米ではブリゲート間のコミュニケーションをどのようにしているのか

2018年2月にCode for America訪問し、Code for AmericaのNational Network Teamの3名より伺った、Code for Americaの現地のブリゲートとの取り組みについて紹介します。

来たる、5月31日〜6月1日にはCivic Techの世界最大のカンファレンスである、Code for America Summit 2018が行われます。

まずはじめに、米国におけるCivic Techの関心がどこを向いているのかを聞きました。

今回お会いしたのは下記の3名です。

Veronica Young (Brigade network 担当)
Tom Dooner (Brigade developer advocate)
Hashim Mteuzi (HR戦略担当)

米:最近は、Criminal Justice(刑事司法) の分野での活動が多い。

日米のシビックテックの状況について情報交換しました。

米国では最近は、Criminal Justice(刑事司法) の分野での活動が多い。
また、OpenData についても動きは活発で、米国における OpenData はジャーナリスト目線での活動が多い。

Code for Americaのブログを見ていると他にも、GetCalFreshと呼ばれる低所得者に向け食料支援を受けるための手続きを簡単にするカリフォルニアでのサービスについて書かれており、そのサービスを転用してカリフォルニア北部で起きた自然火災の被災者向けに援助の申請サポートに活用したレポートがありました。

一方で日本で様々な観点からのデータ活用が進んでいることが興味深いようで、
例えば、単に行政職員と協働するだけではなく、神戸のデータアカデミーのように民間企業が行政職員にデータの利活用の方法を伝える活動には強い関心を示していました。

Q:ブリゲイドの活動をネットワークするにはどうしているのか?

CfA:
全てのブリゲイドが集れるように、Code for America Summitと呼ばれる2日間のカンファレンスを実施しています。(2018年は5/31–6/1に実施されます!)

月一回のオンラインワークショップ

また他にも現在は月一回のオンラインワークショップ行っており、講師は各地のブリゲードから募っています。
オンラインワークショップはストリーミング配信されており、アーカイブもされるのでいつでもどこからでもアクセスすることができます。

各地のファンドレイジングに成功しているbrigadeのメンバーによる公開ビデオ講座が行われています。

各地ブリゲートの活動の紹介

各地のブリゲートがどういった活動をしているかはCode for AmericaのMediumから見ることができます。

それぞれの地域の事例をオープンにして互いのリソースとして活用し、成功事例を発信することでブリゲード同士が勇気付けあっていることがわかります。

上記のブログを見て見るとTWICT(This week in Civic Tech)と書かれ、その週あった各地のCivic Techのニュースがまとめられています。

その中では人間中心設計に関する技術的なトークから、ブリゲートのメンバーに赤ちゃんが生まれましたなどカジュアルな話題まで、載っています。

他にもブリゲードの代表達によってなる、National advisor counsel があり、そこでブリゲートに対する色々なサポートの方法を決めています。

ブリゲードが使えるITツールの紹介、利用サポート

こちらはCode for Americaのブリゲート向けのWebサイトです。

https://brigade.codeforamerica.org/

ブリゲートに対するサポートの姿勢がわかります。

サイトを開くと、活動中のアメリカ国内のブリゲート地図上に表示され、ブリゲートを新しく作る人に向けたリソースも充実しています。


Code for Americaでは日本と社会的な状況が異なるため、Civic techが関心をもつテーマが異なるということが改めてわかりました。
同時に、活動にコミットする人に対して、その活動を応援するサポートしようという姿勢を強く感じました。

”You are not alone.”というCode for Americaのメンバーの言葉を思い出しました。

日本でも9月には新潟でCode for Japan Summitが開催されます。
世界的に見てもかなり多くのブリゲートが活動している日本でもブリゲート間の連携を強め、互いのリソースをより効率的に活用していきたいですね。

アメリカでは、2017年の新政権発足時には各地でブリゲートをベースとした地域コミュニティが立ち上がり、混乱の中どうしていくべきかが話されるなど、ブリゲートがCivic techを超えるコアな市民コミュニティとなりました。

データに関するプライバシーの問題にゆれる現在は、Civic techコミュニティが扱うテーマも変わりつつあるかもしれません。

日本からCode for Japan代表の関さんも参加するCode for America Summit 2018に注目です。