました。

その時、後輩がこんな本があったと持ってきたのが本書でした。驚くべきことに、そこには我々がウンウンうなってひねり出した仮説やアプローチが全て網羅されており、さらにはまだ考えもつかなかった観点が紹介されていました。あげくしっかりと実験の結果までもがついている・・・この時ほど「お釈迦様の手のひら」という言葉を体感したことはありません。俺たちの数週間は一体・・・と途方に暮れました。

何時間会議を重ねるよりも、一冊の本が効果的なことがある。そのことを体感してから、しっかりインプットを継続的に行っていこうということで本の持ち回りの紹介をはじめました。

書籍の内容としては、人のモチベーションにかかわる7つの要因が紹介されています。それらについては実例や実験を交えて紹介されており、「俺はこんなにあやつられていたのか・・・」と驚愕するものも少なくありません。勉強したいけどモチベーションが上がらない、あるいはチームのモチベーションを上げたい、と考えている方にはぜひ一読をお勧めいたします

なお、チームで共有すると書籍の内容を活かしても「ははぁ、先輩はこのモチベーションで俺を動かそうとしているのか~なるほどなるほど」みたいな感じになって素直に受け取ってもらえなくなるので、注意が必要です。

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piqcy
chakki
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All change is not growth, as all movement is not forward. Ellen Glasgow