福利厚生プログラムを始めました。第一弾として「原宿タップルーム」を弊社オフィシャル居酒屋に認定しました!

Yusuke Takahashi PhD
AppSocially Blog
Published in
8 min readAug 23, 2017

(注) 本プログラムは、当初「原宿タップルーム」対象として始めましたが、2018年の中目黒への移転に伴い「中目黒タップルーム」を含む、全てのベアード・ブルーイングの直営店を対象としています。ビールお好きな方、一緒に飲みに行きましょう!

写真1. 原宿タップルーム(東京都渋谷区)では無数のクラフトビールを楽しめる。

AppSociallyでは、2017年6月より、従業員満足度向上およびチーム作りのための福利厚生プログラムを開始しました。

第一弾として、日本が世界に誇るクラフトビール、「ベアード・ビール」ブランドの直営店である「原宿タップルーム」を、弊社のオフィシャル居酒屋と認定し、AppSociallyの従業員向けに、ベアードブルーイングの美味しいビールを含む飲食費用のサポートを開始しました。本プログラムは、AppSociallyの東京オフィスを東京千駄ヶ谷に開設した6月より開始し、運用しています。

オフィシャル居酒屋への認定にあたり、原宿タップルーム様には、弊社従業員およびお取り引き様等の定期的な紹介とともに、オフィス設置の冷蔵庫への定期的なベアード・ビールの配置、原宿タップルームのスタッフの皆様への弊社主催イベントや非公開ディナー等へのご招待、さらに、スタッフの皆様が終電を逃した際等の簡易仮眠施設としてのカウチ(ソファベッド)を提供いたします。

背景

今回のオフィシャル居酒屋への認定の背景はいくつかあります。まず、日本のビジネスにおける伝統文化としての「ノミュニケーション」があります。旨いビールを介して、同僚やお客様と親交を深めていくこの手法は、シリコンバレーにおけるミートアップの進化版でありデベロッパーが好んで参加しコミュニティ内での経験共有が行われている「ドリンクアップ」にも通じるものがあります(弊社で開催したドリンクアップについては別途記事で紹介します)。先日ドリンクアップを共催したAlgoliaでDeveloper Relationsを率いるJessica @jessicaewest によれば「Beer makes everyone happy(ビールはみんなを幸せにする)」とのことです。

“Beer makes everyone happy” by @jessicaewest

一方で、米国カリフォルニア州マウンテンビューで創業した中で体感してきた、シリコンバレーの文化の優れた部分を伝承したいという、僕の思いもあります。僕が無一文でベイエリアに無期限顧客開発の旅に出た時に、ホテル代を捻出できない中で9週間の滞在中に寝食に困ることがなかったのは、9個のカウチを無償で提供してくれた人たちのおかげでした。彼らは平たい顔族の外国人である僕に惜しみなくソファを貸してくれました。彼らはシリコンバレーのそうそうたるスタートアップの創業メンバーやエンジニア、投資家たちであり、その後(一時的ではあれ一緒に暮らしていたので)家族のような友人となり、親交を深めています。

彼らは今でも家族のような友達です。Source: 高橋雄介: “シリコンバレーで大切なことは子供の頃に両親から教えてもらっていた,” 清水弘文堂書房, URL: <http://www.shimizukobundo.com/ic/thanks-my-family-and-friends/>, 2012年5月24日.

蛇足ですが、当時僕はカウチを提供してもらっていたお礼に、主にキッチンに立ち、日本の食文化を日本食とともに振る舞っていました。手巻き寿司パーティから天ぷらディナーに至るまで様々な日本食を作って来ました。サンフランシスコの美味しいクラフトビールと、日本食はよく合います。

カルチャーが重要

ところで、日本の食卓は調理済みの大皿を食卓に運んで共有するスタイルの(主に)欧米の料理と比較してパーティに適しています。テーブル上で共同で調理する鍋やすき焼きのディナーに加えて、卓越したロールのスキルを教示したり誇示したりしあえる手巻き寿司のディナーには、コミュニケーションのみならず、コラボレーションも誘発する優れた機能美があります。友人の友人がランダムに参加するホームディナーのカルチャーに日本文化がフュージョンするのを目の当たりにするなかで、僕にとっては、シリコンバレーのコミュニティに招待していってもらえた体験でした。何よりも、サンフランシスコには「カリフォルニア・ロール」があります。

こうして僕を受け入れてくれたシリコンバレーに最も重要な要素は「カルチャー」です。主に外国人である移民がカルチャーの醸成や雇用の創出に大きく貢献しているシリコンバレーでは、「ペイフォーワード」と呼ばれる考え方が非常に重要です。これは、体育会の部活動等において先輩が後輩におごり、その後輩は後輩を大事にすることで先輩への恩返しとする文化に似ています。外国人としてシリコンバレーに挑戦をし、移民として居場所のない中で先人たちに受け入れられて居場所を獲得してきた経験を、後続の起業家たちを寛容に受け入れることで、多様で優秀な人材が活躍する場所が創出され、コミュニティ全体としてのビジネスの成長が加速されています。僕の思いとして、できる限りこのカルチャーを”口伝”もしくは行動をもって伝承していきたいという思いもあります。

ベアードブルーイング創業者のBeardさんと。中目黒店にて。「まさにお前のよう男が、ベアードビールのターゲットなんだ」と情熱的に語りかけてくれました。

最後に何よりも、僕には、旨いビールを、大切な仲間達と呑みたいという思いがあります。サンフランシスコと東京を往復する中で、ベイエリアの美味しいコーヒーとビールに慣れてしまい、東京にいる際に困っていた僕を救ってくれたのがタップルームでした。美味しいビールに飢えた僕が中目黒店に頻繁に通う中で、創業者のBeardさん(写真左から2人目)に遭遇し、お店で出会って仲良くしていただいている藤原さん(写真左。中目黒店から原宿店に移動)、中山さん(中目黒店)、宗田さん(原宿店)、ジャスティン(馬車道店)、高橋さん(馬車道店)らに、旨いビールをハンドポンプで入れてもらえる時間は、何事にも代えがたい貴重な時間です。

ベアード・タップルーム 原宿(Baird Taproom Harajuku)について

ベアードブルーイングの直営店として、中目黒に次ぐ東京2号店として、2009年8月にオープン。日本の居酒屋文化とクラフト・ビールの粋なマリアージュである。居酒屋のおつまみと目の前で焼かれる焼き鳥や野菜、牛肉の串焼きを15種類のベアードビールと2種類のベアード・リアルエール(定番の原宿エールを含む)と一緒にお楽しみください。

AppSocially Inc.について

AppSocially Inc.は、サンフランシスコと東京(北参道/千駄ヶ谷)を拠点に活動するスタートアップであり、500 Startupsのアクセラレータプログラムにも参加しました。現在、ビジネス・カスタマーコミュニケーションのためのプラットフォームであるChatCenter iOを提供し、デザイン(UX)とデータ(AI)のアプローチにより、コンバージョンやセールスに強い会話型のツールを、国内外の主に大手企業様にご利用頂いています。ChatCenter iOはAppSociallyの初期の経験を活かしたピボットの成功により生まれました。

お問い合わせ先

本件へのお問い合わせは、AppSocially Chief Publication Officer(兼任)の高橋雄介まで、以下のChatCenterかEmail<hello@chatcenter.io>にてお問い合わせください。

https://app.chatcenter.io/helloyusuke

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Entrepreneur, Computer Scientist, Cycle Road Racer, Beer Lover, A Proud Son of My Parents, Husband, Father, Trail Runner (**new**)