Concordium 始動— 最初のステップ
はじめに
Concordiumの待望のリリースは、3年間の科学的な研究開発とテストを経て実現しました。Concordium財団は、2021年6月9日にConcordiumブロックチェーンの初期バージョンとそのMVPを発表した。
以下の行では、リリースについて、アジェンダ、GTU購入者がトークンを請求するための手順について説明します。また、理解を容易にするために、Q&Aセクションを追加しました。
Alpha Centauriリリース
メインネットのリリースは、Concordiumテストネットでの4回の成功を経て行われました。
リリースノートへのアクセスはこちらをクリックしてください。
アジェンダ
ローンチプログラムの主な日程は以下の通りです。
ジェネシス・ブロック — 2021年6月9日
Concordiumブロックチェーンの開始、ドキュメントの公開など
初期フェーズ — 2021年6月9日～2021年7月25日
初期フェーズでは、コードロジック、セキュリティ、運用展開など
トークンの配布と最初の上場イベント — 2021年7月26日
最初のロックアップは、リリーススケジュールに沿って公開
ジェネシス・ブロック
Concordium ジェネシス・ブロックは2021年6月1日に作成されましたが、Concordium ブロックチェーンは、2021年6月9日午前8時（CET）にスタートしました。
初期フェーズ
サービス開始後、Concordiumは、初期フェーズでネットワークを管理し、安全性と安定性を確保し、さらなるパフォーマンステストを実施します。
この初期フェーズでは、Concordium財団は、ネットワークのストレステストを行うためのノードを稼働させます。この段階では、外部のノードは稼働しません。Concordium財団が生成した報酬は、配布イベントにおいてGTUプレセールの購入者全員に均等に配布されます。
GTU購入者は、「手順」に記載されているように、初期フェーズでいくつかの重要なアクション・アイテムを実行します。この期間にConcordiumは、ネットワークの最終的な調整のために、重要なロジックの実行、セキュリティ監査、運用展開を行います。
使い方
プレセール段階でGTUトークンを購入したユーザーは、トークンを請求することができます。そのためには、いくつかのアクションを実行する必要があります。このガイドでは、Concordiumリファレンスウォレットを使ってGTUトークンを請求する方法を説明します。
Ledger Nano Sを手の届くところに置いておく必要のあるConcordium Desktop Walletの使用を強くお勧めします。
トークンを受け取るためには、以下の手順を踏む必要があります：
- Concordium Walletのダウンロード
- アイデンティティと初期アカウントの作成
- 追加アカウントの作成（必須ではないが推奨）
- 新しいアカウントのアドレスをConcordiumチームと共有する
ガイドとチュートリアル
Concordium Desktop Walletを使ったアイデンティティとアカウントの作成
このチュートリアルの全文はこちらをご覧ください。Ledgerのハードウェアが初期化されたら、次のステップを実行します：
- 「Accounts」に移動します。アイデンティティも初期アカウントもまだ持っていないというメッセージが表示されます。「Request new」を選択します。他のコンピュータを使用していて、すでに既存のアカウントを持っている場合は「既存のインポート」を選択します。
- アイデンティティの名前を入力し、次に初期アカウントの名前を入力します。「Continue」を選択します。
- アイデンティティ・プロバイダーを選択します。現在はNotabeneのみになります。
- まだLedgerハードウェアウォレットを接続していない場合は、Ledgerでピンコードを入力します。桁を選択のために上下の矢印の上にあるボタンを押して、両方のボタンを押して桁を選びます。暗証番号を入力したら、両方のボタンを押し、Concordiumと表示されたら、もう一度両方のボタンを押します。Ledgerが「Concordium is ready」と表示します。
- Desktop WalletでSubmitを選択すると、Ledger Nano S is readyと表示されます。
- 両方のボタンを押して、Ledgerの以下の項目のエクスポートを確認します。PRFキーのエクスポート、IdCredSecとPublic-keyのエクスポート右ボタンを押して、Ledger上のトランザクションを確認します。Ledger上の以下の情報がDesktop Wallet上の情報と同じ、Identity Credentials Public (IdCredPub)、Registration ID (RegId)、Verification Key、Threshold、であることを確認します。
- Ledgerに「Sign transaction」と表示されます。両方のボタンを押して、トランザクションに署名します。
- Desktop Wallet で、アイデンティティ検証情報を入力し、「Submit」を選択します。この情報は、アイデンティティ・プロバイダによって異なります。アイデンティティ・プロバイダは、ブロックチェーンにアイデンティティを送信します。ブロックチェーン上の確定したブロックに初期アカウントが作成されると、アイデンティティ・プロバイダーはIDを確かめ、確認後アイデンティティのConcordiumロゴの横に緑色のチェックマークが表示されます。
- 「Finished」を選択します。さらにアカウントを作成した場合は、名前の横に（identity）という文字が表示されることで、初期アカウントを認識することができます。
注意
アイデンティティとアカウントの作成が完了したら、Desktop Wallet内のすべてのアカウント、アイデンティティ、アドレスをエクスポートすることを強くお勧めします。こうすることで、データベースが破損した場合に備えてバックアップを取ることができます。
Concordium Desktop Walletを使ったアイデンティティとアカウント作成
このチュートリアルの全文はこちらです。
- 新規に初期アカウントとアイデンティティを作成するか、既にあるセットをインポートするかの選択が出てきます。初めてConcordium Desktop Walletを利用する場合は「I want to create my initial account to continue 」を選択してください。
- 次の画面では、初期アカウントとは何か、初期アカウントを取得するために完了しなければならない3つのステップと、あなたのIDが表示されます。つまり、初期アカウントとは、あなたが選んだアイデンティティ・プロバイダによってチェーンに提出されたアカウントであり、あなたがそのアカウントの所有者であることを知っているということになります。その後、あなたは自分でアカウントをチェーンに提出することができるようになります。つまり、これらのアカウントの所有者はあなたにしかわからないということです。
- 前述の3つのステップがあります：初期アカウントの命名｜アイデンティティの命名｜選択したアイデンティティ・プロバイダへの初期アカウントおよびアイデンティティのリクエスト
- 次のページでは、最初のステップとして、初期アカウントの名前を入力するよう促されます。続行を押すと次のページが表示され、そこで自分のアイデンティティに名前を付けることになります。これらの名前は自分だけが知っているものなので、多かれ少なかれ好きな名前をつけることができます（使用できる文字や記号にはいくつかの制約があります）。
以下の例では、初期アカウントを「Example Account 1」、アイデンティティを「Example Identity 1」と呼ぶことにします。前述のように、好きな名前を選ぶことができます。
- 「Continue to identity providers」を押すと、アイデンティティ・プロバイダを選択するページが表示されます。アイデンティティ・プロバイダーとは、あなたが誰であるかを確認し、チェーン上のアカウント作成に使用するアイデンティティ・オブジェクトを返す外部の第三者のことです。現在のところ、Notabeneが唯一の選択肢ですが、今後さらに追加される可能性があります。
- アイデンティティ・プロバイダのボタンを押すと、プロバイダのアイデンティティ発行フローに移動します。以下のようになります。
- アイデンティティ発行のフローを終えると、以下のような画面が表示されます。アイデンティティと初期アカウントの概要が表示されます。
- 選択した アイデンティティ・プロバイダによって、アイデンティティ・カードのレイアウトは若干異なる場合があります。Example Account 1は、IDであるExample Identity 1によって保持されていることがわかります。このプロセスで作成されたアカウントは、アプリ内で (Initial) と表示されるので、どのアカウントがアイデンティティ・プロバイダによってチェーンに提出された初期アカウントであるかがわかります。
- 「Finish」を押すと、「Accounts」画面が表示されます。この画面では、新しく作成された初期アカウントを確認することができます。これは、アイデンティティ・プロバイダがあなたの初期アカウントとアイデンティティの提出と作成にまだ取り組んでいることを意味します。また、画面下部の「Identities」をクリックすると、「Identities」画面に移動することができます。この画面では、新しく作成された ID が表示されますが、アイデンティティ・プロバイダがまだ完了していない場合には保留になっていることもあります。この画面では、新しく作成したアイデンティティが表示されます。
パブリック・アドレスのコミュニケーション
ConcordiumがあなたのGTUをあなたの口座に送金するためには、あなたのConcordiumの口座番号（GTUのパブリックアドレス）お知らせていただく必要があります。
2021年6月14日(月)から始まる週に、GTUの送金先となる口座番号をConcordiumに知らせいただくための具体的な手順を記載したパーソナルレターを添付したメールを別途お送りします。
その際、Concordiumは、あなたのメールアドレスが正しいかどうか、また、あなたからのご連絡であるかどうかを確認します。
重要
Concordiumからの口座番号の連絡があるまでは、口座番号に関する情報を提供しないようにしてください。
役に立つリンク
Concordiumを使い始めるために必要なリンクを以下に示します：
Q&A
プライベートセールで購入したトークンはいつ入手できますか？
プライベートセールイベントで購入したトークンは、最初の上場前に購入者のウォレットに分配されます。ジェネシスから最初の上場まで、購入者は上記のようにトークンを要求するための一連のアクションを完了する必要があります。このプロセスには約1ヶ月かかり、最初のGTUは遅くとも2021年7月26日までに購入者のウォレットに届くと予想しています。
トークンを入手するためには何が必要ですか？
ウォレットのいずれかをダウンロードし、初期アカウントを作成してアイデンティティを導入する必要があります。追加のアカウントを作成し、そのアカウントを使ってトークンを要求することを強くお勧めします。そして、上記のように、あなたのアカウントの公開アドレスを私たちのチームと共有する必要があります。
別のKYCに進む必要がありますか？
はい、Concordiumの全てのユーザーは、Concordiumで作成したアイデンティティ・オブジェクトをConcordiumアカウントにリンクさせる必要があります。そのためには、上記の指示に従ってください。そして、あなたの公開アドレスを私たちのチームに教えてください。
Concordiumは、初期段階で何をするのですか？
主に、多くのセキュリティテストを行い、GTU購入者が新たに作成したアカウントが記録と一致するかどうかを確認します。つまり、セキュリティテストを行い、トークンの配布に向けた準備段階に入ります。
なぜConcordiumはジェネシス・ブロックの割り当てをハードコーディングしないのですか？
それは、Concordiumの特徴の一つにアイデンティティ機能があるからです。ネットワークを利用し、トークンを取得するためには、Concordiumのアカウントにリンクされたアイデンティティ・オブジェクトを作成する必要があります。
ロックされたトークンは、自分のウォレットに表示されますか？
はい、表示されます。リリースされたトークンとロックされたトークンを確認することができます。
ロックされたトークンでベイクすることはできますか？
はい、できます。ご活用ください。
ローンチ時にステークスは可能ですか？
自分でベイカーを運用している場合は、トークンが配布された時点でGTUをステークできるようになります。
デリデーションは後日発表します。
上場はいつ頃になりますか？
初期段階の後、2021年7月26日頃です。
- Twitter 日本語：https://twitter.com/Concordium_JP
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