AI英語教育APP「英語流利説」-YCがなぜ中国大陸で初採択したか?
YCが中国大陸で初採択した会社で、複数回セコイヤから資金調達し、さらにCシリーズで1億ドルを調達した「英語流利説」は、IRRを重視するVCと相性の悪いと言われる教育領域の会社で気になり、調査してみました。
・会社沿革
・資金調達歴
・直近の事業状況
・利用者状況
・サービス紹介
・参考ヒント
会社沿革
2012年9月設立、【英語流利説】リリース
2013年8月登録ユーザー100万達成
2014年6月Appleストアの体験用IphoneのデフォルトAPP
2014年6月登録ユーザー1000万達成
2015年12月登録ユーザー2500万達成
2016年7月【AI先生】リリース
2016年11月【IELTS流利説】リリース
2017年7月登録ユーザー4500万達成
資金調達歴
直近の事業状況
年間売上
約1億RMB≒16億円(企業版含まず)
ユーザー数
登録者数7000万人~
有料会員数60万人~ 175カ国
音声データ
6.1億分間データ保管(2017年7月まで)
利用者状況
属性
・男性:女性≒28:72
・社会人:学生≒76:24
地理的分布
・経済が発達な地域(GDPが高い)ほど、ユーザーが集中
勉強時間
・22時前後は、学習のPeak時間帯
・月曜日、火曜日の学習人数が一番多い
学習レベル
・Level3(8まで)のユーザーが一番多い→(中下)級学習者が多い
サービス紹介
参考ヒント
調査してみますと、類似製品よりは、以下のポイントが良いのではないかと考えていますが、創業者チームはGoogleにシニアの技術者であることを言い忘れた。そのため、根本的な優位性は音声認識の技術のレベルとなるかもしれませんが、2C向けサービスを始めとしたことには運営力が欠かせないと思っています。さてどこまでAIで英語教育に活用でき、学習行為を変えられるか、この企業の先行きを注目していきましょう。
表現
・娯楽性テーマ
・多様な形式
運営
・カスタマイズコースの設置
・プレミアムコースにおける機能別管理
・コミュニティ性質
技術
・AI精度
・最低限の人的関与