喫茶部story2 -紅茶について-

nanako
club de café
Published in
3 min readJun 2, 2019

こんにちは。アフリカ研究会9期、喫茶部員のカワハラです。

第2回目の投稿となる本記事では、「紅茶」にスポットを当てたいと思います。

さて、みなさんは、紅茶と聞いてどのような国を思い浮かべますか?

私も初めて知ったのですが、日本では以前より、インドのダージリン、スリランカのウバ、中国のキーマンの3つが世界三大銘茶(紅茶)と呼ばれるそうですね。

もちろん、紅茶の生産はこの3つの国に限らず、世界の様々な地域で行われています。そして、私たちが研究しているアフリカにおいても、たくさんの紅茶が栽培され、輸出されています。

その中でも特に有名なのが、赤道直下に位置するケニア

品質の良い紅茶は、(例外はありますが)熱帯、または亜熱帯の、比較的標高が高い地域で生産され、ケニアにおいても、アフリカ中央山岳地帯、赤道直下の高原地帯に茶園が集中して存在しているそうです。

インドやスリランカに比べると、ケニアにおける紅茶生産の歴史は浅く、そのはじまりは20世紀になってからだそうです。もともとイギリス資本によって開始された紅茶生産ですが、現在ではその生産量は世界的にみても多く、スリランカと世界第2位を競うほどです。

紅茶の茶葉の形、製法にも様々な種類があります。

先日、自由が丘に本店を構える日本の紅茶店LUPICIA にてティーレッスンを受けたところ、主な茶葉の形は、リーフ、ブロークン、CTCという3つにわけられることを教えていただきました。

アフリカの紅茶の多くはCTC(Crush, Tear, Curl)という茶葉を粒状に丸める製法で作られたものが多く、ケニアの紅茶も、約9割がこの製法で加工されているそうです。

コロコロとした丸い形にすることで、お湯に触れる表面積が増え、短い時間でもしっかり味が出るようになります。茶葉の香りや風味をひきだしながら、簡単に美味しく飲むための工夫なのだということがわかりますね。

写真は、前回の喫茶部の様子です。ケニアの紅茶をティーバッグで、美味しいお菓子とともにいただきました。

ケニアの紅茶はミルクティーにも向いていると有名だそうですが、ストレートでもとっても美味しかったです。

紅茶を購入する際は、ぜひその生産地や製法にも注目してみてくださいね。

以上、喫茶部story2でした。

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