コーヒーツアー in Tanzania
8月末にタンザニア・モシのマテルニビレッジで、コーヒー農園の見学ツアーに参加してきました!
ツアーガイドの方に、コーヒー農園を案内していただき、その生産・収穫方法などを教えていただきました。
(左上写真)これがコーヒーツリーです。青い実がなっていました。
(右上写真)これはバナナの木です。バナナの他にはマンゴーなども一緒に植えられていました。
(左下写真)熟したコーヒーの実です。皮を剥くと白い実が出てきます。甘いから食べてごらんと言われましたが、かたくて甘さはほとんど感じませんでした。
(右下写真)ツアーの途中出会ったカメレオン!野生だそう。手にのせて一緒に遊びました。
一通り農園内を周り終えたあとは、実際にコーヒーを作る工程を丁寧に教えてくださいました。
写真の右側から、コーヒーの葉、青い実、熟した赤い実、洗って乾燥させたもの、皮をむいたもの、焙煎したもの、すりつぶした粉と、工程順に並べてくださいました。
一つずつ説明します。
(左写真)先程の赤い実から皮をとるために、この機械に入れて右側に写るハンドルをまわします。日本の精米機のような仕組みで皮がむけ、中の白い実が出てきます。
(中央写真)上記の出てきた豆を、ここで乾燥させます。
(右写真)乾かしたものがこちら。私たちの想像するコーヒー豆のおもかげが…!
(左上写真)先程の乾燥させた豆を、この臼で叩き、まわりの皮をとります。
(右上写真)それがこちら。このざるをまわして、豆をざる上に残し、皮だけがふわっと舞う光景はお見事でした。
(左下写真)次に焙煎の工程です。焦げないように常に鍋の中を回し続けます。
(右下写真)出来上がったものがこちら!ついに、日本で目にするコーヒー豆です!
(左写真)焙煎した豆をすりつぶします。
(中央写真)ふるいにかけて、ふるい上に残る目の荒いものはもう一度臼に戻してすりつぶします。
(右写真)さらさらの状態になったものがこちら。
ついにコーヒーを飲むときが!!!
言葉にするとあっという間ですが、コーヒー豆の変化を生産過程順に並べてもらってから1時間程経っています。もちろん豆を乾燥させる時間などは省いて。1杯のコーヒーが作られるのにそれだけの手間隙がかけられているんだなと改めて実感しました。
この地域ではコーヒーの粉を直接熱湯に入れ、それをこして飲みます。なので、コーヒーを飲み終えると底に粉がたまるんです。初めは粉っぽさを感じましたが、慣れると急須で日本茶を飲んでいるような感じでした。
コーヒーツアーのガイドの方は本当におもしろくて、色々なお話をしながらコーヒーのことをたくさん教えてくださいました。
そして驚いたのは、コーヒーを作るときにみんなで歌を歌うんです。各工程でそれぞれ歌う歌が決まっています。その歌はもちろん公用語のスワヒリ語で、歌以外にも様々なスワヒリ語(もちろん単語だけですが)を教えていただきました。
(左写真)コーヒー豆を焙煎したあと、ちょっと貸して!と携帯を没収され、勝手に撮られた写真。壁紙にぴったりだと教えてくれ、すぐに設定しました!
(中央写真)コーヒー豆をすりつぶしたときにはこんなおもてなしを受けました!
(右写真)可愛いゾウさんにつつまれたコーヒー豆をお土産に買って帰りました!
コーヒー農園に行くことが、この夏アフリカに渡航した大きな大きな目的でした。実際に行ってみて、ほとんど人の手で、手間隙かけて栽培されており、日本でコーヒーを美味しく、そして安く手軽に飲めることが当たり前じゃないと、気づかされました。
ちなみに…実際に買った豆をお家でひいて飲みましたが、やっぱりフィルターを通していれた方が私の口には合いました。