SBI R3 Japan、第5回Tokyo Corda Meetup開催
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SBI R3 Japan は、6月4日、Tokyo Corda Meetup を開催いたしました。
○日時:2019年6月4日(水)
○会場:Neutrino Tokyo
東京都渋谷区桜丘町12–10 住友不動産渋谷インフォスアネックス1階
○参加費:無料
本イベントは、エンタープライズ向けブロックチェーンプラットフォーム「Corda」の普及や、ブロックチェーン技術者・開発者のコミュニティ育成を目的としています。
第5回となる今回のMeetupでは、ビジネスセッション、テクノロジーセッション、懇親会の三部構成となり、約60名の参加者にお越しいただきました。
ビジネスセッションでは、弊社の山田より、
○エンタープライズの世界でブロックチェーン(分散台帳技術)が注目される理由とは?
○三井住友銀行が推進するMarco Poloプロジェクトとは?
○Cordaを取り巻くグローバルな事例やトレンド(日本の信用をどう活かすか?)
をテーマにプレゼンテーションを行いました。
1つ目のテーマでは、企業の業務改善の歴史に触れ、社外との情報共有を簡単に実現するために、ブロックチェーン技術が注目されている旨を説明いたしました。
2つ目のテーマでは、2019年内での商用化を控えるCordaを活用した事例の1つとして、「Marco Polo プロジェクト」について説明いたしました。「Marco Polo プロジェクト」は、貿易金融をテーマとしており、Cordaの活用が、既存の業務フローの中で、どのような業務改善につながるかを説明いたしました。
3つ目のテーマでは、現在のトレンドとなっている、サプライチェーンマネジメントの領域でのブロックチェーン技術の活用について、説明いたしました。ブロックチェーンを活用したサプライチェーンの仕組みを構築することで、「Made in Japan」製品の信用を保持しながら、世界へ輸出することが出来る等、ブロックチェーンとサプライチェーンの親和性の高さについて説明いたしました。
1つ目のテーマについては、内容を公開しておりますので、ぜひご覧下さい。
テクノロジーセッションでは、弊社の生永より、
○ブロックチェーンプラットフォームの技術比較について
をテーマにプレゼンテーションを行いました。
1つ目のテーマでは、Cordaが誕生した背景とともに、Bitcoinとのデータモデルの違いについて説明いたしました。
2つ目のテーマでは、ブロックチェーンプラットフォームを比較する上で必要な軸について、各要素の説明をいたしました。その上で、導入検討を行う際には、ブロックチェーン特有の要素に惑わされず、当たり前の技術比較を行う必要がある旨を説明いたしました。
3つ目のテーマでは、エンタープライズ向けの3大ブロックチェーンプラットフォームである「Corda」「HyperLedger Fabric」「Quorum」の仕様・性能比較について説明いたしました。
こちらも1つ目、2つ目のテーマについては、内容を公開しておりますので、ぜひご覧下さい。(上記テーマを記事にリンク)
セッション後の懇親会では、弊社社員を交え、参加者の皆様と、ブロックチェーンやCordaについて等の話で盛り上がり、
「今度は、Cordaのプラットフォームに実際にふれてみたい。」
「自社業務の中での、具体的な活用方法について検討したい。」
といった感想を皆様からいただきました。
SBI R3 Japanでは、引き続きエンタープライズ向けブロックチェーンプラットフォーム「Corda」に関するイベントを開催予定です。
是非ご参加いただければと思います。
「Corda」について
Cordaは企業間取引での利用に特化したブロックチェーンプラットフォームです。世界で300社を超える金融機関、規制当局、中央銀行、業界団体、システム・インテグレーターやソフトウェアベンダにより構成されるR3エコシステムにより、エンドユーザー目線で設計・開発されています。 エンドユーザーである金融機関が主導し開発されたため、ベンダーロックインを排除した設計思想をもっています。
https://sbir3japan.co.jp/product.html
「SBI R3 Japan」について
SBI R3 JapanはSBIホールディングスを筆頭株主とするR3社との合弁企業です。 日本におけるCordaライセンス提供および導入支援、それらに関連する企画立案等を行います。 またR3の海外拠点やCordaパートナーとの連携支援も行います。
https://sbir3japan.co.jp/about.html