喫茶部story2 -紅茶について-
こんにちは。アフリカ研究会9期、喫茶部員のカワハラです。
第2回目の投稿となる本記事では、「紅茶」にスポットを当てたいと思います。
さて、みなさんは、紅茶と聞いてどのような国を思い浮かべますか?
私も初めて知ったのですが、日本では以前より、インドのダージリン、スリランカのウバ、中国のキーマンの3つが世界三大銘茶(紅茶)と呼ばれるそうですね。
もちろん、紅茶の生産はこの3つの国に限らず、世界の様々な地域で行われています。そして、私たちが研究しているアフリカにおいても、たくさんの紅茶が栽培され、輸出されています。
その中でも特に有名なのが、赤道直下に位置するケニア。
品質の良い紅茶は、(例外はありますが)熱帯、または亜熱帯の、比較的標高が高い地域で生産され、ケニアにおいても、アフリカ中央山岳地帯、赤道直下の高原地帯に茶園が集中して存在しているそうです。
インドやスリランカに比べると、ケニアにおける紅茶生産の歴史は浅く、そのはじまりは20世紀になってからだそうです。もともとイギリス資本によって開始された紅茶生産ですが、現在ではその生産量は世界的にみても多く、スリランカと世界第2位を競うほどです。
紅茶の茶葉の形、製法にも様々な種類があります。
先日、自由が丘に本店を構える日本の紅茶店LUPICIA にてティーレッスンを受けたところ、主な茶葉の形は、リーフ、ブロークン、CTCという3つにわけられることを教えていただきました。
アフリカの紅茶の多くはCTC(Crush, Tear, Curl)という茶葉を粒状に丸める製法で作られたものが多く、ケニアの紅茶も、約9割がこの製法で加工されているそうです。
コロコロとした丸い形にすることで、お湯に触れる表面積が増え、短い時間でもしっかり味が出るようになります。茶葉の香りや風味をひきだしながら、簡単に美味しく飲むための工夫なのだということがわかりますね。
写真は、前回の喫茶部の様子です。ケニアの紅茶をティーバッグで、美味しいお菓子とともにいただきました。
ケニアの紅茶はミルクティーにも向いていると有名だそうですが、ストレートでもとっても美味しかったです。
紅茶を購入する際は、ぜひその生産地や製法にも注目してみてくださいね。
以上、喫茶部story2でした。