Corda4 デビュー(Release note抜粋)
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この記事はCorda4のRelease noteの一部抜粋翻訳です。https://docs.corda.net/release-notes.html
お待たせしました。9か月と1,500以上のcommitを経て、、、新しいソフトのリリースです!
本日(2019/2/22)Corda4をオープンソースコミュニティに提供できることを誇りに思います。長い時間がかかってしまいましたが、皆さんに待ったかいがあったと思っていただける事を私たちは確信しています。
前のリリースの際に約束した通り、Corda4は後方互換性を維持しています。Corda3において検証されたStatesとアプリは、引き続きCorda4でも使用可能です。
重要
“Upgrading apps to Corda 4”を読むことを強くお勧めします。こちらの資料はアップグレード作業の説明となっており、新しい機能の取り込みや、より安全で簡単なアップグレード作業の助けとなります。
付け加えるならば、データモデルのバージョンアップが、Cordaのコンセンサス方針の変更を伴うことに注意してください。この方針変更の良さを取り入れるためには、関係するすべてのビジネスネットワークのすべてのノードがアップグレードする必要があります。おそらく、Testnetのような場所のアップグレードは時間がかかるでしょう。皆さん、スケジュール検討の際にはこうした状況も考慮ください。
目次
- リリースノート
>開発者にとっての変更点
- 参照ステート(Reference states)
- 署名制約(Signature constraints)
- ステートへのポインタ(State pointers)
- テストネット構築ツール(New network builder tool)
- JPA(Java Persistance Architechture)参照(JPA access in flows and services)
- セキュリティの向上(Security upgrades)
- トランザクションにおけるネットワークパラメータ記録(Network parameters in transactions)
- RPCのアップグレード(RPC upgrades)
- DJVM(Deterministic Java VM)プレビュー(Preview of the deterministic DJVM)
- ユーザーによる制御が可能なflow responder(Configurable flow responders)
- 前提バージョン/最低保証バージョンの指定(Target/minimum versions)
- JDK/Kotlinのバージョンアップ(Dependency upgrades)
>管理者にとっての変更点
- 公式Dockerイメージ(Official Docker images)
- ネットワークパラメータの自動更新機能(Auto-acceptance for network parameters updates)
- エラーコード自動生成(Automatic error codes)
- コマンドラインパラメータの標準化(Standardisation of command line argument handling)
- エンタープライズ用機能であったLiquibaseのオープンソース化(Liquibase for database schema upgrades)
- 設定ファイルの事前検証機能の追加(Ability to pre-validate configuration files)
- ノータリークラスタの負荷コントロール機能(Flow control for notaries)
- ディフィーヘルマン(非楕円)暗号アルゴリズムの廃止(Retirement of non-elliptic Diffie-Hellman for TLS)
>その他の変更
近いうちに、各項目の内容を記載する予定です。