Civic Tech Fun! Fun! Report! 2017年8月号
8月号も充実の8拠点のレポートをお送りします!
今回は、Code for ChibaとCode for Hiroshima、Code for Kobe、Code for Kusatsu、Code for Namie、Code for Niigata、Code for Numazu、Code for Japanと様々な活動が掲載されています。
各地の様子から見えてくるシビックテックの今をご覧ください。
協力:新岡さん(千葉)、西谷さん(神戸)、山田さん(新潟)、市川さん(沼津)
先月号を見逃した!という方はこちらから。
Code for Numazu
今月は、夏休み子供向けIT企画特集ということで2本イベントを実施しました。
1、奥駿河湾海浜祭子供向け光るアクセサリー教室
8/3、炎天下のもと沼津市の内浦で、プラ板にお絵かきをして、LEDと電池を使って光るネックレスを作ろう!ということで、祭の中でブースをいただき教室を開きました。
最初は小学校高学年ぐらいからを想定していましたが、以外にもやりたい!と集まってくる子供たちは、小学校低学年の子供たちばかりで、想定以上にスタッフはてんてこ舞い。
しかし、親御さんにお話を聞くと、内浦地区ではなかなかこういうことは出来ないので、地区イベントでもやれないか?プログラミング教室も出来ないか?など需要が多いこともわかり今後に繋がる結果となりました。この日に、工作した子供たちがいつかCode for Numazuのメンバーになって地域で一緒にやれると良いですね。
2、ひとり親家庭向け夏休み特別授業uMap講座
8/14、今度はサンウェルぬまづという福祉施設にて、小学生15人ほどを対象にサンウェルぬまづの地図を作って、施設をわかりやすくしよう!ということでマッピングパーティを行いました。この日は、高校生のボランティアも参加し、地域で一緒に子供たちのいる場を作っています。この活動元の方々は、子供食堂や、子供祭りなど、ひとり親家庭の子育て支援をしており、ITを使って一緒に取り組めることもたくさんあることがわかりました。
このようなことを続けているおかげか、来年のオープンデータディは、沼津にある高校で実施させていただけることになり、高校生にオープンデータの説明やアイデアソンを共にできるようになりそうです。
9月は、デジタルアーカイブ(WikipediaTownとセピアキャット)そして、UDCキックオフを開催します。地域の歴史を、地域の人たちで残す、我々の今年度のテーマの一つです!
Code for Niigata
Code for Niigataの山田です。
先月はおやすみ頂いたので、2ヶ月分まとめて記載します!
新潟の7月~8月のTOPICは以下の通りでした。
・7/12 第27回コアメンバーMtg
・7/16 Code for Japan Brigade meet upに参加
・7/18 オープンカフェ新潟vol.1 (ゲスト:東京大学 奥山先生)
・7/30 オープンカフェ新潟vol.1と1/2(仮)(ゲスト:Code for Japan 関さん)
・8/9 第28回コアメンバーMtg
・8/11 Code for 同人誌への有志参加
・8/22 新潟青年会議所8月例会イベントに参加
ここ2ヶ月は他団体(特に新潟県立大学 関谷研)とのコラボを進めています。
新潟県立大学 関谷研は、空き家再生プロジェクトの一環として新潟市中央区天明町にT-Baseという拠点をつくっていらっしゃいます。駅からも比較的近い場所で様々なことに利用できそうな可能性を秘めています!
今後もCode for NiigataではT-Baseを活用したイベント(オープンカフェ新潟)を実施していく予定です。
9月の予定は以下の通りです。
・9/13 第29回コアメンバーMtg
※19:00~21:00、新潟市市民活動支援センター(NCCT)にて
・9/23、24 Code for Japan Summit 2017@神戸 に参戦します!
・9/30 T-Baseにてイベント開催予定
・その他 企画(マッピングパーティー、LocalWiki等)進行中!!
(詳しくはコアメンバーMtgで!!)
新潟に来る用事があるよ!という方も、ぜひぜひご連絡お待ちしております(*’▽’)
※問い合わせ先:code4niigata.info@gmail.com
メールもお待ちしております!!
Code for Namie
今回は新たに浪江町ではじまった地域情報発信メディア「なみえまるみえ」のご紹介。
説明文に「浪江のヒト、モノ、コト。あなたが覗きたくなるよう意外な視点から、なみえの今を切り取り、伝えるなみえ情報発信基地です。心惹かれたら、浪江へGO!そう、あなたはもう浪江の一員です。」とあります。こちらは、震災や復興と言った文脈ではなく、浪江町の魅力を多くの方に伝えることを目的にしており、開発や記事の執筆も含めた運営はCode for Japanで担当しています。
そして、8/12,13には7年ぶりの夏祭りが開催され、その様子をレポートしています。フィナーレの花火を現地で見ていましたが、700発の花火や花火を見る人々の表情がとても印象的でした。
今後も浪江町の魅力やイベント情報を発信していくので、要注目です!
Code for Kusatsu
8/28開催のCode for Kusatsu第15回定例会にお邪魔しました!
この日のメインコンテンツは、何といってもCode for Kusatsuのロゴマーク!
参加者全員で草津らしさについてアイデアを出しました。そして、みんなのアイデアがひとつにまとまっていき、見事にロゴが決まりました。
近々、発表されると思うので、皆さんお楽しみに♪
そして、Code for Kusatsuの特徴は女性が多いことに加えて、子どももたくさん参加していること。
つながりだったり、雰囲気だったり色々な要素があると思います。皆さんもぜひCode for Kusatsuの定例会にご参加ください。次回は9月20日、草津駅前で開催予定だそうです!
Code for Kobe
Code for Kobeの西谷です。サミット開催1か月前ということで、今回はCode for Japan Summit 2017 “Borderless”の宣伝に徹します。サミットリンク集です。
まず、ティザーサイトから。コントラストやフォントを変えられるなど、誰にも見やすいサイトを目指して工夫していますので、こちらだけでも是非ご覧ください!
次に、サミットのFacebookイベントページです。懇親会やランチなどの申込についてはPeatixチケットページでお願いいたします。
なお、9/22には前夜祭も企画していますので、是非前夜祭のFacebookイベントページで参加予定のクリックをお願いします!
そして実は、さらにもう1日前の9/21には第32回Code for Kobe定例会があり、何と神戸港を屋形船で巡ります!こちらもどなたでも参加可能です。おいしい神戸牛も出るかも!?
さらにさらに!9/16(土)~17(日)にはプレイベントも開催します。「Design for Kobe〜神戸異人館のめぐり方、楽しみ方の新しいしくみをデザインしよう」と題して、サービスデザインを活用して神戸異人館もっと素敵にするアイデアを考えます。最も優れたアイデアは前夜祭でプレゼンしていただく予定です。
当日運営スタッフ、ブースについてもまだまだ公募しています。こういったイベントは中の人になるのが一番の醍醐味です。一生の思い出を一緒に作りましょう(^^)
最後に、サミットの個人スポンサーをPeatixとCAMPFIREでそれぞれ募集しています。CAMPFIREについてはサミット4回目にして初めての挑戦になりますが、縁あって実施することになりました。リターンとしては、色々ありますが、1万円以上ならWebページにお名前を記載しますし、5000円以上なら感謝の気持ち一生忘れません!!みなさんの温かいご支援を、よろしくお願いします。
Code for Hiroshima
8/25(金)に「テクノロジーの力でうちらの困ったを解決! ~UDC2017×Code for Hiroshima~」が開催され、20人以上の方が参加され、大盛況でした!
当日は、私(陣内)と神戸市の長井さんからのインプットの後に、石崎さんのファシリテーションのもと、ワークショップという流れでした。
私からは事例紹介をもとにシビックテックについて説明し、長井さんからは神戸市の事例紹介をしていただきました。行政関係者も多く参加されていたので、神戸市の078というイベントやバルセロナでのワークショップ、コーポレートフェローシップの受け入れなど長井さんから説明された先進的な取り組みについて多くの方が聞き入っていました。
続いてのワークショップでは、データやテクノロジーを使った街の課題解決を参加者ごとにアイデアを考えました。そして、他の方からフィードバックをもらいながら、ブラッシュアップしていきました。今回のアイデアがアーバンデータチャレンジに出てくるかも!?
そして、最後に会場のご紹介!今回の会場はCode for Hiroshimaの共同代表を務める安彦さんがオーナーをしている「ハチドリ舎」というブックカフェでした。とっても素敵な場所なので、広島に行った際は、ぜひお立ち寄りください♪
Code for Chiba
アツアツな8月でしたね。
モーレツな暑さに見舞われた8月、Code for Chibaもホットな毎日を過ごしました。「千葉市お祭りデータセンター」にアップしたお祭りが市内各地で催され、「ちば保育園マップ」の更新に向けて、データをクレンジングしたり、どうせデータを精査するならプログラムも手当しとこうよ。じゃ、タスクを切り分けるのでよろしく。などなどSlack上で昼夜の別なく打合せがサクサク進められました。で、しばらくすると、各々のメンバーが書き進めるCodeの進捗がSlackにアップされ、何がどうなっているのか、わかる人には一目瞭然な状態で共有されています(今、ここ)。そうしたアツアツな毎日のなかで、8月5日(土)のSHI TSU RAIには、ちょっと別格なアツさがありました。なにしろ、午前中にVirtuosoのハンズオンをドーン!ランチを挟んで午後にはRESASのワークショップをドーン!と連発したのですから。
Virtuosoのハンズオン、ドーン!
オープンデータは最低RDFじゃなくちゃね。それじゃVirtuosoをマスターしなくちゃね。と、志も高くトライしたハンズオンですが、けっこう難易度が高いことが判明しました(笑)。そもそもハンズオンとワークショップの決定的違いすら、よくわかっていない広報担当は、あっという間に周回遅れになりました。が、CfCを動かすエンジニアたちは、さすがでしたねぇ。ヴィルトゥオーソ(え?発音もういっかい)、トリプルストア(え?トリプルスコアじゃなくて)、SPARQL?クエリ言語?講師を努めてくださった新田清さんのやさしいお口から飛び出す、新しい単語に目を泳がせる「素人」を見捨てて、エンジニアたちはウムフム頷き、キーボードをパチパチ叩いてはニタニタ、ドヤ顔。すべてを理解できているふうです。ダウンロードしたVirtuosoをAWS上で起動し、SPARQLでRDFを呼び出すまでをサクサクこなしていました。頼もしいですねぇ。SPARQLをイジり、数年前まではイケてた千葉市のオープンデータポータルがゴボウ抜きにされている現状と京都市のオープンデータポータルがチョー進んでいる状況を目の当たりにして、ファイトを燃やすCfCなのでありました。
RESASのワークショップ、ドーン!
午前中のハンズオンで、すっかり凹んだ「素人」は、午後のワークショップから逃げ出したくなりました。が、このワークショップは、アーバンデータチャレンジ2017の一環とあってサボるわけにもいきません。しかも、RESASを開発した、床並展和さん直々の貴重なワークショップ。午前中の周回遅れを何事もなかったかのように、素知らぬ顔で参加してみると、天の助けか、ドヤ顔のCfCエンジニアよりも、フツーな人々のほうが多い。実際、だいぶ敷居が下がった感じで、床並さんが「統計のプロ以外の人に、統計データを気軽に使ってもらうために、データをビジュアル化し、統計を直感的に把握できるようにしたかった。」とおっしゃるだけあって、RESASは親しみやすい。地域の経済をビジュアルで分析できちゃうのも興味深い。ワークショップは、アイデアソンと進み「これこれこういう課題があるよね。それを解決するには、こうしたらいいかも。裏付ける統計データはどう?」なんてステップで、RESASでデータをまとめ、発表を行いました。確かに、情報は人に伝えてナンボの代物。RESASで視覚化されたデータによって裏付けされたプレゼンには、説得力があり共感しやすいことを実感しました。
Code for Chibaオープンデー@幕張BASE
Civic Tech Fun! Fun! Report!8月号〆切り目前の8月26日(土)!幕張BASEで、オープンデーを開催しました。普段のCfCは、稲毛のSHI TSU RAIをベースにシコシコ活動していますが、新しくオープンした幕張BASEのスペースを利用させてもらえることになり、メンバー全員、期待に胸を膨らませています。特に、子ども連れ大歓迎なので「パパはお仕事じゃないのに、土よう日、何やっているの?」なんて、なかなか返答しにくい、しかしながら重要な懸念を払拭するには、もってこいの場所です。しかも、むちゃくちゃ、おいしいビールが飲めるとあって、ステージでライブやっちゃおっか、マリカーでレースできそうじゃん、ドローン飛ばせたらおもしろいのにね、BBQやろうよ?とワクワクしています。肝心のCode for Chibaオープンデーは、月例会、プロジェクトとアクティビティの発表、もくもく会と大いに盛り上がり、お昼前から夕方頃まで、みんなと楽しい時間を共有できました。さて、どんな盛り上がりだったのか、詳しくは次号でご報告させていただきますので、お楽しみに。
<CfCの活動は、FBページをご覧ください>
https://www.facebook.com/codeforchiba/
<興味がありましたら、FBグループにご参加ください>
https://www.facebook.com/groups/654182694700156/
<メンバーになりたい方は、こちらをご参照ください>
http://www.code4chiba.org/membership.html
Code for Japan
今月はコーポレートフェローシップについてのご紹介!
コーポレートフェローシップとは、全国各地でのシビックテックを推移するために企業から人材を3ヶ月間派遣してもらうコード・フォー・ジャパン独自のプログラムです。企業から派遣された人材が自治体の職員として勤務しながら、地元の市民団体と共に地域の課題解決を行います。これまでコード・フォー・ジャパンでは各地のブリゲードと連携をしながら、22人のフェローを全国の自治体に派遣してきました。
そして、11月派遣開始のコーポレートフェローシップの募集が開始されました。
今回は最多の13自治体14テーマでの募集となりました!
募集テーマはこちら!
湯沢市:官民が連携したオープンデータの推進
会津若松市:効果的・効率的な雪対策の提案
南砺市:ポイント制度を組み入れたバーチャルコミュニティ形成支援事業
鯖江市:障がい者に寄り添うオープンデータ活用
千葉市:オープンデータ活用による防災対策
鎌倉市:オープンデータの整備と活用に関する業務
掛川市:市役所働き方改革推進に向けたICT利活用の支援
枚方市:オープンデータの推進と活用
京都市:地域課題解決等に資するオープンデータ活用の推進
神戸市1:バルセロナ市との連携国際ワークショップの作品制作者のサポート・メンタリング
神戸市2:スタートアップと市職員と協働した社会課題解決プログラムの実施等
三田市:業務改善や職員の意識変革による働き方改革の推進
宝塚市:エイジフレンドリーシティ宝塚推進のための情報基盤の構築
芦屋市:データ活用による健康づくり施策の推進
興味がある方はぜひinfo{@}code4japan.orgまでご連絡ください!
また、Code for Japanは今年度から地域情報化アドバイザーに団体として登録しています。各地の自治体や連携している団体に専門家派遣できますので、ぜひぜひよろしくお願いします!
さいごに
西谷さんがCode for Kobeの項でご紹介いただいた通り、Code for Japan Summit 2017まで一ヶ月を切っています!
この前、神戸での開催が決まったと思っていたら、あっという間に9月が迫っています。
セッションや会場の調整、法人パートナー集めにグラレコや内装などなど。Code for Japan Summitが充実した2日間になるようにスタッフ一同、頑張っています。
Code for Japan Summit自体もスタッフはもちろん、登壇者や参加者の皆さんと、ともにつくっていきたいと思っておりますので、参加を迷っている方もぜひご来場ください!
70名近いスタッフで皆さんをお待ちしております♪