サッカースパイクへのこだわり
私は、サッカースパイクについて強いこだわりを持っている。
一番最初に両親に買ってもらったスパイクは、アディダスのプレデターであった。それがきっかけでアディダスのスパイクを愛用するようになった。自分は典型的な日本人の足(足幅が広い)をしているためアディダスの靴の形とは合わなかったが、である。
私のスパイクのこだわりは3つある。
・デザイン
・革
・スパイクの裏
1つ目のデザインについては、多くの人がこだわりを持っていると思う。これは、各個人の主観によって、このスパイクはかっこいい、このスパイクは好きではないと言う。私は、一貫してプレデターのデザインが好きだった。当時は、中村俊輔、ベッカム、ジダン、カカ、ジェラードが履いていた。一番の魅力は、靴紐を覆うアディダスマークのついた三角形のタグをゴムで巻きつけるデザインは大好きだった。また自分のプレースタイルがプレースキッカー的な役割であったことから、彼らのようなプレーヤーが必然的に好きになった。そのため、蹴りやすいスパイクを求めていた。プレデターには、インフロントのアッパー部分がゴムになっていてよりカーブをかけやすいデザインという作りにも大変気に入った。
次に、革へのこだわりである。革は、使えば使うほど自分の足にフィットするという点についてとても強いこだわりがあった。なぜなら自分の好きなアディダスは自分の足にあった形をしているわけではないため、使い込んで足幅を伸ばさねばならなかった。(自分の足に合うスパイクにしろと突っ込みたくなるが、デザインの点でアディダスのスパイクを履きたかった) また、気に入ったスパイクには手入れも入念にした、定期的にスパイクを磨いていた。当時のスパイクを磨く順番は、
- 布を水に濡らし汚れを拭き取る
- 少し乾かし、違う布にミンクオイルをつけ、スパイクの革の部分になじませる
- 黒いスパイクで革がはげてきたら黒のオイルを塗る
- 革の縫い目の間まで十分にブラシをかける
- スパイク用の中敷を入れて、型崩れを防ぐ
スパイクを磨くとツヤが出たり、革のシワがついたりして、年季が入ることに対してとても気分が良い気がした。そのため、小学校高学年くらいから革製のスパイクを履くようになった。一番の理想は、牛革のスパイクでミンクオイルを塗って革になじませることであった。この感覚は今も変わらない。
最後にスパイクの裏である。これは日本でサッカーをすることでしかなかなかわからない。日本のグラウンドは小中と基本的に土のハードグラウンドである。そのため、HG用のスパイクが店頭には立ち並び、そのスパイクには硬めのプラスチックのポイントである。私がこだわる点としては、ポイントのデザイン。アディダスは基本的に長方形に近い形であり、比較的厚さはない。そして、なんといってもポイントの模様が個人的に好みであった。土のグラウンドで足を踏み入れた時に、足形のように足の裏の模様が土に残るのを眺めることが好きだった。プレデターシリーズの足の裏のデザインはどんなスパイクの足の裏デザインよりもかっこいいと思っていたデザインだった。
このようにスパイクに関しては、デザイン、革、スパイクの裏というところに個人的に注目していた。最近のアディダス社のスパイクを見ていると、薄い合皮で製造されたスパイクが多く見られる。一般的に軽量化や機能性を求められている部分はある。デザインも原色をベースにした、派手で目立つデザインが多い。個人的には落ち着いていて、革によって自分の足に合う形になるスパイクが好きである。
とはいえ、自分の一番合うメーカーはミズノであり、高校生にもなるとモレリアかウェーブシリーズを愛用していたが笑 しかし、こだわりはこの3つで変わりはない。
