「あなたが聞きたいCloud Native技術に関するアンケート」結果発表!!
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10 min readApr 16, 2020
こんにちは、CloudNative Days Tokyo 2020(CNDT2020)実行委員の@cyberblack28です!
CNDT2020に向けて実施した「あなたが聞きたいCloud Native技術に関するアンケート」の結果を発表します。
改めて、アンケートにご協力頂いた皆様には感謝致します。ありがとうございました。
アンケート項目は以下となります。
- ご自身の立場を教えて下さい
- ご自身のコンテナやCloud Native技術の習得レベルを教えて下さい
- 興味のある技術領域を教えて下さい
- 現在のコンテナオーケストレータ(Kubernetes等)の導入状況を教えて下さい
- 上記質問において「諦めた」と答えた方にお聞きします。差し支えなければ、理由と導入しようとした内容をお聞かせ下さい
- 利用しているコンテナオーケストレータを教えて下さい
- 利用しているKubernetesのマネージドサービスを教えてください
- 仕事で使用している環境を教えてください
- 現在困っていることはありますか?
- どのようなカテゴリの話を聴きたいですか?
- どれぐらいのレベル感の方へ向けた話が聞きたいですか?
- 講演してほしい会社
- 講演してほしい人
- 講演してほしい内容
各結果について、CNDT2020実行委員会からのコメントも記載しています。
ご自身の立場を教えて下さい
CNDT2020実行委員会コメント
- インフラエンジニアが半分以上だけど、思ったよりアプリケーションエンジニアが多く回答している。
- 最近の傾向なのか、SREの立場も増えてきたように思える。
ご自身のコンテナやCloud Native技術の習得レベルを教えて下さい
CNDT2020実行委員会コメント
- 体感で、前年度に比べて中級者の割合が増えてきており、本格的な広まりを感じる。
- 今後の日本のクラウドネイティブを盛り上げていく為には上級者をもっと増やしていく必要がありそう。
興味のある技術領域を教えて下さい
自由回答
- Windows Container
- RDB on Kubernetes
- トレーシング
CNDT2020実行委員会コメント
- 自身の習得レベルが上級者だと答えた人数(27名)にくらべ、先進的・発展的な技術領域にも興味を持っている方が比較的多い。また、一般的なネットワークやストレージが少ない点や、興味のある技術領域がバラけてきている様子は去年ともまた異なった傾向にある気がする。
- Kubernetesのカスタマイズ/拡張が上位に入ってきているのは、上述の習得レベルの中級者が増えてきていることによるものなのかもしれない。
現在のコンテナオーケストレータ(Kubernetes等)の導入状況を教えて下さい
CNDT2020実行委員会コメント
- 本番ユーザ増えてきてる。
- 本番ユーザが増えてきている一方で、検証中や検討中のフェーズにある人達もまだまだ多い印象。
上記質問において「諦めた」と答えた方にお聞きします。差し支えなければ、理由と導入しようとした内容をお聞かせ下さい
運用に耐えられる組織設計、アプリケーション設計がされず瓦解した。
利用しているコンテナオーケストレータを教えて下さい
CNDT2020実行委員会コメント
- オーケストレータを利用していないという意見が 1 割以上いるのが少し驚き(でもこれはちょっと質問が悪かったかも・・”コンテナオーケストレータを利用している場合、〜”のように聞けばよかったかも)。
利用しているKubernetesのマネージドサービスを教えてください
CNDT2020実行委員会コメント
- マネージドサービスを利用していないという回答が多かったのは、オンプレで運用している方々が多いということなのかもしれない。
仕事で使用している環境を教えてください
現在困っていることはありますか?
自由回答
- ソリューションが多いため実際どの様な組み合わせで効果が発揮出来るのか?導入のやり方の統一性はどうかがよく分からない。
- YAMLが辛い。Helm、eksctl、AWSサービスを動かす為のAnnotation、Chartのvalueの書き方が当然Chartによって違う。それぞれ追わないと行けない。辛い
- k8s自体のupgradeについて
- k8sとストレージ周り
- kubernetes/Ceph/Rookのソースコードが膨大すぎて読みずらい
- kubernetesへの適切なコントリビュートの仕方がわからない
- 社内にCloudNativeなエンジニアがいない。
- 日本でapp modernizationをいかに加速させるか
- 大規模なLegacyかつミッションクリティカルなアプリケーションのコンテナへのマイグレーション事例。
- エンプレ企業やSIerにおけるCloudNative実現。文化や組織をどう変えるか,他社請負構造を踏まえどう動くか。
- Operatorの適用範囲や背景にある哲学。Operator化すべき運用とすべきでは無い運用との違いは何か。AnsibleとOperatorは何か違うのか。SIerの塩漬け運用文化にOperatorが入り込む余地はあるのか
- コンテナは使いたいがKubernetesまでは要らない
- やりたいのに時間がない
- マルチクラスタの運用、Kubernetes Versionup、分散データベース
- なにがわからないかわからない
- 環境のメンテナンス・運用周り
- ベアメタルで使う場合のストレージの選択
- 他の開発者や上位層への説明のしかた
- どのように技術者教育すれば良いのか…
- アプリケーション開発者にどうやってCloudNativeを普及していくか
- 手元の開発がそれほど大きくなくて、Kubernetesを使わなくても済んでしまう。
- マイクロサービスにおけるモニタリング
- ソフトウェアエンジニアとの連携が進まない
- 要件別の設計ベストプラクティスが知りたい
- ステートフルなアプリケーションのコンテナ化がわからない
- ストレージ周りの導入、クレデンシャルの管理、アップグレード追従
- マイクロサービス構築を簡単に実感できるデモアプリケーションが欲しい
- 保守的な企業に務めているのでみんなが「サポート」を欲しがるのにほとほと困ってる。
- 強いて言うならコンテナの認知度をもっと上げて、ボトムアップで組織に浸透させたいけど、マンパワーが足りない。
- アプリケーションのタイプに応じてのリソースの見積もり、ステートを持ったアプリケーションでダウンタイムを少なくする運用
- 費用感が掴めていない。マイクロサービスに魅力は感じるものの、事業の立ち上げ期にはオーバースペックにならないか懸念している。
- マイクロサービスアーキテクチャにすることで、得られるメリットもあるが、複雑になるアーキテクチャにもなるため、それをどのように解決して、理解して、サービスを提供しているか知りたい。
CNDT2020実行委員会コメント
- 悩みがたくさん増えてきて広まりを感じる良い証拠。
- こういった皆さんの問題に対して良い解決策や事例を提供していきたいです。お楽しみに。
どのようなカテゴリの話を聴きたいですか?
自由回答
- CI/CDを設計して行った体験談
- 開発プロセス(責務の分離),コンテナオーケストレータとPaaS間連携(アーキテクチャ検討)
- エンジニアの成長プロセス
- トレーニングやハンズオン
- 資格取得や手軽に手元で環境作って検証する方法
- 単にトレンドに流されるのではなく、なぜコンテナを導入することに至ったのかの議論の話(その結果、コンテナ化を見送ったでも可)
- 日本企業ではクラウドへの移行などについても、海外に比べると遅れている印象があります。Kubernetesについても同様のことが言えると思いますが、導入に至った経緯が知りたいです。また、導入できないでいる企業はどうやってCloud Nativeへ近づくことができるでしょうか?
- 各クラウドにおいて、アプリケーションを動かす部分以外で、運用時に必要な部分へのベストプラクティスやアプローチ。モニタリングやログ集約、クラウド連携、デプロイ、本番以外の環境運用パターンなど。また一般的なWebアプリケーションはかなり語られてきたので、それ以外の用途での運用(バッチジョブやMLOpsなど)が聞ければ面白そうだと思います。
どれぐらいのレベル感の方へ向けた話が聞きたいですか?
CNDT2020実行委員会コメント
- 初心者向けのコンテンツよりは deep dive 系が求められている傾向。
講演してほしい会社
講演してほしい人
講演してほしい内容
- CNCFのメンバーとディスカッション
- エンタープライズ系の会社
- CloudNativeに取り組み始めたエンプレ企業,SIer。海外事例にも興味
- DeNAなどオンプレミス環境からクラウドへ移行した企業様
- 歴史の長い国産エンプラな会社
- コントリビューターの方やk8sを本番環境で運用している会社さん
- 話の内容もそうですが、女性などこの業界のマイノリティの方に登壇していただけると多様性のある会になっていいなと思います!
- SIer系やエンタープライズ系の企業の方々の導入事例、LINEや楽天などの大規模企業での導入事例、kubernetes orgやsigに所属してる方からのcotributor向けセッションなど
以上となります。
この結果を基にCNDT2020実行委員会で吟味し、開催に向けてより良いコンテンツを考えていく次第です。
また、この結果をご参考いただいて、CFPへのご応募も合わせてお待ちしております。
お申し込みフォーム:http://bit.ly/cndt2020cfp
フォーム入力ができない、あるいはメールでの連絡を希望される場合は運営事務局 <cndt2020@impress.co.jp> までお願いします。
たくさんのご応募お待ちしております!!