「行動」と「責任」は運命共同体

Shunsuke Mori
chunkeke-nikki
Published in
5 min readDec 8, 2015

『学生のうちは、たくさん動く。動きながら考える。』
これこそが大学生活を本当の意味で充実に過ごすことだ、と思ってきた。そうだよ、間違いないと、確信して言える。だからこうしてブログに思考を綴ることができる。行動してなかったら頭は空っぽのままだ。自分の人生の時計は前に進まなかった。

大学に入学してから約3年が経過しようとしている。振り返ればこの3年間いろんなことをしてきた。ラブホ検索サイト「カップルズナビ」のインターンから始まり、路上ミュージシャンやマジシャンの出張サプライズサービス事業「surprize」、LINE@の専門学校向け営業とイベント運営インターン、思い出を一つに集める写真共有アプリ「Beeee.」、そして今やってる21世紀の新しい学びのかたちを提供する「EDUCA」。とにかくたくさんの人々とたくさんのことを見て、経験してきた。すべてのかけがえのない過去の一瞬一瞬が僕を形成し、そして未来の僕を築き上げていく。今までの自分の生き様に悔いはないし、これからも悔いはしない。大学のうちに多岐に渡ることをしてきたことはよかった。そして卒業まで残すところ1年と3ヶ月。引き続き挑戦を続けていきたい。

bertauski.blogspot.com

でも、最近多岐に渡る行動から気づいたことがある。それは、すべての行動には責任が伴うということだ。そんなのは前から本やメディアに腐るほど書いてあるからわかっていたつもりだった。自分でもわかっているつもりだった。しかし、これまで本当の意味を理解していなかった。しかし、振り返ってみると実際に身に染みて責任をものすごく感じる。実感している。

全ての行動は、誰かしらに影響がある。人間は、他人に影響を与えないことはできない。なぜなら地球は、人とのつながりなしでは生きていけないから。何かをしようと思えば、そこには人がいる。例えば、ブログを書けば読む人がいる。そして、その背景にはそもそもブログを作った人がいる。さらにその奥には、プログラミング言語を作った人がいて、そしてその奥にはパソコンを作った人がいる。

こうして、行動の一つ一つが世界中の人々とつながっている。

そして、すべての行動は責任に基づいている。
今iPhoneを使ってブログを書いているが、もしもiPhoneをつくるのをやめてしまったらどうなるのか。これから買おうと思っている人、故障したiPhoneを直そうと思っている人、全ての人々に迷惑がかかる。どう責任取ってくれるんだと言われる。そんなの言われて当たり前だと思うかもしれない。作るのは当たり前だ。ここにiPhoneがあるのは当たり前だ。そう思う。しかし、背景にはiPhoneという端末を責任を持って作る人がいるからこそ今この手の中にある。そしてiPhoneが製造されるまでのたくさんの人やたくさんのことがらが常にぐるぐる循環しているから、今も製造が繰り返し行われている。

全ての行動に責任が伴わないことなんてない。冒頭でも記載した僕が今まで行ってきた数々の出来事もその行動に対する責任があった。あったにも関わらず自分自身がそれらの責任に認識できていなかった。ただ、ひたすら動くことができれば、そしていろいろ吸収できればそれで良いと思っていた。

今になってことの重大さに気づく。次の行動に移るとき、今までの行動にかかってきた責任を重く受け止めて次に進めていたのか。その責任の大きさに自分が向き合うことができていたのか。iPhoneを作りたくないと思うようになった、じゃあすぐ次に作りたいものを探そう、作ろうとしていなかったか。iPhoneを作りたくないと思うようになった、でももう作っちゃったし、すでに多くのみんなが使ってるし、今更作るのをやめられない。こんな使命感に駆られた気持ちで責任を全うすることでいいのか。それが双方にとって、良いことなのか。これらを深く考えることができたか。

少なくとも、今までの3年間はほとんど責任について考えてこなかった。まだ若いし、たくさん目移りして、興味のあることをたくさんやってみようという一心で動いてきた。行動が常に先行してきた。責任は無視してきた。今思うのは、おそらく自分はたくさん周りに迷惑をかけてきたんだと思う。

でも、それでもなお自分のこれまでの生き様には後悔していない。

今やっと行動と責任の両方を考えられるようになってきた。それは、行動してきたからこそ気づけたこと。そして、これからも責任を負いたくないから行動をしない人生なんてナンセンスだと思っている。動いて動いて動きまくってこそ、生きる価値がある。でも、忘れてはいけない。行動の裏には必ず責任があるということを。責任と向き合って、それでも行動する勇気や覚悟を持つときこそ、とてつもないパワーを持って突き進んでいける。もっと進化した自分に出会える。

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Shunsuke Mori
chunkeke-nikki

Joyz Inc. Product Sales Manager/ Sophia Univ./givery Inc. Web Marketing and Sales/Rarejob CS&English counselor/EDUCA co-founder