沖縄に東アジアのシビックテッカー大集合!

海越えmeet&hack/Facing the Ocean Meet & Hack

Nao Myoshu
Code for Japan
4 min readJun 14, 2019

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会場Startup Lab Lagoonの前で参加者の集合写真 PC: Mami Takesada

この記事は「海越えmeet&hack」に参加者した筆者がそのイベントの概要について書いた簡単な概要を伝えるレポートです。

2019年6月8,9日に沖縄県沖縄市で行われた「海越えmeet&hack」はIT技術を活用した地域課題の解決をめざす非営利団体である、Code for Japan初となる国際的なイベントとなりました。参加者は香港、台湾、韓国、日本の4地域より、g0v(台湾/香港)Parti(韓国)Slowalk(韓国)Code for Japanなどのシビックテックをはじめとする様々な組織から30名を超える参加がありました。

Meet & Hackはg0vのハッカソンイベントであるJothonに習い、2日間集中型のイベントです。
参加者は自身のアイディアを提案してメンバーを募ります。中にはすでに活動しているものや、今回初めて持ってきたアイディアなど形式は様々です。

女性問題に関する出来事のデータベースについて発表するYun-chenさん PC: Hal Seki

今回は合計10チームのプロジェクトがありました。
政治
- 中国本土への容疑者引き渡し法案について
- 世界のデマ(disinformation)と誤情報(misinformation)について
ジェンダー
- 女性問題に関する法や事件をまとめたデータベース
沖縄のテーマ
- 沖縄の子どもの貧困について考える
- TATTA 誰もが参加できるビーチクリーニングのプロジェクト など

翻訳作業中のチームの様子 PC: Yu Mu

参加者はプロポーザルを元にプロジェクトに参加します。必ずしもチームに縛られることなく、翻訳やデータビジュアリゼーションなど個人のスキルを活かして複数のプロジェクトに参加者もいました。
2日間の最後にはプロジェクトの進捗発表をして、イベントでの成果を祝います。
プロジェクトのWebページが立ち上がったものや、参加者の多様性を活かして4ヶ国語への翻訳など、それぞれのプロジェクトで進捗がありました。

東京から15歳の女性エンジニアの参加者もありました PC: 황은미

今回のイベントは、沖縄を存分に楽しみ、国家を超えたつながりを強くする取り組みになりました。
会場であるStartup Lab Lagoonは沖縄市が運営する創業支援拠点で、3Dプリンターなどデジタルファブリケーションの機器が整備されています。オープニングはエイサーと現地のバンドによるパフォーマンスに始まり、イベント中の飲食物は会場周辺の協力をいただき、沖縄の魅力を存分に楽しみました。

東アジアのシビックテッカーが一同に集まったことで各国の活動やノウハウを共有し、それぞれの国の取り組みについて学ぶことができました。現地の参加者にも参加もあったことで、新たなつながりも生まれました。つながりは広がり、アジア圏内のCivictechコミュニティの結束が一層強まりました。

Youtubeで最後の成果発表の模様がみられます。

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