星空レポート vol.01 曽爾高原
曽爾高原(そにこうげん)
奈良県の東に位置する曽爾村。晩秋には群生したススキが見事な景色を作り出す、美しい自然豊かな高原。ここは初めて星を撮りに行ったところ。妻とススキを見に行った数ヶ月後、1人で星を撮りに来た。(2014年1月)今では「なんでそんなときに?」と思うが、その時は満月だった。満月の時は月の光に邪魔されて、星が消えてしまう。
でもそんなことおかまいなしに、車を3時間走らせた。一体どんな星空が広がってるのか、とてもワクワクしていたのを今でも覚えている。
記念すべきファーストシュートがこれ。
お世辞にもいい写真とは言い難い、というより全然だめ。結局この日は断念して帰った。「次はもっといい写真を!」と、ある種の情熱が湧いた気がした。
二週間後
2014年1月末、また僕はここにやってきた。今度は新月、空は晴天。コンディションとしては最高だ。あとは僕の腕次第。
当時使っていたのは、Sonyのα7。ただし、魚眼レンズはAPS-C用のコンバージョンレンズを使っていた。せっかくのフルサイズセンサーが、と思うが、当時は標準ズームしか持っていなかった。
そのときに撮ったのがこの写真。思えば、僕が星景写真にハマったのは、この写真このせいだ。
美しすぎる
写真のクオリティはさておき、センサーを通して映し出された世界が美しすぎて、輝いて見えた。今まで僕が見上げてきた星空、同じものだとはわかっていても、比較せずにはいられなかった。
余談だが、この時は妻と一緒にいった。星空と一緒に写真を撮って、「まさか一緒に撮れるなんて!」と喜んでいたのが記憶に残っている。
それから、いろんなところへ星景写真を撮りに行った。別の場所のレポはまた別の記事で書きたいと思う。
色んな経験を積んで、ある程度星景写真に小慣れた今、曽爾高原のベストショットを撮ろうと決めて、再び星を撮りに行った。(2015年7月)
その時の写真がこちら。
僕にとっては、この世界の美しさを一番感じられるのが、星空。
だからやめられないんだろうな。