喫茶部story 1 -嗜好品について-

nanako
club de café
Published in
3 min readMay 7, 2019

こんばんは。アフリカ研究会9期、喫茶部員のカワハラです。

我々アフリカ研究会喫茶部では、コーヒーや紅茶、カカオ(チョコレート)、ワインなどといった、いわゆる“嗜好品”と呼ばれるものについて、実際に味わいながら、それらの歴史や生産過程について学び、発信していくことを目標に活動しています。

Mediumを使い慣れない私も、アフリカ研究会喫茶部での学びや気づきを、月に1回程度、Storyとして記録・発信していく予定ですので、どうぞよろしくお願いいたします。

ところで、“嗜好品”とは何なのでしょうか。

冒頭で挙げたような、コーヒーや紅茶などといったものは、生きる上で必要不可欠なものではないように思えます。しかしながら、多くの人々がそれらを好んで嗜んでいますよね。そのせいか、私は“嗜好品”ということばに、どこか贅沢さ、人間の感性の豊かさを感じます。

広辞苑で意味を調べてみると、

栄養摂取を目的とせず、香味や刺激を得るための飲食物。酒・茶・コーヒー・タバコの類。

とされています。

やはり、人々が、香りや味といった五感の「愉しみ」や心の「癒し」を求めて嗜むもの、それがコーヒーや紅茶、チョコレート、そしてお酒などといったものであり、“嗜好品”なのだと思います。

余談ですが、英語ではluxury grocery itemだとか、favorite itemということばが使われるようですね。個人的にはあまりしっくりきません。“嗜む”という漢字が使われているからか、“嗜好品”ということばには、luxuryやfavoriteでは表現されないニュアンスがあるように感じます。

世界には、コーヒーや紅茶だけでなく、多様な嗜好品があり、それらのものは、さまざまな地域の産業、政治、文化に影響を与えてきました。

もちろん、経済発展や、生活文化の広がりといったプラスの面も多くありますし、高校で勉強した世界史を少し思い出してみると、嗜好品を求めて生じた争いなどといったマイナスの面も少なくないと感じます。

喫茶部の活動を通して、人々の社会や生活における嗜好品の役割、そして影響力についても、考えを深めていけたらいいなと思っています。

以上、カワハラの喫茶部story1でした。

これからよろしくお願いします。

第一回喫茶部、美味しいコーヒーとケーキをいただきました(4月12日)

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