新潟に猫集まる

Tetsuji Ishii
CodeforCAT
Published in
3 min readDec 2, 2018

猫たちはとても活動的である。平日はバラバラの生活を送っているが、休日になるとシビックテックなおいしい匂いを嗅ぎつけて集まってくる。

さて、今年の9月22日から23日にかけてCode for Japan Summit 2018が新潟で行われた。シビックテックのにおいに敏感な猫たちは当然のように集まる。猫たちは距離という概念を知らないようだ。

お決まりの猫ポーズからはじまる(嘘)

いま猫たちの最大の関心事項としては、LINEボットを使った猫に関するノウハウを共有することである。猫たちはこれを「CatBot」と呼んでいる。そのCatBotをつくるため全国各地で「ライタソン」を開いており、このイベントもその一環である。誠に活動的である。

猫で体験するライタソン!データを市民協働で作る方法

まず猫たちは猫の「好きなところ」「困るところ」「おかしなところ」を付箋に書き出し、共有する。ほかの猫の書いた付箋をみては会話が弾む。

まずは普段感じている事を共有

その中からよくある質問として以下の4項目をテーマとしてグループに分かれ、自分たちの体験談や知っている事、知らないことを共有する。

・ごはん
・トイレ、ツメ、ヘルスケア
・習性
・トラブル

みんな真剣である。これはもちろん自分事であり、それを「ともに考え、ともにつくる」ことはシビックテックの神髄であるからだ。

猫たちの議論に花が咲く

グループで話した内容を一問一答形式にして書き出し、スマホを使って登録する。

問いと答えを付箋に書き出す

そうすると猫に関するノウハウが集まり、あっという間にCatBotが出来上がる。この猫たちはITスキルがかなり高め。一連の手順はこちらを参考にすると良い。

https://speakerdeck.com/mamix1116/mao-deti-yan-sururaitason-cofe-for-japan-summit-2018

今日一日の感想を共有する猫たち

みんなで集まり、自分のできることを共有して、真剣に話し合い、ふざけ合い、考える。勝手気ままな印象の強い猫たちだけど、どこよりも強く「地域猫の殺処分0」へ向けた取り組みを行っている。

イベントが終わると猫たちも我に返ったように、それぞれの住処に帰っていった。その帰り路は満足気で、そして、とても楽しそうだ。

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