Chikako
club de café
Published in
4 min readMar 17, 2020

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ラム酒🥃

お久しぶりです。

今回は、1月に行われた最後の喫茶部活動についてお話ししたいと思います。

最後の喫茶部活動では、ラム酒について学び、嗜みました。

そこでまず、お酒には

醸造酒 と 蒸留酒

の2種類の製造方法があることを学びました。

詳しく説明すると、

醸造酒

ex. 日本酒、ワイン、ビール

お米や麦、ブドウなどの原料をアルコール発酵させて作るお酒のこと。

不純物も含まれているため、味に複雑さがある。

(二日酔いしやすい?)

蒸留酒

ex. 焼酎、ウイスキー、ジン、ウォッカ、ラム、ブランデー、テキーラ

サトウキビや麦などの原料をアルコール発酵させた後、その醸造酒を加熱し、沸点の違いを利用してアルコールだけを蒸発させて、その蒸気を冷却することで得られる、アルコール成分が中心のお酒。

基本的にアルコール度数が高い

純度の高いアルコールのため、雑味が少ない

(二日酔いしにくい?)

というような感じです。

ラムは、上にも書かれているとおり、蒸留酒に分類されます。

また、ラムには、すごく悲しい歴史とも深く関係があります。

それは、

三角貿易(奴隷貿易)

です。

16–18世紀ごろ、イギリスをはじめとするヨーロッパでは、紅茶を飲む喫茶の風習が始まり、砂糖の需要が高まりました。

そのため、ヨーロッパ諸国は当時殖民地であった西インド諸島で、大規模なサトウキビプランテーションを始めました。

プランテーションには多くの労働力が必要なため、ヨーロッパ諸国は、西アフリカの人々を奴隷として西インド諸島に送り、プランテーションで働かせました。

要約すると、ヨーロッパ諸国は、砂糖を得るために、武器をアフリカ諸国に売り、アフリカ諸国は武器と引き換えに奴隷をヨーロッパに売り、そこで獲得した奴隷を、ヨーロッパ諸国は、西インド諸島に連れて行き、プランテーションで働かせ、効率的に砂糖を獲得するというような流れです。

そのため、ラムは、アフリカとも、とても関係が深いのです。

この日に頂いたラムは、純日本産のラム酒、NINE LEAVES です。

アルコール度数が50%もありました。

そんな度数の高いお酒を口にした事がなかったので、本当に未知の世界でした。

私はラムレーズンや、ラム酒入りのチョコレートなど、「ラム」のつくお菓子が大好きなので、あの、いわゆる「ラム」の風味をイメージして、一口そのまま飲んでみたのですが、風味を味わう以前に、はじめてのアルコール度数の高いお酒に口と喉がびっくりして、お酒に触れた部分が焼けそうになったのがとても印象的でした。

しかし、なんとなくまろやかさやコクも感じられました。もう少し年齢を重ねたら、ゆっくり、じっくりラム酒をロックで嗜めるような、素敵な(?)おばさんになってみたいものです。

ラムと一緒に、チーズもご馳走になりました。

カマンベールが最高に美味しかったです。

と、喫茶部活動を通してラム酒🥃についての知識を少し深めたので、先日旅行で訪れた、メキシコ・カンクンでラムベースのカクテル、モヒートを飲んでみました。

メキシコは、先ほど説明させていただいた三角貿易によると、西インド諸島と近く、テキーラのみならず、ラムの生産も有名です。

ホテルのレストランで飲んだのですが、日本で飲むモヒートとは比べ物にならないくらいアルコール度数が高く、一杯飲むので精一杯でした。しかし、カンクンの綺麗な海の前のレストランで、潮風に打たれながら、海の音を聞きながら飲んだこのモヒートはとても美味しかったです。

思い返せば、バスで陽気に話してくれたおじいさんも、片手に1リットルペットボトル満杯のテキーラ、片手に1リットルペットボトル満杯のお水を持っていて、これから浜辺にリラックスしにいくと言っていたし、やっぱりお酒の有名な国はレベルが違うなぁ〜と思いました。

これからもコーヒーや紅茶はもちろん、喫茶部で学んだワイン、ラムなどにも興味を持って色々と知識や趣味を増やせればなと思います!

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