最後の投稿

Chikako
club de café
Published in
8 min readMar 23, 2020

〜2年間の喫茶部活動を振り返る〜

こんにちは。

今回は、2年間の喫茶部活動の総集編ということで、喫茶部での活動を通して学んだことを中心にお話ししようと思います。

私は、ゼミに入室した、3年生の春からコーヒー部(のちの喫茶部)に入部しました。

私はとても好奇心が旺盛なので、「コーヒーについて学べるってなんか面白そう」みたいな感じで、コーヒーについての何の知識もなく活動がスタートしました。

最初のコーヒー部でのメモを見返すと、

・コーヒーには深入りと浅煎りがある

・深煎りは苦味系、浅煎りは酸味系

と書いてあって、今となっては、「そんなことも知らなかったんかい!基本中の基本じゃん!!」と思います。笑

自分の知らない世界を学ぶことはやっぱり面白くて、活動を通して、「もっとコーヒーについて知識を深めたい!」と思うようになり、アルバイトもコーヒー豆を販売しているお店で始めました。

そこでは常時30種類のコーヒー豆を販売しています。コーヒー部やアルバイトのトレーニングで学んだコーヒーに関する知識をもとにし、コーヒー好きの方と色んなお話ししたりしていくうちに、今ではお客様の好みを聞き、どのコーヒー豆が好みに合うのかを自分で考え、最適なコーヒー豆をオススメすることもできるようになりました。

つい2年前までは、コーヒーを眠気覚ましのために飲んでいたとは思えないほど成長できたと思っています。

(当時の眠気覚まし)

また、喫茶部活動で色んな豆を飲み比べたり、カフェや喫茶店を沢山巡ったり、アルバイトでも色んな種類の豆をテイスティングしたり、この2年間で本当に色んな種類のコーヒーを飲むことができました。

「これはトマトジュースか?」と思うような、フレッシュな酸味と甘味のあるコーヒーがあったり、「あれ?紅茶?」と思うような、柔らかな酸味のある優しいコーヒーがあったり、3口飲んだら「これ以上飲んだら胃がやられる」と思うような、飲みごたえ抜群の苦味とコクがマックスのコーヒーがあったり、本当に一言にコーヒーと言っても、「コーヒー」と一括りにはできないくらい、コーヒーには沢山の種類があり、豆にもキャラクターがあり、味もそれぞれ全く違うということを学びました。

沢山飲み比べていくうちに、自分の好みの豆を知ることもできました。

それはズバリ、

インドネシアのマンデリン

というお豆です。

苦味とコクがやや強めで、程良く飲み応えもあるコーヒーです。

アルバイト先でもマンデリンのファンのお客様も多く、酸味系のお豆が苦手なお客様には、マンデリンをオススメすることが多いです。

一般的にもとても人気のお豆だと感じます。

また、活動を通して、生豆を炒るという経験もしました。

喫茶部に入らなかったら、生豆に触れる機会や、「1ハゼ」「2ハゼ」なんていう単語に触れる機会はなかったと思います。

均等に熱を通す作業はとても難しいですが、自分の好きなように焙煎できるので、本当に美味しいコーヒーが飲みたい時には、生豆を買って自分で焙煎してみるのもいいなぁと思います。

また、何と言っても、喫茶部活動の中での大きな収穫としては、タンザニアのコーヒー農園でのコーヒーツアーがあります。

朝から夜までコーヒー農園のガイドさんと、コーヒーのトレード会社で働いているガイドさんがつきっきりでたくさん教えて下さり、小さなコーヒーの木の苗から一杯のコーヒーとして飲めるようになるまで、コーヒー産業の、生産、販売、流通全てを学びました。

初めての発見ばかりで、本当に自分で現地に行き、現地でリアルを学ぶことの重要性を実感した瞬間でした。この学びは、これから社会人になってからも、とても重要だと思っていて、自分のモットーにしたいなと思っていることでもあります。

ツアーの中で最も印象に残ったのは、4キロの皮がついた状態の生豆が、日本円で約400円で売られていたことです。何年間もかけて大切に育てられたコーヒーの木から、一粒一粒とても丁寧に収穫されている現状を見ていたので、本当に胸が痛くなりました。

この事実を知るまでは、アルバイトで豆を測り売りをしていて、多少こぼしてしまってもあまり気にかけていませんでしたが、その時からは特に、慎重に、大切にコーヒー豆を扱うようになりました。お豆のありがたみを感じるようになりました。

大学生活を通しても、このアフリカ渡航は大きな財産になったと思っています。

コーヒーについてばかり話してしまいましたが、喫茶部では紅茶やワイン、ラムなどについても学ばせていただきました。

別にそれらについての知識がなくても何不自由なく生きてはいけますが、この知識があるだけで、人と人との会話の種になったり、様々な世界を広げるきっかけになると思います。趣味が増えれば増えるほど目の前に広がる世界が広がり、さらに深みや味のある新しい自分につながると思います。

特に、ワインを好きな人は多いので、ワインについて学ぶことができてよかったと思っています。

まだまだ、ワインの知識は少なくて、甘ちゃんですが、これから喫茶部の友達たちと色々なお店で美味しいワインを飲み、さらにワインについて詳しくなることが目標です。

そういえば、南アフリカに渡航した際に、ゼミの友達たちとワイナリーツアーに行ったのもとてもいい経験でした。

たった3時間ほどの間に一気にたくさんの種類を味わったので、ほろ酔いになったのを覚えています。

こんな感じで、喫茶部に入ったことで、趣味が増え、新しい世界に足を踏み入れることができました。

そのおかげで、毎日の生活の質も格段に上がったと思っています。

本当に喫茶部に入ってよかった、と、心から思っています。

これからも、喫茶部のメンバーと一緒にいろんなお店に行ったり、自分でもどんどん開拓していき、どんどん知識を増やして、指導してくださった尊敬する先生と対等に語り合える日を楽しみに、頑張りたいと思います。

本当にありがとうございました。

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