第4回:Cordaとは何か ~R3社について~

N.Kondo
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Aug 8, 2019 · 3 min read

本記事はCordaに関する全6回(予定・・・)のうち、第4回目です。

↓第3回記事

https://medium.com/corda-japan/%E7%AC%AC%EF%BC%93%E5%9B%9E-corda%E3%81%A8%E3%81%AF%E4%BD%95%E3%81%8B-corda%E3%81%AE%E8%A9%B3%E7%B4%B0-1b4687abf91e

Cordaを語る上でしばしば耳に入る「R3社」。

今回はそんな「R3社」について簡単な概要(本当に簡単)と設立から現在までの動きをまとめてみた。

R3とは何か

簡潔にまとめると・・・

・ブロックチェーン・プラットフォーム「Corda」を設計、開発する企業

・本社はニューヨークであり、他にロンドン、シンガポール、香港、日本(日本はSBIとの合弁会社)等にオフィスがある

2014年設立(若い!!)

R3の誕生から現在まで

2014年、当時バズワードになりつつあった「ブロックチェーン」の研究を開始するため8つの金融機関が集まり、R3はスタートした。

そして2015年9月、9つの金融機関が集まり、ブロックチェーンの金融への応用可能性を探る実証実験を開始した。

R3は当初、現在の「Corda」のような新しいブロックチェーンプラットフォームを作る予定はなかったとされており、Ethereumを活用したネットワークを構築するところから実証実験を開始した。その後、金融取引の要件を満たすブロックチェーンプラットフォームを見極めるため、当時存在した主要なプラットフォームを比較したものの、結論としてどのプラットフォームも金融取引の要件を満たさないといった結論に至った。金融取引に求められる要件とは一言でいうと「取引のプライバシー」であり、当時存在したプラットフォームはどれも参加者全員へのブロードキャストを前提とするものであったのだ。

そこでR3のメンバーである金融機関に所属する技術者たちは検討会を立ち上げ、金融機関が求めるプラットフォームを1から作り上げることを決議した。これが「Corda」開発のスタートである。

2015年12月にはR3のメンバーである金融機関は42社まで拡大した。

2016年8月には「Corda」のホワイトペーパーを公開、2016年11月に「Corda」のオープンソース化を行った。その後「Corda」のオープンソースの改善は続いており、2019年8月時点ではver4.1が最新である。

一方、商用利用のための非機能要件を備えた「Cordaエンタープライズ版」が2018年7月にリリースされ、以降、Cordaを本番環境で利用する事例が増えている。

所感

世界的、また最近では日本においてもブロックチェーンの商用利用の動きが活発になりつつある。そんな中、ブロックチェーンプラットフォーム「Corda」、またそれを設計・開発する「R3」の活躍に期待が膨らむばかりである。

Corda japan

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