CMC読書会19『なぜ弱さを見せあえる組織が強いのか』トピックス紹介 & リアル読書会開催

2017年10月の第19回 CMC読書会は、『なぜ弱さを見せあえる組織が強いのか』(ドナルド・キーガン、リサ・ラスコウ・レイヒー 著)を課題図書としてオンライン開催しました。

CMC読書会19 課題図書『なぜ弱さを見せあえる組織が強いのか』

約1ヶ月かけてメンバー限定Facebookグループ上で議論したなかから、いくつかのトピックスをご紹介します。

発達指向型組織(DDO)とは?

本書のサブタイトルは、 “すべての人が自己変革に取り組む「発達指向型組織」をつくる” です。この中に登場する発達指向型組織(Deliberately Developmental Organization :DDO)は、個人の「人間としての発達」を指向する組織のことを指します。

監訳者の中土井僚さんが、サイボウズ青野さんとの対談で本書概要とDDOコンセプトを説明されていますので、未読の方はまずこちらを…。

ディスカッショントピックス

DDO 3つの軸と12の考え方

3章で、DDOの3つの軸として紹介されているのが、エッジ(発達への強い希求)、グルーヴ(発達を実現するための慣行)、ホーム(発達を後押しするコミュニティ)です。

これら3つの軸ごとに4つ、合計12の考え方が存在します。読書会で、気になった方が多かったのは「弱さは財産になりうる。失敗はチャンスだ」「安定を崩すことが建設的結果につながる場合がある」「人の内面もマネジメントできる」でした。

「大人の発達」の道筋

4章では、大人の発達の段階として、左図が示されています。次の3つの段階を経ながら、知性の階段をあがっていくようです。

  • 環境順応型知性(ソーシャライズド・マインド)
  • 自己主導型知性(セルフオーサリング・マインド)
  • 自己変容型知性(セルフトランスフォーミング・マインド)

この部分、図内のキーワードも含めて興味を持った方が多かったです。個人のキャリア的な上昇とはちがい、「人間としての発達」に焦点があてられているのが特徴的です。いわゆる成長曲線や学習高原(プラトー)などにもからむ部分かもしれません。

その他トピックス

他にも、次のようなスレッドが立ち上がっていたのでご紹介します。

  • 5章から:ブリッジウォーター社の「イシューログ」がすごい!
  • 6章から:「免疫マップ」の不安ボックス
  • 7章から:「組織⇔個人」×「外側⇔内側」で考える

キーワード的には、次のような気になりポイントも挙がっていました。

  • ホーム(発達指向を支えるコミュニティ)、変革をはばむ免疫機能(ITC = Immunity to Change)、裏の目標、不安ボックス、本来の自己(AuthenticSelf)、役割の自己(RoleSelf)、自分の弱さを隠すための仕事

まだまだ、本書で話したいことはたくさんありそうです。

11/12 リアル読書会を開催

そんなわけで、1ヶ月のオンラインやりとりでは語り足りない感があり、リアルに集まる読書会を開催することにしました。(11月12日(日)15時から 渋谷 BOOK LAB TOKYOにて)

CMC読書会の Afterイベントとして開きますが、本書を読んで興味をもった方のご参加は歓迎ですので、イベントページから「参加予定」を申請ください。(個人的には、原題の “An Everyone Culture” あたりの話もしたいです)


なお、次回のCMC読書会は 2017年12月に開催予定です。
ご興味ある方は以下のFacebookグループへご参加ください。
【CMC読書会】コミュニティ運営のヒントを本から学ぼう!

※CMC読書会とは…
課題図書として選んだ “コミュニティ運営に役立つ本” を、じっくり1ヶ月かけてオンラインで意見交換する読書会です。(隔月<偶数月>開催)。
出入り自由の Facebookグループで運営していますので、お気軽にご参加ください。みなの情熱と都合が合致すれば、ときどきリアルに集まる読書会も実施します。