成長の角度を上げるために心がけること

Shunsuke Mori
chunkeke-nikki
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6 min readApr 12, 2016

いよいよこの1年が学生というブランドを身にまとうことのできる最後の年になる。そして、来年度からは、一個人として本当の意味で社会に対して、価値を証明しなければ生きていけないフェーズになっていく。私は、大学に入ってから社会人と同レベルとして扱ってほしいと思ってもらいたくて、彼らの真似をしたり、がむしゃらに努力したりしてきた。しかし、今思うと所詮、親に学費を払ってもらっている一大学生に過ぎなかったし、今もそうだ。親からの完全なる資金面や進路面でのサポートが終了する来年からがいよいよ自分という存在のみで、生きていかなければならないと強く感じる。

そのためには、圧倒的なスピードで「思考」と「思想」を成長させなければならない。

http://www.talentculture.com/4-ways-to-increase-your-goal-achievement/

なぜこの二つなのか。例えば、ビジネスのフィールドにおいて、自分自身が社会から対価を得るには、良質なアウトプットが必要であり、そのアウトプットは個々人の思考によって精度が変わってくる。よって、高い思考力は生きる上で必要である。

また、思想を育む理由としては、あなたが地球上においてオンリーワンの存在になるために必要である。社会と同化した人々は、既存の社会を回すことはできるが、文明の発展にはならない。つまらない。オンリーワンにならなければならない。しかしながら、今の社会を理解することは必要だ。理解した上で、あなただけのこだわり、あなただけの哲学、あなただけの未来の描き方を持つべきである。これらを集約したものがあなたであり、それは他の誰でもない。そんなあなただからこそ、世界はあなたを求め、世界が面白くなる。つまり、あなた独自の思想を持ち、その思想が求められるフィールドで高い思考力を発揮して、価値を示していく。その見返りとして、対価を得て、生きてくことにつながると考えるからである。

では、これらを実現するために実施するべきことは何か。その中でも何が一番実施しなければならないのか。今回は、仕事等でのあらゆる事柄の課題解決を効果的に良質なアウトプットして出すことのできる思考面、そして自分の人生を生きて行く中で自分の哲学や思想を洗練化させていく思想面から1点ずつあげたい。

①思考面で圧倒的に成長するためには一番何をすべきか?

それは、何かの提案や課題を、一人で抱え込まずに十分考えたうえで、人に話す。それを高速に繰り返す。

これに尽きると考える。

様々なビジネスのノウハウ本やメディアでもよく言われることだが、それでも常にPDCAを早く回すことを意識し続ける人は、考え方も洗練されていく。

そもそも今のあなたが出せるアウトプットは、今のあなた以上のアウトプットにはならない。これは自分が今一番痛感していることである。今の自分がスティーブジョブズと同じアウトプットを出すことができたら、今頃世界は変わっている。実際は、そんなに上手くいかない。論理的になかなか考えられない、でもどのように考えたらいいのかわからない。そう思っているうちに、なんて自分は未熟なんだろう、なんて自分は使えないんだろう、と感じてしまうかもしれない。

しかし、今のあなたはどんなに頑張っても、出せるアウトプットはたかが知れている。そんなのは仕方ない。それがあなたの実力なのだから。大切なのは、今の自分の実力を受け止め、自分なりの100%のアウトプットを、上司や知り合いにぶつけることである。しかも、これを自分が考える一番早いと思うタイミングでぶつけることだ。実際これは不安だし、こんなこともできないのか、この程度の思考力なのか、と思われてしまうことが多いため、勇気のいることである。それでも、今のあなたの実力は目の前の鏡に映っているあなたなのであるから仕方がない。

人間は一人一人、感性も考え方も経験も全く異なる。自分のアウトプットをぶつけてみると、彼らなりの考え方でそのアウトプットを分析し、考えるため、自分では気づかないポイントに容易に気づく。そして、どこが漏れているのか、どこが出来ていないのか、が明確になる。また、何故こういうところが漏れてしまったのかがわかったのか、という経緯について注目すると、「ああ、このような考え方をすれば、自分のより良いアウトプットが出せるのだ」と今後の思考面で参考になるヒントを得ることができる。これを、ことあるごとに実践していけば、やがて思考力は洗練されて、より良いアウトプットを生み出すことができると考える。また、思考力が改善されるのは、あなたの100%をぶつけた時に大きな改善が期待出来る。あなたのこれまで全ての経験や成功体験から保持している考え方から導いたアウトプットを提示することで、新しい考え方のヒントを得ることができる。

②思想面を洗練化させるにはどうするべきか。

そもそも自分の思想とは何かをまず定義したい。
自分の思想とは、「あなた自身のこと」を想像してもらえるとわかりやすいかもしれない。何が好きで、何を考えていて、どんな未来を期待しているのか。あなたのすべてのことを指す。

つまり、あなた自身と向き合うことが思想を豊かにすることにつながる

あなた自身と向き合うには、あなたのための時間を作る必要がある。毎日の業務タスクなどに追われていると、自分のための時間を軽視しがちになる。もちろん業務タスクを一所懸命に取り組んでいると、思考面での成長は見込まれるが、思想面ではモヤモヤしたまま、洗練化させることはできない。

1日1時間自分のことを分析する時間を取ると良い。テーマを決めて、ひたすら言語化していく。例えば、私は、サッカーを長年やってきたため、なぜやってきたのか、その過程でどんな心境の変化や葛藤があったのか、なぜ今はやっていないのか、などとことん掘り下げていく。そうすると以外と自分はどのポイントを大切にしているのかが見えてくる。

また、小説を読むのもいい。大事なのは、著者の生い立ちを調べておいてから読む事。著者のどんな体験から、この一文は生まれたのか、そして自分の人生と比較して、理解できる部分と相反する部分はどこなのかを見ていく。本から伝わる著者の感性に触れることで思想を育むヒントになったりする。

少なくとも昨年は、自分自身を見つめることが多かった一年であった。自分を100%理解したわけではなかったが、根底で思っていたこと、今後やりたいことが少しクリアになってきた実感はある。これからも新しい体験とともに、自分と向き合って、時間を確保しながら思想を洗練化させていく。

以上の2点を常に意識して、日々を過ごし、実践をしていくことが一人の人間として、生きていくには必要なことであると現状は感じている。

今後もたくさんの失敗やトライをしていく中で、やっていかなければならないことを見つけていきたい。そして言語化していくことが大事であると感じている。

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Shunsuke Mori
chunkeke-nikki

Joyz Inc. Product Sales Manager/ Sophia Univ./givery Inc. Web Marketing and Sales/Rarejob CS&English counselor/EDUCA co-founder