Corda Enterprise 4.5リリース

Zhao sheng
Corda japan
Published in
Jun 26, 2020

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Corda Enterpriseの新しいバージョンである4.5がリリースされました。

パフォーマンス、データ復旧、運用性について更に改善が行われました。
ご参考になれば幸いです。
(リリースノートの原文はこちらから)

ここでは注目ポイントをまとめてみました。

新機能&機能の強化

パフォーマンスの向上

Corda Enterprise 4.5 の一部として、パフォーマンスの大幅な向上を導入しました。プラットフォームの複数の領域におけるレイテンシーが改善されました。

FinalityFlowとCollectSignaturesFlowの待ち時間を短縮しました。これは、バックチェーンの解析、署名の収集、ファイナライズされたトランザクションのピアへのブロードキャストなど、プラットフォームの様々な領域を並列化することで達成されました。

新しいflowフレームワークAPI(sendAll/sendAllMap)を導入しました。これまでflowは、各カウンターパーティに対して一度だけsend API を使用することで、複数のカウンターパーティにメッセージを送信することができるようになりました。

Corda Enterprise イメージ on DockerHub

公式の Corda Enterprise Docker イメージが DockerHubで直接利用できるようになりました。

さらに、新しいDockerイメージを利用し、選択したノードデータベースとしてPostgreSQLをデフォルトで使用するようにDockerformを更新しました。

新しいAzure Cloudテンプレート

クラウド環境での Corda のデプロイとテストを容易にするために、Microsoft の Azure クラウド コンピューティング プラットフォームを活用した新しいクラウド テンプレートを作成しました。テンプレートはAzureマーケットプレイスで利用可能で、以下のように使用できます。

  • 完全なCorda ネットワーク(Corda Enterprise Network Manager と 1 つ以上のノードを含む)を生成
  • 既存のネットワークに新しいCorda Enterpriseノードを追加

これらのテンプレートは、既存のネットワーク内でCorDappsを迅速にテストするための開発ツールとして、軽量且つターゲットを絞って設計されています。これらのテンプレートは、DockerとKubernetesを利用しており、ユーザーは自分のCorDappsをノードコンテナにバンドルすることで、セットアップを迅速に行うことができます。

上記の他、災害復旧のためのCollaborative Recovery CorDapps、スタンドアローンツールとしてのLedgerSync CorDapp、Notary 二重支払監査ツール、HA Notary readbackキューなど様々なアップデートがあります。

さらに詳しく知りたい皆様へ

Corda Enterprise 4.5の日本語リリースノートは以下のリンクに全訳掲載しております。ご覧いただければ幸いです。

最後までご覧いただき、ありがとうございます。
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