Iijima Mika
club de café
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5 min readDec 4, 2019

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サイフォンで繋がった日

イイジマです。

今年もあっという間に師走がやって来ましたね。皆さん忙しくされていることと思います。

本日は、コーヒーをいただくまでの最終段階である抽出方法の中で、サイフォン抽出を紹介したいと思います。

まず、先日アフリカ研究会の喫茶部の活動で、サイフォン式でコーヒーを抽出する過程を学びました。

〝サイフォン〟とはギリシア語で「チューブ、管」を意味する言葉だそうです。

手順を簡単に説明します。

①下のフラスコに水を入れ、挽いた豆を上の器に入れる。

②アルコールランプに火をつけ、水を沸騰させる。湯が沸騰し、上に上がってきたらヘラで混ぜる。

③アルコールランプを外し、下のフラスコ内の温度を下げる。フラスコにコーヒーが落ちきったら完成。

といった具合で一連の流れを見ることが出来ました。

しかし、喫茶部の活動時間内で試飲する時間がなく、どうしても気になった私は個人的にサイフォン式で抽出している喫茶店に行き、飲んでみました。

駒込にある、「珈琲専門店 東城」です。

店内は10席程度でしたが、常に人が行き来する活発さがあり、しかしながら店内の雰囲気とコーヒーで気持ちはゆったりできる、そんな場所でした。

マスターさんに許可を頂き、サイフォンも撮影できました。

左はフラスコの水を温めている段階、

中央はちょうど沸騰後にロートに湯が上がっている段階、

右は一杯のコーヒーが出来上がった段階

であることが分かります。

私はブレンドコーヒーを飲みました。

メニュー表にもあるように、酸味、甘み、苦味のバランスがよく、とても飲みやすいと感じました。同時に、サイフォンの特徴でもある、抽出時間がながくなるため、ほんの少し濃さも感じました。それでも後味はすっきりしていてとても気に入りました。

メニュー表から世界のいろいろな豆を取り扱っていることが分かったので、また訪れ、サイフォン式で世界中のコーヒーを旅したいです。

この日はさらにもう1件向かった先があります。

それは 珈琲サイフォン株式会社 です。

煙突が7本立っている外観に思わず目を奪われました!

先ほどの珈琲専門店 東城 から徒歩15分ほどの場所にあります。

ここはたまたま、サイフォン抽出のコーヒーが飲める喫茶店を探しているときに見つけ、コーヒー豆の販売も行っているということで興味本位で向かいました。

ネットの情報では、お店が開いている日が不定期ということで、ドキドキしていましたが、ラッキーなことに、入ることが出来ました。

店内の様子

豊富な種類の豆が売られていたのですが、密かに気になっている焙煎方法の炭焼のブレンドがあったため、そちらを購入しました。510円/100gでした。

写真では伝わりにくいと思いますが、漆黒くらいの黒さで、どんな味か気になります。

そして、少しお店の方とお話させていただき、

事前に連絡することで、機械が動いているときにでもその様子も伺えるとのことなので、また行こうと思います。これからたくさんお世話になる予感です。︎☺︎

これはホームページの情報なのですが、「円錐ドリッパー」を発明した方が経営している会社だそうです。お店が開いている日は基本的に平日で、土日はプロに向けて焙煎講習会を開いているそうです。

さらになんと!

世界初のガラス製コーヒー器具を商品化したみたいです。

やはり、〝嗜好品は奥深い〟です。

以上がサイフォンを通しての素敵な出会いでした。

イイジマ

<参考文献>

・「図説 コーヒー」

(2016,UCCコーヒー博物館)

・珈琲サイフォン株式会社 ホームページ

(2019.12.04アクセス)

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